VALORANT(ヴァロラント)のシニアゲームデザイナーである”Orcane”氏は、Riot Gamesが将来的にVALORANTのエージェントをどのように調整する方針であるか、海外メディアのインタビューにて回答しています。
ブリーチ

ブリーチはさまざまな大会でも高い使用率を誇っており、一般的に”強キャラ”と呼ばれるエージェントであることは間違いないでしょう。
しかし、Orcane氏は、そのような意見が多いことも把握しているものの、PTを除く通常の試合において、ブリーチのピック率と勝率が低い点を問題視しており、その理由の一つとして、ブリーチというエージェントの「高いチームワーク」を必要とするキャラ特性が野良マッチングにおいては必ずしもうまく機能しないためだとコメントしています。
同氏は、プレイヤーはブリーチのフラッシュとスタンという強力なアビリティのために、彼の存在を大きく感じていますが、実際にはブリーチ自身や彼のチームはこれらの効果を上手く活用できてはいないだろうと述べており、少しばかりの強化が必要であるとコメントしています。
サイファー&キルジョイ

どちらのエージェントもプレイヤー自身が他の場所にいながらも、敵の探索や侵入を探知できることが強みの一つですが、Orcane氏は、これらがより”明確に”使用されることを望んでいると答えています。
同氏は、「私たちの考えでは、キルジョイは一つのサイトをロックダウンする際に非常に強力なキャラクターです。一方で、サイファーはマップ全体に情報のネットワークを張り巡らせることを目的としています。なので、私たちは彼らのアイデンティをもっと掘り下げようとしています。」と述べ、サイファーとキルジョイのアビリティを調整することで、センチネルという役職が持つ独自性をより一層強化し、他のエージェントと差別化していく考えであることを明らかにしています。
ブリムストーン

貴重なスモークアビリティを持っている「ブリムストーン」は、正式リリース当初は非常に高い評価を受けており、大会等でも非常に高い使用率を誇っていましたが、最近は同じスモークアビリティを持ち、よりユーティリティに優れたオーメンが評価され始めたことから徐々に使用率が低迷しています。
これについてOrcane氏は、「ブリムストーンを見ると、彼が本当に強力であると思う理由がいくつかありますが、オーメンのようなキャラクターと比較すると、柔軟性という面に関しては苦しんでいる点があると思います。」と述べており、ブリムストーンのアビリティにより柔軟性を与える方向で調整を検討していることを明らかにしました。
これらの調整は次回パッチ1.11(10月28日)以降、順次アップデートされるものと思われます。

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