
2025年最初の世界大会「VCT 2025 Masters Bangkok」が2月20日より開幕します。
当サイトでは、Mastersに出場する全チームの紹介を行っていきます。続いてはCHINA1位「EDward Gaming」です。本稿が大会観戦を楽しむために役立てば幸いです。

VCT 2025 CHINA KICK-OFF

EDGは2023年に「Masters Tokyo」とChampionsで5-6位に入り、一気に競技シーンでの存在感を高めていました。しかし昨年は地元開催の「Masters Shanghai」で1マップも取得できずに敗退するなど、苦しんだ時期が長かった印象です。
しかしコーチのAfteR氏を解任、Haodong選手をS1Mon選手と入れ替え、新たなIGLにnobody選手という体制に変更するとチームは一気に蘇りました。プレイオフではTeam Heretics / LEVIATAN / Sentinelsといった強敵を接戦の末に破り、中国初となるChampionsのタイトルを獲得しています。
しかしオフシーズン大会では「Radiant Asia Invitational」でグループステージ敗退、「Superb Cup」では明らかに本来の構成を使用しないなど、やや状態が不安視されたなかで今シーズン開幕を迎えました。実際にKickoff序盤は調子が上がらず、TEに大敗してXLGにもかなり苦しめられています。
しかしZmjjKK選手いわく「昔どうやって勝っていたのか思い出した」ことで、チームはXLG戦から次のDRG戦にかけて32ラウンド連続取得の世界記録を樹立。そのままLowerを破竹の勢いで勝ち上がり、最後はTEにリベンジを果たして国内9連覇を達成しています。

大エースZmjjKK選手とそれを支えるSmoggy選手に加え、GFではnobody選手が87キル58デスとチームを牽引しました。”ここぞ”というところでは圧倒的な勝負強さを持っているうえ、不利状況でも積極的に仕掛けてくるのが持ち味の一つです。特定のBANマップを持たず、柔軟に相手の弱点を衝けそうなのも評価できます。FNC以来の世界大会連覇を達成し、”一強体制”を築くことはできるでしょうか。
| Haven | Split | Bind | Fracture | Lotus | Pearl | Abyss |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3-0 | 1-0 | 2-1 | 2-0 | 1-3 | 2-0 | 1-0 |
| マップ | 攻撃ラウンド勝率 | 防衛ラウンド勝率 |
|---|---|---|
| Haven | 97% | 64% |
| Split | 67% | 58% |
| Bind | 44% | 50% |
| Fracture | 80% | 61% |
| Lotus | 48% | 47% |
| Pearl | 52% | 61% |
| Abyss | 67% | 40% |
| マップ | ZmjjKK | nobody | S1Mon | CHICHOO | Smoggy |
|---|---|---|---|---|---|
| Haven | ジェット | ソーヴァ | ブリーチ | サイファー | オーメン |
| Split | レイズ | スカイ | テホ | ヴァイパー | オーメン |
| Bind | レイズ | テホ | KAY/O | ヴァイス | ブリムストーン |
| Fracture | ネオン | フェイド | ブリーチ | キルジョイ | ブリムストーン |
| Lotus | ネオン | ソーヴァ | ブリーチ | オーメン | クローヴ |
| Pearl | ネオン | ソーヴァ | KAY/O | サイファー | アストラ |
| Abyss | ジェット | ソーヴァ | KAY/O | アストラ | オーメン |
| Player | Agent | ACS | K/D | KAST |
|---|---|---|---|---|
| ZmjjKK | ![]() | 270.4 | 1.27 | – |
| nobody | ![]() | 205.9 | 1.20 | – |
| S1Mon | ![]() | 151.4 | 0.84 | – |
| CHICHOO | ![]() | 209.3 | 1.18 | – |
| Smoggy | ![]() | 212.2 | 1.21 | – |
※中国リージョンはKASTのデータ無し
競技シーンが6年目を迎え、これまで全12回の世界大会が開かれてきたVALORANTですが、世界大会の連覇はわずか1例(2023年LOCK//INとMasters TokyoのFNATIC)のみとなっています。複数回優勝したチームをみても、Sentinelsを加えるのみとなっています。
今回のEDGはVALORANT史上初めてとなる、シーズンを跨いでの連覇が期待されます。2022年王者のLOUD、23年のEvil Geniusesはいずれもシーズン終了後に複数名がロスターを離脱したこともあり、この偉業に挑戦するのは2021年のLOUD以来です。おそらく対策もかなりされるなかで、どこまで上回っていくことができるでしょうか。
今回のKickoffにおける勝ち上がりを見ても、EDGがスロースターター気味であることは否定できないでしょう。Championsのグループステージでも、一度はG2 Esportsに敗れています。スイッチが入ると無類の強さを誇るだけに、最初から100%の力を発揮できるかが気になるところです。
特に今回のMastersは全8チームと精鋭揃いで、一度敗れると日程的にも難しくなっています。国内でこそLowerで+αが出てくるうえ、「最終的には優勝する」という雰囲気を漂わせるチームですが、連覇というプレッシャーに打ち勝って勝ち進むことはできるでしょうか。



