日本で初めて行われるVALORANT国際大会「VCT 2023 Masters Tokyo」が6月11日-25日に開催されます。
当サイトでは、Mastersに出場する全チームの紹介を行っていきます。今回はAmericas1位「LOUD」です。本稿が大会観戦を楽しむために役立てれば幸いです。


リーグ戦(8勝1敗・1位)
Playoffs
昨シーズンは「Masters Reykjavík」で2位、Championsで優勝と輝かしい結果を残したLOUD。しかしチームの核となっていたSacy選手、世界最高峰のコントローラーpANcada選手が「Sentinels」に移籍し、戦力ダウンは免れないと思われていました。
しかし、平均年齢19.8歳と若返ったチームは地元開催のLOCK//INで変わらぬ強さを示しました。NRG / DRXといった強豪チームに競り勝ち、FNCとのGrand Finalでは0-2から追いつく粘りを見せます。最終マップではまさかの逆転負けを喫したものの、新チームでの2位は上々の結果と言えるでしょう。
その勢いのまま、Americasのリーグ戦では8勝1敗で1位通過。一方でNRGにはストレートで敗れたほか、勝った試合でもフルセットとなることが多く、状態を不安視する声も聞かれました。しかしPlayoffsでは危なげないパフォーマンスを見せ、GFではsaadhak選手に代わりLess選手がIGLを担当する余裕を見せつつの優勝となりました。
チームの強みとしては、やはりアセント / ヘイヴンの安定感でしょう。BANされることの少ないスタンダードなマップで合計12勝1敗という成績は、大きなアドバンテージになります。パールは負け越していますが、Americasは同マップのレベルが非常に高いため、そこまで問題になりません。リーグの初戦で負けて以来封印しているロータスが仕上がっていれば、隙がないと言えます。
チームを引っ張るのはエースのaspas選手。エントリーで死に役になりがちなデュエリストを担当しながらK/Dはリーグトップの1.47を記録し、KPR(1ラウンドあたりのキル数)は0.91とこちらも1位になっています。aspas選手を支えるサポート陣も充実し、cauanzin選手のスカイとLess選手のキルジョイ / ヴァイパーは現在の2カーテンメタにマッチしています。
「Masters Tokyo」においてAmericas勢のNRG / EGはどちらも勝者側でプレイオフに進出。世界最高リージョンと名高いリーグから、真打がついに登場となります。2度目の世界大会制覇はなるでしょうか。
| Ascent | Haven | Fracture | Pearl | Split | Lotus | Bind |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7-1 | 5-0 | 1-0 | 2-3 | 4-3 | 0-1 | 2-0 |
| マップ | aspas | cauanzin | saadhak | Less | tuyz |
|---|---|---|---|---|---|
| Ascent | ジェット | ソーヴァ | KAY/O | キルジョイ | オーメン |
| Haven | ジェット | スカイ | ヴァイパー | キルジョイ | ハーバー |
| Fracture | ネオン | ブリーチ | KAY/O | ヴァイパー | オーメン |
| Pearl | ジェット | スカイ | キルジョイ | ヴァイパー | ハーバー |
| Split | ジェット | スカイ | レイズ | ヴァイパー | アストラ |
| Lotus | ジェット | スカイ | ゲッコー | ヴァイパー | ハーバー |
| Bind | レイズ | スカイ | チェンバー | ヴァイパー | ブリムストーン |
| 年齢 | 平均ACS | K/D | KAST% |
|---|---|---|---|
| 26 | 198.1 | 0.93 | 71% |
| 年齢 | 平均ACS | K/D | KAST% |
|---|---|---|---|
| 19 | 246.7 | 1.47 | 78% |
| 年齢 | 平均ACS | K/D | KAST% |
|---|---|---|---|
| 18 | 234.2 | 1.32 | 75% |
| 年齢 | 平均ACS | K/D | KAST% |
|---|---|---|---|
| 17 | 199.6 | 1.05 | 78% |
| 年齢 | 平均ACS | K/D | KAST% |
|---|---|---|---|
| 19 | 167.1 | 0.98 | 79% |

注目はIGLのsaadhak選手としました。26歳のベテラン選手で、若い選手の多いチームを支えています。
昨年はSacy選手とともにチームを作り上げたsaadhak選手ですが、相方はSENへ移籍。まだまだ経験の浅い10代の選手4名を、異国の地においてゲーム内外でサポートする負担はかなり重いものと言えるでしょう。
さらにゲーム内では負担の重いIGLとフレックスを兼任。レイズやKAY/O、キルジョイにヴァイパーと7マップで6エージェントを見せており、バインドではチェンバーまで使用しています。それでいて平均ACSは200に迫っており、GFのフラクチャーでは2v5エースクラッチを見せるなど驚異的な活躍を見せました。同選手がこの負担に耐えつつパフォーマンスを維持できるかが焦点の一つとなるでしょう。
SAADHAK.
— VALORANT Esports NA (@valesports_na) May 28, 2023
CLUTCH.
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