
2023年も残り1か月となり、来シーズンへ向けたインターナショナルリーグチームのロスターもほぼ出揃ってきました。本稿では選手の移籍動向について、一覧にして記載しています。なお最終的なロスターに関しては、シーズン開幕前に中国リーグのものも含めて記事を作成予定です。
なお、VCJを含む日本チームの一覧(例:昨年版)については年始を目途に公開予定です。
※新加入の選手/コーチのほか、移籍先/前所属先を太字で記載しています。

ZETAは2選手を入れ替え、新たにブラジルのFURからCarlaoコーチが加入。18歳のyuran / hiroronn選手も加わり、「Red Bull Home Ground」では確かなポテンシャルを感じさせました。アナリストの増員も行い、新体制でさらなる躍進を目指します。


DFMは4選手を変更。業務提携を行ったCrazy Raccoonから3選手、日本シーンで実績のあるIGL・JoXJo選手が加入しました。コーチ陣も2名増員するとのことで、2023年シーズンからの巻き返しを目指します。



PRXからは兵役へ向かうJinggg選手をサブ登録のまま残しつつ、新たにMonyet選手が加入。mindfreak選手がコントローラーを務めるかどうかは不明ですが、まだまだ強さを維持しそうです。また「Masters Tokyo」で活躍したCGRS選手はタイTier2のMiTHに加入し、センチネル / ヴァイパーを担当しています。


なし
DRXはロスター変更を行わず。オフシーズンの大会はRb / Zest選手に変わりFoxy9選手、アカデミーからFlashback選手が出場しています。Flashback選手は12月に誕生日を迎えインターナショナルリーグ出場要件を満たすだけに、今後の動きが気になります。
T1は3選手が抜け、4選手が加入。どうやら英語コミュニケーションのロスターに移行し、f0rsakeN選手の実兄xccurate選手とNAから加入したRossy選手はスターターに入る模様です。まずは12月に出場する「AfreecaTV LEAGUE」でどのようなメンバーになるでしょうか。


TSはチームの顔として活躍していたDubsteP選手が脱退。新たに若手サポートのNDG選手が加入しました。ロール面が整理され、若手有望株のinvy選手もいるだけに、来年34歳となるJessieVash選手らベテランとの融合が見られれば面白い存在になるかもしれません。

GENはMeteor選手以外の全ロスターを変更。ベテラン3選手に加え、今回が初のプロチーム所属となるKaron選手も加入しました。脱退した選手は多くが中国リージョンに参戦していますが、リーグチームに入れるかどうか、入れなかった場合の動向も気になります。






RRQはフィリピン人選手2名が脱退し、韓国からEstrella選手、日本のSCARZからJemkin選手が加入。今シーズンは後半から調子を上げていた印象で、安定感のあるメンバーを加えての躍進が期待されています。


GEは今シーズンスターターとして出ていた全選手が脱退。新ロスターに関しては元PRXのBenkai選手を除いてトップレベルでの実績がなく、その実力を不安視する声も多くなっています。地元での初陣となる「Convergence 2023」のパフォーマンスに注目です。




TLNは英語コミュニケーションのロスターに移行。しかし新ロスターの初陣となった「ESL Clash of Nations 2023」ではタイTier2のFS / Team NKTに敗れました。まだチーム立ち上げの段階ではありますが、やや迷走している感は否めません。

BLDは兵役義務を果たす必要のある2選手が脱退。新デュエリストには元世界王者のyay選手が務めます。チェンバー弱体化後の昨シーズンはTier2シーンでも苦しんでいただけに、この選手の復活がチームの命運を握りそうです。


2023年に2度の世界大会優勝を達成したFNC。ヘッドコーチのmini氏が脱退ということで、3年以上続いていたBoaster-miniのコンビが解消されることとなりました。選手は全員残っているだけに、どのようにチームを作りなおすかが焦点になってきます。


EMEAリーグを制しながらも、世界大会ではあまり結果を残せなかったTL。エースのSayf選手、IGLのRedgar選手を含む3名が脱退し、EMEAアセンション準優勝のApeksから3名が加入しています。Enzo / Mistic選手は元FNCとしてTier1への再挑戦となりますが、成長した姿を見せられるでしょうか。

FUTはサブを含む3選手を入れ替え、cNed選手が久しぶりに母国のチームへ復帰。新人のyetujey選手はオフシーズン大会で大活躍しており、期待感が高まっています。撃ち合いの強さに定評があるだけに、来期一気にEMEAのトップ層へ食い込んでくるかもしれません。

※SUYGETSU / Shao選手はロシア国旗の表示を希望せず
NAVIは昨年の「FunPlus Phoenix」ロスターが復活。今年はMasters / Champions合計で1勝4敗と振るわなかったものの、世界大会優勝を経験したメンバーで再起を図ります。来年35歳を迎え、ファンからの人気も非常に高いANGE1選手にも注目です。

GIAはrhyme選手が学業専念のため引退し、IGLの穴を元TLのRedgar選手で埋めています。初陣となった「Crossfire Cup」ではTier2チーム相手ながらいずれも危なげなくBO5を勝ち切り、優勝を決めました。イニシエーターを担当するCloud / hoody両選手は超強力で、来期が非常に楽しみな存在です。

VITはTwisten / MOLSI選手に代わり3選手が加入。EMEAトップクラスのデュエリスト・Sayf選手は大きな補強でしょう。Tier2からの発掘力についても定評があるだけに、北マケドニア出身のrunneR選手、エストニア出身のKicks選手も気になります。なお、元IGLのBONECOLD選手は一時LFTとなったものの、Global Contract Databaseではチームに残るようです。



リーグ7位、LCQ初戦敗退に終わったBBL。トルコリーグで大暴れしていたElite選手を獲得し、IGLとしてpAura選手が再加入しています。アセントは無類の強さを誇り、VALORANT大国トルコで圧倒的な人気を持っているだけに、来期は上位を狙いたいところです。

THはスペインの顔Mixwell選手が引退。主力も多くが脱退しました。新ロスターにはBoo選手の弟MiniBoo選手に加え、トルコ期待の若手RieNs / Wo0t選手が加入しています。ただ「Red Bull Home Ground」EMEA予選は3位、「Crossfire Cup」は初戦敗退と苦しい状況で、立て直しが求められています。

世界大会で実績のあるメンバーを集めたものの、リーグ戦ではまさかの9位に終わったKOI。「Crossfire Cup」ではKamo / ShadoW / UNFAKEというスタンドイン3名を加えて参戦しましたが、初戦2-3のフルセットで敗れました。未だ新ロスターが発表されていないものの、地元スペイン開催のMastersに向けて選手を揃えてきそうです。
フランス語でコミュニケーションを取るロスターを組んだKCですが、リーグ戦は最下位。Scream / Niveraの兄弟を含むロスターのほとんどを放出しました。報道では元ApeksのMagnum選手など複数選手が加入すると出ており、言語にこだわらず選手を集める模様です。
なし
絶対的な優勝候補Apeksを下し、EMEAリーグ進出を決めたGentle Mates(略称M8)。CODシーンで活躍したストリーマー2名の創設したチームが躍進、徐々に強くなっていくストーリーは多くのファンを魅了しました。コーチのEx6TenZ氏はCS:GOの名IGLとして知られており、VALORANTでの手腕にも注目です。
「Champions 2023」優勝を果たしたEGですが、選手に給与削減を求めるなど資金難に陥り、eスポーツからの撤退も噂されています。実際Demon1選手を含む複数名が練習に参加しておらず、存続の場合も何らかの変更は免れないと思われます。


今シーズンも世界大会で結果を残したブラジルの雄LOUDですが、エースのaspas選手とヘッドコーチのfRoD氏が脱退。新たに加入したqck選手もサポートがメインで、デュエリストを担当する選手が誰になるか分かっていません。現在はヨーロッパでブートキャンプを行う同チームですが、強さを維持できるでしょうか。

NRGはIGLのFNS選手、コントローラーのs0m選手、デュエリストのardiis選手が脱退。Championsで中国のBLGに敗れたこともあり大幅な再編に乗り出しましたが、新ロスターはまだ発表されていません。EGからの高額な移籍金を嫌って契約切れを待っていると思われますが、チーム作りはかなり遅れそうです。

リーグ全敗から奇跡のChampions進出を果たしたKRÜ。新たにサッカー界のスーパースター、リオネル・メッシ氏が共同オーナーに就任しています。LEVから加入のShyy選手も評価は高く、不動のエースkeznit選手も健在。来シーズンはリーグ戦から勝ちを積み重ねられそうです。


Americasリーグ8勝1敗という素晴らしい成績を残したものの、まさかの世界大会出場0に終わったC9。大幅なロスター変更に着手しましたが、戦力ダウンは免れないと見られていました。しかし積極的にオフシーズン大会へ出場すると、「RedBull Home Ground」ではFNC相手にBO5フルセットと奮戦。若手デュエリストOXY選手の成長も目覚ましく、注目度が上がっています。

南米オールスターと高く評価されながら、苦しいシーズンに終わったLEV。名コーチOnur氏を放出して改革に乗り出すと、世界トップクラスのデュエリストaspas選手が加入しました。初陣の「Superdome Colombia」では全試合ストレート勝ちで圧勝しており、tex選手のロール変更がうまくいけば世界クラスに返り咲きそうです。



FURIAは3選手を入れ替え、サブからkon4n選手が新IGLに。初陣の国内大会ではTier2チーム相手になんとか勝ち切り、「Superdome Colombia」ではC9に勝って2位に入りました。ブラジルのスターmuzera選手、センチネル / コントローラーとして評価の高いKhalil選手とタレントは揃うだけに、もう一段上へ行きたいところです。

Sacy / pANcada選手と大型補強を行ったものの、リーグ戦ではプレイオフ進出を逃したSEN。しかし新体制では「Sentinels Invitational」で優勝、pANcada選手からコントローラーを奪ったZellsis選手と新IGLのjohnqt選手が上手くマッチしています。2年ぶりの世界大会出場も現実味を帯びてきたでしょうか。


タレントは揃うものの今シーズンはリーグ8位、LCQ初戦敗退に終わった100T。M80からeeiu選手が加入したものの、「Red Bull Home Ground」でスタンドインとなったNaturE選手は既にチームを離れています。おそらくNRG同様にEGの選手獲得を狙っていると見られ、今後の動向に注目が集まります。

MIBRは3勝9敗と苦しいシーズンになりました。経験豊富なmazin選手に加えTier2からartzin選手を獲得したものの、戦力的には厳しい状況です。先日行われた国内大会もTier2チームに連敗を喫しました。bzkA / fRoDコーチと実績ある裏方が揃うだけに、成長力に期待です。

※「The Guard」のロスター動向を記載
Americasアセンションを制しながら、紆余曲折あってG2での参戦が決まった元「The Guard」のロスター。デュエリストのみtex選手からleaf選手に代わっています。「Sentinels Invitational」で3位に終わったのは少し気になりますが、trent選手をはじめとするスター軍団はやはり期待大と言えます。

