長いオフシーズンが終わり、いよいよ国内の公式戦「VCJ 2024 Split 1 Main Stage」が2月3日-3月10日に開催されます。
当サイトでは、リーグに出場する全チームの紹介を行っていきます。今回はOpen Qualifier Bグループ勝者「SCARZ」です。本稿が大会観戦を楽しむために役立てば幸いです。


【SCARZ #VALORANT】
— 🇯🇵 SCARZ #SZWIN❤️🔥 (@SCARZ5) January 24, 2024
『VALORANT Challengers Japan 2024 Split1 Open Qualifier』
🫡Qualified
➡️Main Stage
See-ya in 2024.2.3(Sat) 👋#SZWIN ❤️🔥#ChallengersJP#VALORANTChallengersJapan pic.twitter.com/6CQvUpVgjZ
VCJ 2024 Split 1 Open Qualifier
昨年は国内のSplit2を制し、PACIFICのアセンショントーナメントでも準優勝と結果を残したSCARZ。しかしデュエリストのJemkin選手は「Rex Regum Qeon」へステップアップ、IGLのKr1stal選手も脱退、チームの柱TORANECO選手もキャスター転身と、主力の多くを失いました。
新チームにはYoshiii / Allenの2選手が残留。英語でコミュニケーションを取るロスターを継続し、新たにLumo / MrTenzouEz / Tempuraの3選手が加入しました。招待参加の「Red Bull Home Ground」では勝利を挙げられませんでしたが、「100 Thieves」「DRX」相手に善戦しています。
一方でオープン予選直前にOnly1選手が加入し、Tempura選手がサブに回りました。そのため練度不足が懸念されましたが、いずれも安定した内容で勝ち上がっています。全体的にKAST%が高いのも好印象です。ただBグループは対戦相手に恵まれた感もあり、実力は未知数な部分があると言っていいでしょう。
Only1選手を除けば国内シーンで長く活動する選手が揃うSZですが、平均年齢はまだ19.6歳。昨年国内で1位・2位のコーチ陣が揃うだけに、伸びしろは十分ありそうです。昨年わずかのところで逃したPACIFICリーグ進出へ、まずは国内で有力候補となってくるでしょう。
| Ascent | Haven | Lotus | Split | Bind | Breeze | Sunset |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2-0 | 1-0 | 0-0 | 3-0 | 0-0 | 0-0 | 0-0 |
| マップ | 攻撃ラウンド勝率 | 防衛ラウンド勝率 |
|---|---|---|
| Ascent | 88% | 79% |
| Haven | 83% | 100% |
| Lotus | – | – |
| Split | 54% | 80% |
| Bind | – | – |
| Breeze | – | – |
| Sunset | – | – |
| マップ | Only1 | MrTenzouEz | Lumo | Yoshiii | Allen |
|---|---|---|---|---|---|
| Ascent | ジェット | ソーヴァ | KAY/O | キルジョイ | オーメン |
| Haven | ジェット | ソーヴァ | ブリーチ | キルジョイ | オーメン |
| Lotus | – | – | – | – | – |
| Split | ジェット | スカイ | オーメン | レイズ | ヴァイパー |
| Bind | – | – | – | – | – |
| Breeze | – | – | – | – | – |
| Sunset | – | – | – | – | – |
| Player | Agent | ACS | K/D | KAST |
|---|---|---|---|---|
| Only1 | ![]() | 238.8 | 1.85 | 82% |
| MrTenzouEz | ![]() | 212.3 | 1.70 | 88% |
| Lumo | ![]() | 222.5 | 1.60 | 92% |
| Yoshiii | ![]() | 271.7 | 1.42 | 85% |
| Allen | ![]() | 228.0 | 1.46 | 83% |
※KAST = キル・アシスト・生存 (Survive)・トレードを行ったラウンド数 / 全体のラウンド数
SZにとって数少ない懸念点が、新加入のOnly1選手です。前ACTのコンペティティブでアジア8位に入ったプレイヤーですが、競技シーンでは昨年「CNJ Esports」でSplit2リーグに出場したのみと、経験値の面で不安が残ります。
Scarzに入るための努力です😁(Ep7 act3) pic.twitter.com/YjV3a6tLmw
— Only1 (@Only1Vlrt) January 19, 2024
さらにCNJ時代もジェットの運用が多く、レイズのスタッツはそこまで伸びていません。実際にOQでもジェットしか出しておらず、レイズ / キルジョイを担当したYoshiii選手が積極的なプレイ(FKPR0.24 / FDPR0.14)を見せていました。
ロータス / バインド / サンセットなどのレイズマップでOnly1選手がパフォーマンスを出しきれるのか、Yoshiii選手がレイズを担当するならば他のエージェントをどこまで使えるのか、その点が上位進出のカギになってくるでしょう。
※FKPR= First Kill Per Roundの略(ファーストキル数 / ラウンド数 を示すデータ。0.24ならば24%の確率でファーストキルを獲得。)
※FDPR = First Death Per Roundの略
SZといえばやはりFadezisコーチの存在が大きいでしょう。選手未経験で21歳という若さながら選手からの評価は非常に高く、昨年はタイムアウト使用後のラウンド取得率の高さが注目を集め、”6つ目のアルティメット”とも呼ばれていました。今年もその手腕に注目です。
責任のかかる場面でこんだけ喋れるコーチも中々いない
— TORANECO (@toraneco617) April 26, 2023
fadezis.mp4 pic.twitter.com/l4qf4gDtQz
そのFadezisコーチに加え、昨年「Jadeite」を国内準優勝に導いたnoppoヘッドコーチ、Bullcoコーチも加入。mossアナリストも含め、スタッフ陣は国内随一と言っていいレベルで充実しています。
SZ / JDTの両チームとも、昨年はSplit1から2にかけて成績を伸ばしていました。今回も若い選手が揃うだけに、選手たちがどこまで成長するか、非常に楽しみです。




