劇的な躍進で世界大会初出場へ、エースLifeはどこまで牽引できるのか「Masters Tokyo」出場チーム紹介⑤:Attacking Soul Esports
日本で初めて行われるVALORANT国際大会「VCT 2023 Masters Tokyo」が6月11日-25日に開催されます。
当サイトでは、Mastersに出場する全チームの紹介を行っていきます。今回は中国1位「Attacking Soul Esports」です。本稿が大会観戦を楽しむために役立てれば幸いです。
ラインナップ
- 🇨🇳 monk
- 🇨🇳 hfmi0dzjc9z7
- 🇹🇼 YHchen
- 🇨🇳 bunt
- 🇨🇳 Life
- 🇨🇳 EGO (Coach)
戦績
- FGC Invitational 2023:Act1 優勝
- FGC Invitational 2023:Act2 3位
Act2 Group Stage
- Royals Never Give Up:○2-1
- BiliBili Gaming:●1-2
- Douyu Gaming:○2-1
Playoffs
- Totoro Gaming:○2-1
- EDward Gaming:○2-0
- BiliBili Gaming:●1-2
- EDward Gaming:●0-3
チーム紹介
ASEは2020年からVALORANTシーンに参戦。日本シーンで活動していたrazkiNgz選手が所属していた時期もありましたが、基本的には国内ベスト8から16にとどまることが多く、トップ層とはやや距離がある印象でした。
しかし昨年11月にEDGからLife選手が加入すると、一気に成績を残すようになりました。年末の大会こそベスト8にとどまりますが、Act1では強豪チームを次々に破り優勝。Act2でも3位に入り、一躍強豪チームの仲間入りをしています。
チームとしてはかなりアグレッシブなスタイルを採用しており、イニシエーターを多くピックする傾向にあります。特にブリーチの採用率が高く、サイト内に多くのスキルを入れたうえでエースのLife選手がキルを取りにいく動きが目立ちます。また防衛サイドでも構成を活かしてプッシュを仕掛けるシーンが多くみられました。
一方で特徴的なスタイルは読まれやすく、Act2のEDG戦ではかなり対策されているように感じられました。さらに新勢力のBLGに2連敗を喫し、チームとしてはやや調子を落としています。初戦のDRXはおそらく手の内を知られている相手と思われるだけに、どのような戦いを挑むのか気になるところです。
マップ戦績
Ascent | Haven | Fracture | Pearl | Split | Lotus | Bind |
---|---|---|---|---|---|---|
1-1 | 2-2 | 3-2 | 0-1 | 0-1 | 2-0 | 2-3 |
エージェント構成
マップ | Life | hfmi0dzjc9z7 | YHchen | monk | bunt |
---|---|---|---|---|---|
Ascent | ジェット | ソーヴァ | KAY/O | キルジョイ | オーメン |
Haven | ジェット | ソーヴァ | ブリーチ | KAY/O | オーメン |
Fracture | レイズ | セージ | ブリーチ | キルジョイ | ブリムストーン |
Pearl | ジェット | スカイ | KAY/O | ヴァイパー | ハーバー |
Split | ジェット | スカイ | ブリーチ | キルジョイ | オーメン |
Lotus | ジェット | スカイ | ブリーチ | キルジョイ | オーメン |
Bind | ジェット | レイズ | KAY/O | スカイ | ブリムストーン |
個人データ
monk
年齢 | 平均ACS | K/D | KAST% |
---|---|---|---|
不明 | 212.9 | 1.12 | 75% |
hfmi0dzjc9z7
年齢 | 平均ACS | K/D | KAST% |
---|---|---|---|
不明 | 208.0 | 0.92 | 72% |
YHchen
年齢 | 平均ACS | K/D | KAST% |
---|---|---|---|
不明 | 161.8 | 0.86 | 72% |
bunt
年齢 | 平均ACS | K/D | KAST% |
---|---|---|---|
不明 | 191.9 | 1.03 | 75% |
Life
年齢 | 平均ACS | K/D | KAST% |
---|---|---|---|
20 | 252.0 | 1.16 | 71% |
注目プレイヤー:Life
注目はやはりLife選手でしょう。EDG時代はデュエリストとしてチームを引っ張りましたが、Championsでは体調不良もあって不完全燃焼に終わります。その後、トップチームから中堅チームへまさかの移籍で周囲を驚かせましたが、元所属チームを倒しての世界大会出場と、まるで漫画のようなストーリーになりました。
国内を制したAct1ではACS266.1、K/D1.39という圧倒的なパフォーマンスを披露。さらにFKPRは0.25と素晴らしい数値で、4ラウンドに1回はファーストキルを獲得している計算になります。アグレッシブなチームの核となる存在と言えるでしょう。さらに唯一の世界大会経験者として、国際大会初出場のチームを引っ張る役割も求められます。
Life選手はかつてのチームメイトであるZmjjKK選手をライバル視しているとのことで、Mastersは中国最強デュエリストであることを証明するための場となりそうです。個人としてどのようなパフォーマンスを見せるでしょうか。
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コメント
コメント一覧 (9件)
DRXに一マップ取れればいい方
やっぱり無理でした
なんでこいつらマスターズにいるの?枠だからな
パシフィックリーグのDFMみたいなもんだ
台湾の選手が一人いるな。
確かにライブ次第
パネル汚れてんの中国って感じで好き
日本シーンで活動していたrazkiNgz選手が所属していた時期もありましたが、基本的には国内ベスト8から16にとどまることが多く、トップ層とはやや距離がある印象でした。
しかし昨年11月にEDGからLife選手が加入すると、一気に成績を残すようになりました。
草
スマン、日本のチームなんかより数段強かったわ
それはない
動きがまじで酷い