
北米のプロゲーミングチーム「G2 Esports」に所属するvalyn選手が、2027年シーズンに向けてFNATICへ移籍する見込みであると、海外メディア「Sheep Esports」が10月25日に報じました。約3年間にわたりG2のIGLを務め、2025年にはVCT Americasの年間3冠を達成した選手が、来シーズンからVCT EMEAに活動の場を移すことになりそうです。
[SOURCES] valyn 🇺🇸 is set to join Fnatic 🇬🇧 ahead of the 2027 VCT EMEA season
— Sheep Esports VALORANT (@Sheep_VALORANT) October 25, 2026
The American IGL previously had a verbal agreement with LYON, contingent on the organization securing partnership status.
Report by @anonimotum ⬇️https://t.co/Zx73BA07ur
報道によると、valyn選手は当初、メキシコのプロゲーミングチーム「LYON」と口頭合意に達していたものの、同チームが2027~2028年のVCT Americasパートナーシップ選考で落選したことから、移籍が白紙になったとのこと。LYONがパートナーチームに選出されることを条件とした合意だったため、他チームへの移籍が可能となり、今回FNATICへの加入が報じられました。
現在23歳のvalyn選手は、アメリカ出身のプロ選手。2020年にVALORANTの競技シーンへ参入し、Complexity Gamingなどを経て、2021年11月にThe Guardへ加入しました。2022年にはVCT North America Stage 1 Challengersで優勝し、Masters Reykjavíkに出場。2023年にはAscension Americasを制し、チームをインターナショナルリーグ昇格へと導きました。
同年9月にはThe Guardのロスターを引き継ぐ形でG2 Esportsに加入し、2024年からVCT Americasに参戦。コントローラーを中心に担当しながらIGLとしてチームを率い、2024年のMasters Shanghaiで3位、Champions Seoulで3位という成績を収めました。
2025年にはVCT Americas Kickoff / Stage 1 / Stage 2のすべてで優勝し、年間3冠を達成。Masters Bangkokでもグランドファイナルに進出しましたが、T1との接戦に2-3で敗れ、準優勝となりました。Stage 2のグランドファイナルではMVPにも選出されるなど、チームの中心選手として活躍しました。
2026年シーズンもG2のIGLを務め、VCT Americas Stage 1で優勝。Champions Shanghaiではプレイオフを勝ち上がり、ベスト4に進出しましたが、ローワーブラケット準決勝で100 Thievesに1-2で敗れ、4位で大会を終えました。
一方、加入先として報じられたFNATICは、2023年にVCT LOCK//IN、Masters Tokyoで連覇を達成したヨーロッパの強豪チーム。2025年のChampions Parisでも準優勝を収めましたが、2026年はMastersへの出場を逃し、Champions Shanghaiにも出場できずにシーズンを終えました。
2027年に向けては大幅なロスター再編が報じられており、Gentle Matesのmarteen / Minny両選手がFNATICと口頭合意に達したほか、Natus VincereのANGE1氏もヘッドコーチとして加入する見通しです。一方、2022年から所属するAlfajer選手はGentle Matesへの移籍が報じられています。
また、現在IGLを務めるBoaster選手も9月にLFTを表明しており、FNATICとの交渉を続けながら他チームからのオファーを受け付けています。同じくcrashies選手も契約満了が近づいており、両選手の来シーズンの去就は不透明となっています。

一方、G2ではLeviatánに所属するkiNgg / Sato両選手の加入が報じられており、kiNgg選手が新たにIGLを務める見通しです。valyn選手の移籍が実現すれば、2023年から続いたG2での活動に区切りをつけ、初めてヨーロッパの競技シーンでプレイすることになります。

現在の報道や契約状況をもとにした、2027年のFNATICの予想ロスターは以下の通りです。