Paper Rex (APAC1位) – 「VCT Masters レイキャビク2022」出場チーム紹介⑨

2022年最初の世界王者を決めるVALORANT国際大会「VCT 2022: Masters Stage 1 -Reykjavík」が4月10日-24日に行われます。
当サイトではMastersに出場する全チームの紹介を行っていきます。今回はAPAC1位通過、「Paper Rex」です。本稿が大会観戦を楽しむために役立てれば幸いです。
チーム紹介
日本のプレイヤーには「ランクマッチのリーダーボードトップに常にいる存在」というイメージもありそうな「Paper Rex」。昨年は「Masters:Berlin」のみ出場するも、「Vision Strikers」(現DRX)・「SuperMassive Blaze」に敗れ、2連敗でグループステージ敗退。Championsへの進出を賭けたLCQでは「Northeption」・「DAMWON Gaming」に敗れて5-6thに終わりました。しかし、この結果はエースのf0rsakeN選手がサポート役に回ってのもの。今シーズンから同選手がジェットに戻るとチームは快進撃を続け、APAC予選を無敗で駆け抜けました。躍進を続けるAPACの1位として、世界大会初勝利からの躍進が期待されます。
チームの特徴
このチーム最大の特徴は非常に速い展開でアグレッシブにプレイし、主導権を握り続けることにあります。たとえばグランドファイナルでは攻めスタートのスプリットにおいて開始10秒でBタワーを確保し、即座に相手側スポーンへ駆けていきました。BANの多いアセントとフラクチャーを除いて2デュエリストを採用する同チームが自分たちの強みを押し付ければ…非常に面白いこととなりそうです。
また同チームは構成も独特なことで知られています。フラクチャーでネオン、ヘイヴンでレイズを採用しているほか、大会参加チームで唯一ヨルを採用 (バインド) しています。日本出身エージェントの世界大会初お披露目はなるでしょうか。
ラインナップ
- 🇸🇬 Benkai
- 🇸🇬 Jinggg
- 🇮🇩 f0rsakeN
- 🇮🇩 mindfreak
- 🇲🇾 d4v41
- 🇫🇷 alecks (coach)
戦績
MY/SG Challengers
Group Stage(省略)
Playoffs
Madness Esports:○2-0
KPMOONIBLM9:○2-0
No Namers:○2-0
BLEED:○3-0
VCT APAC Challengers Playoffs
Group Stage
Fancy United Esports:○2-0
Persija Esports:○2-1
Knockouts
South Build Esports:○2-0
XERXIA Esports:○2-0
BLEED:○2-0
XERXIA Esports:○3-2
ピストルラウンド:38-20 (.655)
OT突入時勝率:2-1 (.667)
マップごとの傾向
マップ別戦績
Ascent | Bind | Haven | Icebox | Split | Breeze | Fracture |
3-0 | 1-0 | 8-0 | 6-0 | 4-1 | 1-2 | 3-0 |
マップ選択とBAN
BAN優先度:①アセント
PICK優先度:①スプリット
構成(パッチ4.04ver)
Benkai | Jinggg | f0rsakeN | mindfreak | d4v41 | |
---|---|---|---|---|---|
Ascent | ー | ー | ー | ー | ー |
Haven | サイファー | レイズ | ジェット | オーメン | スカイ |
Icebox | ソーヴァ | レイナ | ジェット | ヴァイパー | セージ |
Bind | ブリーチ | レイズ | ヨル | ブリムストーン | スカイ |
Split | サイファー | レイズ | ジェット | オーメン | セージ |
Breeze | ソーヴァ | レイナ | ジェット | ヴァイパー | チェンバー |
Fracture | ブリーチ | セージ | ネオン | ヴァイパー | チェンバー |
※ヘイヴンでは今大会、8戦で8通りの構成を試している。Benkai・f0rsakeN・mindfreak選手は常に同じ。Jinggg選手とd4v41選手の組み合わせはそれぞれ、(レイナ・ソーヴァ、レイナ・スカイ、セージ・スカイ)アイスボックスは最終戦以外Jinggg選手セージ、d4v41選手チェンバー。ブリーズは最終戦以外Jinggg選手KAY/O。
注目プレイヤー:f0rsakeN

弱冠18歳ながら、世界に通用するデュエリスト使いとしてその才能を広く認められているf0rsakeN選手。今回のAPAC予選ではジェット・ネオン・ヨルを使用。ジェットではオペレーターを所持していても積極的な詰めを見せ、絶妙なタイミングでの前ブリンクも光りました。ネオンでは高い練度を見せ、リレーボルトを用いたセットアップは同チームの戦術とかなりマッチしているようです。世界大会でもその独創性あふれるプレイに期待が高まります。
▼「XERXIA」戦で見せた、f0rsakeN選手ネオンからの見事な連係プレー
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コメント
コメント一覧 (2件)
DRX戦はPRXにとってはベルリンのリベンジじゃん!
バインドに俺がいる