特集記事

【パッチ10.02のメタを追う】フラクチャー編:テホ・ブリーチの本場、センチネルの違いに要注目

2025.03.21 2 COMMENTS
𝕏 シェア LINE

先日終了した「VCT 2025 Masters Bangkok」において、パッチ10.00で登場した新エージェント「テホ」が全体1位となるピック率56%を記録しました。テホを積極的に使用したG2 Esports / EDward Gamingが上位進出を果たした一方で、優勝したT1はアビス / フラクチャーのみの使用に留まるなど、多様なエージェントピックが見られています。

パッチ10.04からは新エージェント「ウェイレイ」が登場するほか、アビス / バインドがマッププールから除外され、アセント / アイスボックスが復活します。またアイソ / テホ / デッドロック / クローヴに変更が加えられることで、メタにも大きな変化が予想される状況です。

Tier1のStage1は中国で今月13日に開幕していますが、その他の地域は22日以降とやや期間が空いている状況です。当サイトではこのタイミングで、現在のメタを考える連載企画を行います。今回はフラクチャーです。

目次

主な構成

構成登場回数チーム
11DRX,G2,VIT,T1
7TL,T1,NS
4TEC,GX
4FNC
4NRG,LEV,GEN,TYL
3EDG,BME
3EG,DRX,PRX
3NAVI,M8
3TEC,WOL,NS
全34試合、好成績を残したチームを左側に記載

エージェントピック率(全地域平均)

※各地域のKickoff+Bangkokの合計、上位10エージェント

97.1%89.7%64.7%48.5%36.8%33.8%26.5%22.1%16.2%14.7%

攻撃 / 防衛ラウンド取得率

取得率AttackerDefender
Bangkok45%55%
PACIFIC55%45%
Americas68%32%
EMEA46%54%
CHINA49%51%
※Americasは4試合のみ

ポイント① かつての構成は?

2023年のChampions以来、フラクチャーは長い間マッププールから外れていました。まずは以前どのような構成が出ていたか、振り返ってみます。かつてはブリーチ / ブリムストーン / キルジョイの採用率が80%を超え、レイズも70%を記録していました。残り1枠は各チーム判断が分かれており、フェイドやスカイ、ヴァイパーを選ぶところもありました。

そうした状況の中で出てきたのが、EGのソーヴァ構成です。それまで全くといっていいほど見られなかったこのエージェントを見事に活かし、EGはこの年フラクチャーで11勝2敗と圧倒的な成績を残しました。この影響により徐々にソーヴァが増えてきた状況で、マッププールから姿を消しています。

Masters Tokyo、EG-DRX戦。ロックダウンでBサイトから追い出し、スタン+ハンターズフューリーで狙い撃ち

もちろん今回のKickoffでも一定程度ソーヴァ構成が出ていましたが、4勝7敗とやや苦戦傾向にあります。RRQがレイズではなくネオンを採用し、GEN / NSに勝利していますが、Mastersでは一度も登場しませんでした。

ポイント② テホ+ブリーチの人気

それに代わって一躍人気を集めたのが、テホ+ブリーチ構成です。テホは誘導サルヴォの強さが評価されていますが、その一方で単体ではあまり効力を発揮できない弱点があります。索敵というよりはエリアを潰すことが重視され、ほぼブリーチ必須のフラクチャーにおいて、ピックされるのは必然と言えるかもしれません。

防衛時にはAメインの争奪戦で強さを発揮できるほか、逆プッシュの際にも活きるシーンが見られています。サブリスポーンがある関係上、防衛側は4か所をチェックしなければならず、どこかを開幕で潰しに行くのは有力な選択肢です。

アルマゲドンでロープに追いやってブラストパックで追いつきキル獲得

ここ最近はTier2でもテホブリーチが増えてきた印象で、さらにその勢いが増していきそうです。

ポイント③ レイズ or ネオン、センチネルのチョイスは?

問題はブリムストーンとテホ・ブリーチ以外ですが、まずはデュエリストからみていきましょう。レイズが中心ではありますが、ネオンの成績も決して悪くはありません。MastersでもEDGがT1 / G2を下しています。フォールトラインとの相性はレイズより上で、ファストレーンを使ったパラボラ / アーケードからの分断は明確な強みです。

センチネルに関しても3エージェントが一定の人気を集めており、エリア管理が容易で1v1の勝負を仕掛けやすいサイファー、シアー+レーザーヴァインでラッシュ止めの性能が高く、アークローズでエリアも取れるヴァイス、場合によっては空爆も可能で、本隊についていくタイプのキルジョイと、それぞれ強みが分かれています。

パッチ10.04ではキルジョイのロックダウンを誘導サルヴォで壊せなくなりましたが、アフターショックと合わせればまだ可能な範囲ではあります。多少増えそうではありますが、ヴァイスの人気が全体的に高まっている状況でどうなるでしょうか。

Amazon 売上ランキング

6月19日 更新
すべて見る