VALORANT パッチノート 11.00:ウェイレイ強化を含む全体的なエージェントバランス調整を実施、新マップ「カロード」とバインドがマッププールに追加、パールとスプリットが除外、ランクリセットと振り分け戦後のランク降格幅を調整
6月24日、VALORANT パッチノート 11.00が公開されました。
パッチ11.00が配信されるSeason 2025 Act 4は、日本時間6月26日(木)より開幕します。今回のパッチでは、ウェイレイの強化を含む全体的なエージェントバランス調整が実施され、「アビリティー過多問題」の緩和を目的とした、アビリティーの影響を抑える内容となっています。
新マップ「カロード」が実装され、バインドとともにコンペティティブ・デスマッチのマッププールに追加され、代わりにパールとスプリットが除外されます。また、Act 4の開始に伴いランクリセットが実施され、振り分け戦後のランク降格幅がこれまでより小さくなるように調整。振り分け先の最高ランクも従来のアセンダント1からアセンダント3へ引き上げられています。
VALORANT パッチノート 11.00
エージェントのアップデート、新マップ「カロード」、マップのローテーション…他にも色々!
皆さん、こんにちは!アッシュです。今回は大型パッチのため、前置きなしに本題に入ろうと思います。それでは始めますよ!
要約
- エージェント
- エージェントのアビリティー調整 = ウェイレイ、レイナ、フェニックス、ネオン
- エージェントの明瞭性と一貫性の改善 = ブリーチ、ソーヴァ、クローヴ、キルジョイ、サイファー、オーメン、ブリムストーン
- マップ
- 新マップ = カロード
- 新モード = スイフトプレイでカロード限定のキューが5日間プレイ可能(プレイヤーの皆さんにマップに慣れてもらうため)
- コンペティティブとデスマッチ = バインドとカロードを追加、パールとスプリットを除外
- コンペティティブの最初の2週間、カロードでのRRの減少量が50%緩和。勝利時の獲得量は100%のまま(こちらも、 皆さんにマップに慣れてもらうことが目的です)
- コンペティティブ
- 今回のミッドシーズンのリセットでは、振り分け戦完了後のランク降格幅が小さくなる可能性があります。
- 振り分け先の最高ランクが、アセンダント1からアセンダント3になりました。
ほかにも、コンソールへの「Esports ハブ」追加などのアップデートが行われます。コーヒーを用意したらさっそく読み進めましょう!
全プラットフォーム
全体のアップデート
- 弱体化効果の明瞭性を向上させるため、敵に表示される抑制効果のビジュアルエフェクトが視認しやすくなるようアップデートを行いました
- スパイクを拾う際のUI/UXのアニメーションを新たに追加し、プレイヤーがスパイクを拾ったことがより分かりやすくなるようにしました。
エージェントアップデート
ウェイレイ
ウェイレイはリリースされてから急激な習熟曲線を描いており、プレイ数が増えるほど勝率が急上昇しています。とはいえ、彼女はすべてのスキル帯でまだ少し弱い状態です。今回の強化はウェイレイが「ライトスピード」直後に戦闘を行う能力を研ぎ澄まし、「リフラクト」を絡めたプレイを容易にして、彼女のフローとゲームプレイの操作感を向上させることが狙いです。「サチュレート」は他のアビリティーと比較して命中率が低くなっているので、300クレジットのコストを正当化するためにパワーを高めました。
- リフラクト
- 「リフラクト」がより速く、スムーズになり、合計移動時間が短縮
- 「リフラクト」の最小時間が短縮:0.5秒 >>> 0.35秒
- 「リフラクト」の最大時間が短縮:3秒 >>> 2秒
- 解除時間が短縮:1.0秒 >>> 0.8秒
- 再発動後の「リフラクト」の遅延が短縮:0.1秒 >>> 0.05秒
- 「リフラクト」がより速く、スムーズになり、合計移動時間が短縮
- ライトスピード
- 解除時の遅延が短縮:0.8秒 >>> 0.6秒
- サチュレート
- 爆発前の起爆時間が短縮:0.75秒 >>> 0.6秒
- サイズが増加:合計サイズ10m >>> 合計サイズ12m
アビリティーの強さの一貫性を調整し続ける中で、何人かのエージェントに小規模な変更を行う余地が生じました。これにより、カウンタープレイのチャンスや、素早くフラッシュを避けて対応するといった逆転の瞬間がこれまで以上に生まれやすくなります。
レイナ
「リーア」は他の破壊可能な多くのオブジェクトと比べて耐久力が高く、特に形成された後にきちんとダメージが入っているかどうかが明確ではありませんでした。
- リーア
- HPが低下:100 >> 80
- 弾が「リーア」に命中した際に、それを伝えるフィードバックのサウンドとビジュアルが追加されました。
また、ネオンの「リレーボルト」とフェニックスの「カーブボール」に調整を行い、カウンタープレイの余地をさらに増やしました。これらのアビリティーは本来、戦闘上の大きな優位を作り出すことを意図したものですが、発動があまりにも速いため、相手が対応する猶予がほとんどありませんでした。今回の変更は、相手に対する予測や位置取りの重要性を維持しながらも、状況ごとの対抗手段を増やすことが狙いです。
- ネオン
- 「リレーボルト」の起爆時間が延長:0.8秒 >>> 1.0秒
- フェニックス
- 「カーブボール」の起爆時間が延長:0.5秒 >>> 0.6秒
明瞭性と一貫性に関するアップデート
以下の変更はネオンの「オーバードライブ」のビジュアルエフェクトやデッドロックの「バリアメッシュ」の体力に関するアップデートと同様に、ゲームプレイの一貫性と戦闘の明瞭性を高める継続的な取り組みの一環です。
- ブリーチ
- アフターショック
- 予備動作および爆発時のビジュアルエフェクトがやや早く終了するようになり、プレイ中に視界を遮る時間が短縮されました
- アフターショック
- ソーヴァ
- リコンボルト
- 「リコンボルト」の飛翔物のループサウンドの音量を上げ、空中を移動する矢の音を改善して、追跡しやすくしました
- サウンドの優先順位と減衰を調整し、複数のサウンドが存在する状況でも矢の音を聞き分けやすくしました
- サウンド技術をアップデートして、矢の軌道、着弾点、可視範囲を分かりやすくしました。
- オウルドローン
- ソーヴァのドローンに発見された敵には、軽い警告音のループが聞こえるようになりました。
- ドローンに弾が命中したことを伝えるフィードバックサウンドが追加されました
- リコンボルト
- クローヴ
- ピック・ミー・アップ
- 「ピック・ミー・アップ」のビジュアルがアップデートされ、クローヴのスピードブーストが有効であることが表示されるようになりました
- ピック・ミー・アップ
- キルジョイ
- ロックダウン
- 「ロックダウン」の拘束パルスのディレイ:0.5秒 >>> 0.15秒
- この新たな挙動に合わせて「ロックダウン」のビジュアルエフェクトがアップデートされました
- 「ロックダウン」の拘束パルスのディレイ:0.5秒 >>> 0.15秒
- ロックダウン
- サイファー
- スパイカメラ
- 「スパイカメラ」のダーツのビジュアルがアップデートされ、ダーツの向かう方向が分かりやすくなりました
- スパイカメラ
- オーメン
- 他のドームスモーク系コントローラーはいずれもスモーク使用中に自分の位置を晒さないため、オーメンにのみ有効なこのカウンタープレイを削除しました。
- 「ダークカヴァー」使用時、敵に対して半径12.5メートル以内で再生されていた三人称視点のサウンドが再生されなくなりました。このサウンドは今後も味方には聞こえます。
- ブリムストーン
- 「スカイスモーク」が半径12.5メートル以内の味方に対し、使用時のサウンドを再生するようになりました
マップアップデート
- 新マップ:カロード
- 中世の要塞を舞台に、多層構造の防衛ラインと戦略性を備えた5v5のスパイクモード用マップです。レディアナイトの嵐によって形成された塩の結晶に覆われたこの要塞では、対照的な城の防衛設備と村の建造物を駆け巡り、高低差のあるマップで戦うことになります。
- 「カロード」は3レーン、2サイトの構成です。
- マッププールのアップデート
- バインドとカロードをコンペティティブとデスマッチのキューに追加。
- パールとスプリットをコンペティティブおよびデスマッチのキューから除外。
- カロードはPremier、アンレート、スイフトプレイ、スパイクラッシュ、エスカレーションでもプレイ可能です。
モードのアップデート
- カロードキュー
- カロード限定キューが5日間利用可能になります。
- カロード限定マッチではスイフトプレイモードのフォーマットが利用されます。
- エスカレーション
- 5日間のカロード限定キューの期間中はエスカレーションが一時的に無効化されます。
- パッチ10.09で発生したスポーンに関する問題が修正されたため、デスマッチおよびエスカレーションのゲームモードでアイスボックスがプレイ可能になりました。
コンペティティブのアップデート
- ランクガンバディーが登場!
- 本日からAct IVがスタートするため、プレイヤーには本パッチでランクバディーが贈られます。受け取れるランクガンバディーは、Season 2025の最初の3つのAct中に到達した最高ランクに応じたものとなります。
- 「カロード」のローンチイベント
- 本パッチの初日に「カロード」がコンペティティブキューでプレイ可能になります!
- 「カロード」では最初の2週間はRRの減少量が50%緩和されます。勝利した場合は100%のRRを受け取れますのでご安心ください。
- ランクリセットに関して一部調整を行いました。コンペティティブに復帰してどこからスタートかを確認しましょう!
- 今回のミッドシーズンのリセットでは、振り分け戦完了後のランク降格幅が小さくなる可能性があります。
- 振り分け先の最高ランクがアセンダント3に変更されました。
不具合修正
- 一般
- ゲームプレイの弱体化効果時間を越えて、ビジュアルエフェクトが対象に残ることがあった、あらゆる弱体化に関する不具合を修正
- テホの「ステルスドローン」やフェイドの「プラウラー」などの破壊可能な設置物によって、バインドにあるテレポーターの扉を開放状態にできていた不具合を修正
- エージェント
- KAY/O
- KAY/Oのアルティメットで、相手に抑制状態の表示が適用されないことがあった不具合を修正
- レイズ
- レイズの「ペイント弾」のビジュアルエフェクトが複数のラウンドにわたって消えずに残っていた不具合を修正
- オーメン
- 「ダークカヴァー」のアビリティー構え動作中に「シュラウドステップ」を連打した場合、「ダークカヴァー」使用中に設置位置指定時の視界が正しく表示されない場合があった不具合を修正
- スカイ
- アビリティーツールチップの間隔のずれを修正
- サイファー
- アビリティーツールチップの間隔のずれを修正
- ブリーチ
- ブリーチの「フォールトライン」が特定のチャージレベルにおいて、高さの異なる場所の周辺にいる対象に対して、稀に弱体効果を付与できないことがあった不具合を修正
- アストラ
- アストラル界で切断および再接続を行うと、プレイヤーがアストラル界にいないにもかかわらず、アストラル界の表示がラウンド終了まで残り続けていた不具合を修正
- KAY/O
PCのみ
PREMIERのアップデート
Stage V25A4へようこそ!Premierに参加して、新たなチームの証を手に入れましょう!
- チームに参加後すぐに、ソーシャルホバーカードに自分のPremierチーム名、振り分けられたディビジョン、チームの現在のPremierスコアが表示されるようになりました。
- チームでウィークリーマッチを2試合(またはプレイオフマッチを1試合)プレイすれば、チームタグとプレーティングを獲得できます。
- チームタグは、ソーシャルパネル、ロビー内、試合中(キルフィードなど)、コンペティティブのリーダーボードといった、クライアントの様々な場所に表示されます。
- プレーティングは、ソーシャルパネル、ロビー、インゲームのプレイヤーカードに表示されます。
- プレイオフに進出することでプレーティングを進化させることができます。さらに、プレイオフで勝利を収めるとチャンピオンオーラがアンロックされます。チャンピオンオーラは、プレイオフ勝利後からAct終了まで持続する新たなプレイヤーカードエフェクトです。
- 入手可能なものについてはすべて、Premierハブの新しくなった報酬タブから確認できます。
プレイヤーの行動に関するアップデート
- Premierハブの順位と対戦履歴、および試合終了画面から、不適切なPremierチーム名を報告できるようになりました。
- 自分のチーム名が不適切とみなされた場合、名称変更を求められることがあります。
- 不適切なチーム名を繰り返し選んだ場合、Premierへの参加禁止措置が講じられますのでご注意ください。
コンソールのみ
Eスポーツ関連機能
- 「Esports ハブ」がコンソール版に登場します!
- VCTの年間サイクルの現在地を簡潔に把握できる概要ページをご覧ください。7月12日に開幕するインターナショナルリーグ Stage 2のトーナメント表をチェックして、対戦の行方を追いましょう。また、VCTに出場するチームや選手の情報もぜひご覧ください!
関連リンク:VALORANT パッチノート 11.00
コメント
コメント一覧 (3件)
こんな微調整でアビリティ過多問題が緩和されるとは思えん
リーアの弱体化、実質ヴァンダルの強化になってるの終わってるわ。
リーアはファントム2発でも壊れるようにしろよ