
2024年初の世界大会「VCT 2024 Masters Madrid」が日本時間3月15日0時より開幕します。
当サイトでは、Mastersに出場する全チームの紹介を行っていきます。続いてはCHINA1位「EDward Gaming」です。本稿が大会観戦を楽しむために役立てば幸いです。

VCT 2024 KICK-OFF

2022年あたりから、東アジアを中心に実力を高く評価されてきたEDG。昨年はMasters Tokyoで中国勢初のグループステージ突破、Championsでも5-6位に入るなど飛躍の1年になりました。
一方でChampions終了後も多くの大会に出場、年間では50試合以上をこなした影響もあり、昨年末にはチーム全体が疲労困憊で、燃え尽き症候群の懸念も指摘されていました。国内大会こそ全て制したものの、「AfreecaTV League」では本来のパフォーマンスを発揮できず、グループステージで姿を消しています。
休養期間も短いことから十分にリフレッシュできたかが気になりましたが、結果的には3戦全勝で国内大会6連覇を達成しています。初戦で1マップ落とすなど接戦が多くなったものの、追いつめられると全員が互いを鼓舞しあいながら粘り強く戦う姿に、王者としてのプライドを感じました。
昨年からメンバーは変わらないものの、間違いなく中国の理論値を揃えているEDG。他チームを見ていても判断の速さで一歩抜きんでている印象があり、5人全員に爆発力があります。今年もリージョンの代表として、どこまで戦えるでしょうか。
| Ascent | Lotus | Split | Bind | Breeze | Sunset | Icebox |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1-1 | 0-0 | 1-0 | 2-0 | 2-0 | 1-0 | 0-1 |
| マップ | 攻撃ラウンド勝率 | 防衛ラウンド勝率 |
|---|---|---|
| Ascent | 46% | 52% |
| Lotus | – | – |
| Split | 58% | 86% |
| Bind | 61% | 63% |
| Breeze | 44% | 64% |
| Sunset | 62% | 46% |
| Icebox | 50% | 22% |
| マップ | ZmjjKK | Smoggy | nobody | CHICHOO | Haodong |
|---|---|---|---|---|---|
| Ascent | ジェット | ブリーチ | ソーヴァ | ヴァイパー | オーメン |
| Lotus | – | – | – | – | – |
| Split | レイズ | ブリーチ | スカイ | ヴァイパー | オーメン |
| Bind | KAY/O | レイズ | ソーヴァ | サイファー | ブリムストーン |
| Breeze | ジェット | KAY/O | ソーヴァ | サイファー | ヴァイパー |
| Sunset | レイズ | KAY/O | ソーヴァ | サイファー | オーメン |
| Icebox | ジェット | KAY/O | ソーヴァ | キルジョイ | ヴァイパー |
| Player | Agent | ACS | K/D | KAST |
|---|---|---|---|---|
| ZmjjKK | ![]() | 267.8 | 1.15 | – |
| Smoggy | ![]() | 188.2 | 0.99 | – |
| nobody | ![]() | 213.2 | 1.09 | – |
| CHICHOO | ![]() | 211.9 | 1.11 | – |
| Haodong | ![]() | 151.7 | 0.79 | – |
※KAST = キル・アシスト・生存 (Survive)・トレードを行ったラウンド数 / 全体のラウンド数
※中国の詳細データは公開されず
EDGの強みとして一番に挙げられるのが、ZmjjKK選手のオペレーターです。昨年のMastersではアタッカーサイドでも積極的に使用し、本人の評価を大きく引き上げるとともにチームの武器となっていました。

しかし、Championsでは相手の対策が進んでいました。具体的な数字を見ると、FKPR(First Kill Per Round=1ラウンドにどの程度ファーストキルを取るか)の値はMasters Tokyoで0.24に対し、Championsでは0.14に下がりました。ZmjjKK選手がファーストキルを取得する確率は10%下がったことになります。そのうえで、同選手のFDPRはわずかに上昇しました。
オペレーター対策の要となっていたスカイが大幅にナーフされ、またメタの探り合いが行われている現環境。ZmjjKK選手対策を各チームがどうするのか、それに対しEDGがどう対応するのかが気になります。
EDGは初戦で強豪「Paper Rex」と対戦することになりました。どちらもアジアのトップチームとして高く評価されていますが、EDGはこれまで3度世界大会でPRXと対戦しながら、一度も勝利したことがありません。
これまで世界大会の最高成績が5-6位のEDGにとって、スイスステージを突破すれば最高順位の更新となります。まずは宿敵を打ち破り、勢いに乗っていきたいところです。PRXもJinggg選手の離脱で昨年からのパワーダウンは否めないところで、ここでリベンジできるかが一つカギになってくるでしょう。




