ZETA DIVISION / DetonatioN FocusMe / Gen.G / T1 / Talon Esports -「VCT 2023 LOCK//IN」出場チーム紹介
2022年2月13日よりブラジル・サンパウロで開幕する史上最大規模の国際大会「VCT 2023 LOCK//IN」。本稿では、PACIFIC地域のパートナーシップに選出されたZETA DIVISION / DetonatioN FocusMe / Gen.G / T1 / Talon Esportsの注目ポイントをご紹介します。
ZETA DIVISION
「VCT 2022 Stage1 Masters」では日本チームとしてトップの記録であるベスト3を達成したZETA DIVISION。2022年に大きな躍進を遂げた同チームは、オフシーズンに2021年12月までVALORANT部門に所属していたbarceを6人目の選手として獲得しました。
ZETA DIVISION VALORANT部門
- 🇯🇵 Laz
- 🇯🇵 crow
- 🇯🇵 Dep
- 🇯🇵 SugarZ3ro
- 🇯🇵 TENNN
- 🇯🇵 barce
- 🇯🇵 XQQ(Coach)
- 🇯🇵 JUNiOR(Coach)
注目ポイント①:TENNNのコンディション
「VALORANT Champions 2022」へ向けてポーランドでブートキャンプを行ったZETA DIVISIONですが、TENNNは疾病のため一時的にロスターから離脱、ブートキャンプには不参加となりました。その後に復帰しChampionsに出場したものの、ややブランクを感じさせる活躍に終わっています。
レイズといったデュエリストから、スカイやKAY/O、キルジョイなど幅広いピックプールが持ち味のTENNN。完全復活し、再び世界を舞台に暴れまわる姿を見せてくれるのでしょうか。
注目ポイント②:チェンバーではないLaz
これまでメタの頂点に君臨していたチェンバーですが、大幅な弱体化調整が入り競技シーンでは採用率が大幅に低下しています。これまでチームでチェンバーをピックしていたLazですが、インタビューでは今大会はキルジョイやサイファーといった他のセンチネルでプレイすることを明かしています。
チェンバーとして世界屈指のパフォーマンスを発揮しており、チームに大きなアドバンテージをもたらしていたLaz。他のセンチネルをピックする今大会でも優位をもたらす活躍が期待されます。
DetonatioN FocusMe
DetonatioN Gaming WhiteからはSuggestのみがチームに残留し、新たに5人の選手を加わったDetonatioN FocusMe。xnfri、takej、Reitaなど国内屈指の実力を誇るプレイヤーを揃え、全く新しいチームとして2023年のVCTに挑戦します。
DetonatioN FocusMe VALORANT部門
- 🇰🇷 Suggest
- 🇯🇵 Reita
- 🇯🇵 xnfri
- 🇯🇵 Anthem
- 🇰🇷 Seoldam
- 🇯🇵 takej
- 🇯🇵 Melofovia(Coach)
- 🇰🇷 HSK(Head Coach)
注目ポイント①:Seoldamの復帰
2021年にSugarZ3ro、TENNN、Meiy、AstellとともにNORTHEPTIONで活躍した後、「Crazy Raccoon」のストリーマーとして2022年を過ごしたSeoldamが競技シーンに電撃復帰を果たしました。同選手のジェットでの華のあるプレイは今大会では見ることができるのでしょうか。
オフシーズンに行われた公式イベント「Riot Games One」ではブランクを感じさせるパフォーマンスに終わった同選手。自身初の世界大会となるLOCK//INでは再びスーパプレイを見せてくれるのでしょうか。
注目ポイント②:コントローラー・xnfri
NORTHEPIONで「VCT 2022 Stage2 Masters」に出場したxnfriはレイズやKAY/O、スカイなどの印象が強い選手でした。しかしながら、Riot Games Oneではアストラ、オーメン、ヴァイパーをピックしており、コントローラーとしてLOCK//INに出場することが見込まれます。
Stage2 Mastersでは、1tapでのクラッチを決めるなど丁寧なエイムを持つxnfri。takejはREJECTでコントローラーの役割を経験していただけに、コントローラーへの転向は意外なロールチェンジとなりました。
Gen.G
これまでは北米地域で活動を行ってきたGen.Gですが、PACIFIC LEAGUEのパートナーシップに選出され、2023年からは韓国に拠点を移してVALORANTの競技シーンを戦います。オフシーズンにはMeteor、eKoに加え、bailコーチといった日本で活躍していた選手、コーチの補強に成功しました。
Gen.G VALORANT部門
- 🇰🇷 Meteor
- 🇰🇷 k1Ng
- 🇰🇷 TS
- 🇰🇷 eKo
- 🇰🇷 Secret
- 🇰🇷 bail(Coach)
- 🇦🇺 Elmapuddy(Head Coach)
注目ポイント①:Meteor
「NORTHEPTION」では、結成半年でチームを「VCT 2023 Stage2 Masters」へ導く活躍を見せたMeteor。その実力は、日本のVALORANT競技シーンファンにとってはもはや説明する必要は無いでしょう。
「VCT 2022 East Asia LCQ」でCrazy Raccoonとの一戦で見せたマーシャルACEに代表されるように、圧倒的な爆発力を持つ同選手。新天地では一体どんなプレイが飛び出すことになるでしょうか。
注目ポイント②:eKoのネオン
「REIGNITE」の一員として、日本の競技シーンで活躍したeKoも今オフシーズンにGen.Gへ移籍。現DRXのFoxy9とともにチームを「VCT 2022 Japan Stage1 Challengers」のプレイオフに導く活躍を見せ、LCQではOn Sla2ersの一員として素晴らしい活躍を披露しました。
ソーヴァやスカイといったイニシエーターでチームのサポートに回る印象の強い同選手ですが、直近の大会ではデュエリストであるネオンをピックしています。チーム結成当初の段階であり、LOCK//INではどのような構成が採用されるかは不明ですが、国際大会の舞台でネオンを披露することはあるでしょうか。
T1
以前はNA地域を拠点に活動していたT1ですが、2023年からは拠点を韓国に移して活動を行います。日本のCrazy Raccoonで活躍したMunchkinをはじめ、元The GuardのSayaplayer、OverwatchからVALORANTの競技シーンに参入したCarpeなど、Overwatch Leagueで活躍した選手を中心にロスターを構築しました。
T1 VALORANT部門
- 🇰🇷 xeta
- 🇰🇷 Munchkin
- 🇺🇸 Ban
- 🇰🇷 Sayaplayer
- 🇰🇷 Carpe
- 🇰🇷 BeomJun
- 🇰🇷 Autumn(Head Coach)
- 🇨🇦 Stunner(Assistant Coach)
注目ポイント①:Overwatchから転向したCarpe
2016年からOverwatchの競技シーンで活躍し、「Overwatch World Cup 2018」では韓国代表として優勝経験もあるCarpeがT1の一員としてVALORANTの競技シーンへ参入することになります。
オフシーズン大会「Ludwig x Tarik Invitational」ではソーヴァ、フェイド、ブリーチをピックしており、今大会もイニシエーターとしてチームをサポートすることとなるでしょう。LOCK//INがVALORANT初の公式大会となる同選手ですが、一体どのようなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。
注目ポイント②:Munchkin
日本のプロゲーミングチームである「Crazy Raccoon」に2021年1月から2022年4月まで在籍していたMunchkinは同年5月にT1に加入。同チームがパートナーシップに選出されたことにより、再び国際大会の舞台で戦うことになります。
Crazy Raccoon時代は「VALORANT Champions 2021」を含む3度の国際大会出場にチームを導き、日本の競技シーン発展にも大きく貢献した同選手。T1ではIGLを務めることが発表されており、Crazy Raccoon時代に苦労したコミュニケーションの問題から開放されることとなります。
Talon Esports
sushiboys、Crwsなど「XERXIA」のメンバーが移籍したTalon Esports。さらに、XERXIAの前身である「X10」では「VALORANT Champions 2021」でチームをプレイオフに導いたPatiphanがVALORANTの競技シーンに電撃復帰を果たしました。残念ながらPatiphanは手首の手術とリハビリのためLOCK//INには不参加となったものの、タイ選手5名のロスターでチーム初の国際大会へ挑みます。
Talon Esports VALORANT部門
- 🇹🇭 Crws
- 🇹🇭 foxz
- 🇹🇭 sushiboys
- 🇹🇭 garnetS
- 🇹🇭 JitboyS
- 🇹🇭 Patiphan
- 🇹🇭 Zeus(Head Coach)
- 🇰🇷 Creative(Coach)
注目ポイント①:Crws
XERXIAではコントローラーを務め、チームの大黒柱だったsScaryはオフシーズンに「BLEED Esports」へ移籍。主にブリーチをメインのエージェントとし、フレックスとしてプレイしていたCrwsがTalon Esportsではコントローラーとしてプレイすることを宣言しています。
落ち着いて相手の動きを読むsScaryとは異なり、アグレッシブに勝負を仕掛けるプレイスタイルであるCrwsですが、コントローラーという役割ではそのプレイスタイルがどのように作用することとなるでしょうか。
注目ポイント②:レイズとgarnetS
X10よりチームに移籍したgarnetSはジェットを始めとしたデュエリストを扱うプレイヤーです。XERXIAにはレイズを扱えるプレイヤーがおらず、レイズが必要とされるマップでは本来センチネルであるsushiboysがレイズをピックするなどこれまで苦労してきましたが、同選手がチームに加わったことによりロールの問題が解決することとなりました。
勢いに乗ると止めることができないタイプのプレイヤーであり、同選手が試合を破壊する展開が見られるかもしれません。
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コメント
コメント一覧 (6件)
Bailってヘッドコーチじゃなくなったんだ
日韓合わせると3チーム分日本のリージョンからリーグ行ったのか
Lazチェンバーが消えた穴を他4人で埋めれるかにかかってる
苦労とてんたフィジカル強化頼むぞ
てんのフィジカルは戻りつつある
サポートはやつか辺りが出れる年齢になるまで我慢するんだな
そもそもZETAはLazのチェンバーに頼ってた戦法じゃないからそこは大丈夫だろ
DFMのコーチどうにかなん無かったの?スプリットsova出してくるような奴連れてきたって意味ないだろ