「VALORANT Masters Tokyo」進出をかけた国際リーグ「VCT 2023 PACIFIC League」が3月25日より開幕します。
当サイトでは、PACIFICリーグに参加する全チームの紹介を行っていきます。今回はインド代表「Global Esports」です。


2017年8月に設立されたGlobal Esportsは現在9つのタイトルで部門を展開しており、南アジア最大のeSports組織として知られています。VALORANTには2020年に参入し、そこから約2年間ロスターを変更せずに戦い続けました。頻繁にコミュニティ大会が開催されるインド地域において、最も結果を残したチームと言えるでしょう。
2021年当初は南アジアでVCTが開催されておらず、公式大会初参戦は同年のAPAC LCQとなりました。その実力に注目が集まるなか、初戦では韓国の強豪「Damwon Gaming」に勝利。続く2戦は敗れましたが、インドシーンの存在感を確実に高めた大会となりました。
しかし2022年はStage1/2共にAPAC大会へ出場するものの、0勝4敗と結果を残すことができませんでした。そのため9月にPacificリーグへの参加が決定すると、大幅なロスター再編に着手します。インドからはSkrossi / Lightningfastの2名を残し、AYRIN / t3xture / Bazzi / Monyet / WRONSKI と、世界中から選手を集めています。まさに”グローバル”なチームと言えるでしょう。
デュエリストを担当する選手ばかり集めたうえ、コミュニケーション面の懸念もあることから決して評価は高くありませんでしたが、初陣となったLOCK//INはEMEAの「Team VItality」を相手に1-2と健闘。「Masters Tokyo」へはまだ距離があると思われますが、連携面の向上や家庭の事情でLOCK//INを欠場したWRONSKI選手の復帰など、多くの上がり目が残っていると言えるでしょう。
Valorant Conquerors Championship 優勝
VCT 2021 APAC:Last Chance Qualifier 7-8位
Skyesports Grand Slam 優勝
Skyesports Champions Series 優勝
VCT 2022 APAC Stage1:Challengers Playoffs 19-20位
VCT 2022 APAC Stage2:Challengers Playoffs 13-16位
VCT 2023 LOCK//IN 17-32位
| Skrossi | AYRIN | t3xture | Bazzi | Monyet | |
|---|---|---|---|---|---|
| アセント | – | – | – | – | – |
| ヘイヴン | – | – | – | – | – |
| アイスボックス | – | – | – | – | – |
| フラクチャー | – | – | – | – | – |
| パール | KAY/O | キルジョイ | ジェット | フェイド | アストラ |
| スプリット | セージ | ヴァイパー | レイズ | スカイ | アストラ |
| ロータス | ソーヴァ | キルジョイ | ジェット | ブリーチ | オーメン |

注目はSkrossi選手としました。インド出身の25歳で、CS:GOからVALORANTシーンに参入しています。
日々の生活に困るほどの貧しい家庭で育ちながら、サイバーカフェでFPSゲームのプレイを始めると才能が開花。インドのトッププレイヤーに登り詰め、VALORANTでは国内2人目のレディアントを達成しました。その後はGEでインドトップクラスのデュエリストとして活躍し、家族を養うまでになっています。その様子は以下のドキュメンタリーから知ることができますが、境遇を知ると応援せずにはいられない選手です。
Pacificリーグの参戦へ向け、同選手はイニシエーターへロールを変更。これまで競技シーンでジェットを5000ラウンド以上使用しているプレイヤーだけに、どこまで練度を高められるか気になるところです。
Split1では開催が見送られた南アジアリーグも、4月中旬からのSplit2開催が決定。さらに「Velocity Gaming」がEMEAからec1s / Domaの2選手を獲得するなど、インド国内のVALORANT熱も高まってきています。Pacificリーグでの活躍により、その勢いをさらに加速することはできるでしょうか。