ZETA XQQ「全員がゲームの理解を同じラインでできておらず、それが原因で色々なズレが生じている。選手全体のゲーム理解度をしっかり上げる必要がある」

4月20日、「VCT Pacific 2025 Stage 1」のDay14が終了しました。第2試合ではZETA DIVISIONがNongshim RedForceに1-2で敗北、グループステージ敗退が確定となりました。
本稿では、試合後記者会見でのインタビュー内容を掲載。TenTen選手とXQQコーチがインタビューに登場し、試合を振り返りました。


ZETA TenTen / XQQ:試合後記者会見インタビュー
―― 本日の試合の感想をお聞かせください。
TenTen:第3マップに進んで、僕たちが6-2で良いスタートを切れたので、すべてをつかんだような感覚がありました。ただ、スプリットで最後のほうに何度も理不尽に倒される場面があって、それが悔しくて納得いかない気持ちです。
XQQ:今日に関しては、ZETA DIVISIONの良いところ、同時に悪いところも沢山見れた日だと思います。そして、このプレッシャーがかかる試合において、皆本当によく頑張ってくれました。そしてTenTenも、やっぱり大会になると皆めちゃくちゃ喋るので、すごくコミュニケーションが難しくなる環境下において、最後まで戦い抜いてくれたTenTenとチームには感謝したいです。
ただ、僕たちが抱えている問題というのはずっと変わらずあるものとして、それをしっかりStage2までに直していかなければいけないというのは再確認した日だったと思います。
―― Stage2に向けて、今抱えている問題をどのように直していく予定でしょうか。そして、Stage1でよくやれたと思う部分はどのような所でしょうか?
XQQ:Kickoffからずっと抱えてる問題に関しては、少人数戦や中盤以降の動きっていうところに問題を抱えていて、チームとしてはそれに対して修正を図っていたのですが、練習で出来るものが必ずしも大会で出来る訳ではないということが、今回感じたことです。
良い点に関しては、チーム内のコミュニケーションに関してです。TenTenもしっかり日本語を喋れますし、他のメンバーもしっかり日本語を喋ってコミュニケーションを取って、自分たちが何をするか、IGLのCLZのみならず、しっかりチームとして、自分たちがやりたいことを試合中に作り上げていく、というのはStage1においてすごく良かった所だと思います。
―― 昨日、兄のMeteor選手が自分たちが勝てなかったことを申し訳なく思っていると話していましたが、プレイオフに進出するMeteor選手に一言をお願いします。
TenTen:正直、Meteor兄さんが自分に対して申し訳なく思う必要はないと考えています。Meteor兄さんはT1、僕はZETAなので、それぞれの立場で最善を尽くすべきだと思います。そしてMeteor兄さんはこれまでも常に良いパフォーマンスを見せてきたので、プレイオフでもきっと活躍してくれると信じています。
―― 今後のプロキャリアにおいて、T1のようなTier1チームでの活動を見据える中で、今回日本のチームでプレイするという予想外の展開となりましたが、この経験が今後どのように役立つと考えていますか?
TenTen:これは自分が毎日夢見ていたチャンスであり、いつかPacificリーグでプレイできたらどうなるだろうと常に想像していました。そんな中で突然ZETAに加入することになり、自分ができる範囲では最善を尽くしたつもりです。
ただ、まだ大きな舞台での緊張から来るミスや、そういった部分が不足していたと感じています。今回の経験を通じて、大会中の緊張感をどうコントロールするか、自分のプレイスタイルがどう輝くのかを学ぶことができたので、次の大会ではもっと良いパフォーマンスができると思います。
―― 現在のVCT Pacificのレベルの高さの印象を伺いたいのですが、目指していくのはChampionsだと思います。Stage2を勝ち上がっていくために、どのようなチームを目指したいか教えてください。
XQQ:Stage1が終わり僕たちの目標は次のStage2になっていくのですが、KickoffからStage1において、コーチが変わったり選手が変わったりなど僕たちは本当に色々な変更があり、トラブルが多くありました。そのため、試合に集中できない期間もあったのですが、どのチームも問題や苦難を抱えているのは同じことなので、僕たちが、Stage2までにしっかり集中して練習する必要があります。
その練習に関して僕が1番思うのは、チームの全員がゲームの理解を同じラインでできてないっていうところが本当に1番大きいかなと思いますし、それが原因になって色々ズレがあったり、咄嗟の判断の時に判断スピードが変わったり、出てくるアイデアが変わったりなど、そういうところをしっかり普段の練習から高めておかないと、大会ですごく緊張してプレッシャーがかかる試合の時にどうしてもいつものようにプレイできなかったり、良い判断ができなくなってしまうのかなと思っています。僕が明確に感じているところは、選手全体のゲームの理解度をしっかり上げる必要があると思っています。
―― 認識のラインっていうのは、共通認識をしっかりと固めていくみたいなイメージでしょうか?
XQQ:共通認識を固めるのもそうですし、プレイヤー個人のゲームに対する理解度もしっかり上げる必要があるのかなと思っています。
―― Pacificのステージで戦った感想を教えてください。また、今日は会場にDep選手が来ていましたが、何かお話しはされましたか?
TenTen:Pacificで僕がプレーできて、嬉しい気持ちもありますし、今日負けたことで僕がどれくらいまでいけるのか、実力を確認できました。今はちょっと悔しい気持ちです。Depさんは僕に「TenTenなら行ける」と話してくれました。
―― 今日の試合では、1マップ目から3マップ目にかけて徐々に調子良くなって、ZETAの良さがどんどん見えたなと感じたのですが、コーチ目線ではどの様に感じましたか?
XQQ:ロータスに関しては、僕たちが敵の攻撃に対して対応できている場面はかなり多かったのですが、ラウンド後半に行くにつれて出来なくなったり、忘れてしまったりするところがあったので、チームのエンジン的には最初から悪くはなかったのかなとは思いつつも、プレッシャーかかる試合において1試合目からすごく勢い持ってプレーするっていうのは本当に難しいことだなっていうのは、やっぱりロスターが変わっても感じました。ただ、そのBo3において、相手のピックマップを勝ち切って、ディサイダーの防衛側でしっかりラウンドを取れていたっていうのは、僕としては嬉しいことではあります。
―― 第3マップではTenTen選手からすごい気迫が感じられたのですが、第2マップまでは緊張感があったものの、第3マップからは本領を出せた、といった感覚はありましたか?
TenTen:ロータスでは、エイムが全然当たらず少し緊張していましたが、パールからはオペレーターも当たるし、味方とのコミュニケーションも上手く出来たので、どんどんいけそうな感じがあって自信は持てていました。最終マップでは僕自身が、本当に強いイメージがあったので、今日勝ったなという考えも持ってプレーしていたのですが、とんでもない敵のショットで倒されて、悔しいなと思っていました。
コメント
コメント一覧 (65件)
チームとして動くと日本人は馬鹿って課題3年経っても解決せず
ぼっさんやインタビューで教えてくれたNAの選手も泣いとるよ
理解できてるやつ(無糖)を残して他をガチャしてるけど一向に同レベルが出てこないの悲しいね
Vorzが言ってた気がするけど、シュガーゼロだけマクロの読みとか相手のセットを覚えて試合中に脳みそから引き出すのが普通のプロより圧倒的に早いらしいね。
本当のプロだとそれが普通なんだろうけど日本は低レベルでもプロになれちゃうからなあ
無糖だけ本来の意味でのプロゲーマーなのかもね
本当のプロwwwwww
日本人がチームゲーム下手な原因と解決方法を一生言語化出来ないよな
チームゲームってかpcゲームが苦手なだけじゃね
任天堂とSONYとかいうCS機最強メーカーが両方日本だからそっちにゲームユーザー吸われてるだけじゃね?
日本だと優秀な人間はプロゲーマーなんて目指さないからじゃない
日本でプロゲーマーとして食っていくなんてちょっと前なら異常だったし、今でも将来考えたら絶対にお勧めできない職業だからしゃあない
ぜ、んふ
その人も潔く身を引いたじゃん
valorantnews.jp運営さん言論統制流石っス!!
全部門0-13zeta最強
うおw
この感じtentenT1戻るんかな…いてくれた方がめちゃくちゃ助かるんだけどな
さよならtenten syota clz終わってるよこのチーム
ヴァロの人口は多いけど結局死ぬ気でやってる人は少ないし、頭使って普段から練習、スクラムやってる選手は限りなく居ないんだろうね。
日本チームは他のチームより明らかにミクロの伸びが遅すぎる。XQQが言うように本番で出来てないだけなのかもしれないけど
スクラム組ませようとするのやめてね
やっぱ何事もリアルフィジカルからだよな
自分語りになりますが、少し書きます! 海外で料理人をしております。
2年〜3年前までプレイしていましたが、最近は観戦とたまにカスタムやアンレをやるくらいです。
他のゲームもそうですが、海外でプロとしてプレイする選手が日本人から出てこないのを不思議に思っています。
韓国の選手は日本語や英語を喋りtier2からのし上がってtier1に行ったりしてる選手がいますが日本人から出てこないのが不思議です。
スポーツに目を向けると当たり前のように海外でレギュラーとして活躍してる日本人の皆さんがいます。
FPSゲームもそういうフェーズに来たと思います。 日本が悪いとは思いませんし、僕も日本で生まれ育ち素晴らしい国ですが 世界1 になることや、もっと強くなるためには海外のチームでコーチなり選手になる人がもっともっと増えるとまた違った景色も見えてくるのではないかなと思います。
ここまで見てくれたプレイヤーさんで海外で活躍したり 世界1の選手と言われるプレイヤーさんが出てくることを祈っております! 私も頑張ります!
syotaとxdllがtier1で予想以上に活躍できてないわ。
直近キル数の少ないけど、ゲームiqの高いGONのほうがマジで活躍しそう
プロはIQ高くてフィジカル強いのしかいないから無理だよ
gonは無糖がいる限りzetaはないだろうな。
dfmならあるかもしれんけど、artよりうまく行かなそう
無理
gonは人気高いけど、フィジカル的にもIGL的にもtier1じゃキツいでしょ
VCJで無双してたメンバーがtier1だと微妙とか言われてるのに
そもそもCGZからGONはフィジカル注目されて上がってきた選手だが
だが、なんだ?続けてみろ
無惨様…?
CLZ Syouta Xdll、ZETAは日本人選手のトップ層を引っ張ってきた。こいつらが無理なら他の選手でも無理でしょ。相手が強すぎるんや。もう黙って外人連れてくるしかない。
結局フィジカルあるやつ5人とiq高いやつ5人ならどっちを鍛えるのが未来あるんだろうな
フィジカルは後から鍛えるのがしんどいからフィジカル高いやつに座学で教え込む方が未来あるよ
PCゲー文化の韓国を上回るなんて簡単じゃねえ
急遽メンバー変更あった中でよう頑張ったよ、向こうも色々あったとはいえTLN戦で2-0決めたのが異常なだけ
まあZETAがようやく誹謗中傷者への対応を進めてくれるらしいからそこだけが楽しみや、少しは快適なコメ欄になるかな?
選手やチームの課題とか悔しさはあったかもしれないけど純粋に観てて面白い試合だったよ
いい試合だった。GG
単純に疑問なんだけど、スクリムや試合後の反省会やフィードバック設けても、致命的なほどの理解度の差ってでるもんなの?
決まったセットとか5v5の状況以外は結構出ると思う。すぐにダブルピークした方が勝てる状況もあれば、相手の動きを待ってから動きたい場面もあるし、カバーせずベイトした方が良い時もあるから話し合う余裕もない場面では埋まらない差がでるんじゃない?
キックオフから通してずっとsyoutaが微妙なのが悲しいわ
VCJ2023くらいのときはあんなに強かったのにな
持ち前のフィジカルを発揮してお!って思うシーンは1試合に1回あるかどうかだし
メンタル面の問題なのかセンチネルとしてラウンド中チームにプラスの影響を与えられている場面がほとんどない気がする
syouta正直結構期待してたから悲しいね。CGZの時とかこんなに強いコントローラー出てきたのかよ!って驚いたぐらいなのに
わかるあの時はsyoutaのアストラ次元違うくらい強かった
相手が弱いから有利な盤面作れて強く見えてただけだよ
GEだってDFM戦ではマクロ完璧の最強チームに見えたでしょ
vcjでは強かったけど正直モクの動きじゃないだろみたいなこと多かったし、相手が自分より弱いのが前提みたいな動きしてたもんな
今はそれができなくなったから上手くいってないのかもな
日本だとめっちゃ頭いいやつでプロゲーマーになるやつはかなり少ないし、純粋に馬鹿が多いんだと思う
まあ昔から「頭いい奴=ゲームしない」で有名大学とか進学させようとする親しかおらんからな
結局日本ではレールから外れると他人の目も生活も厳しい
小中くらいからずっとゲームできる環境+プロゲーマーに理解ある親がいないと駄目だから金持ちで放任主義の家庭じゃないと無理だろうね
まあ頭良かったらプロゲーマーになんてならんしな…
無糖って元シージだしシージから拾ったほうがワンチャンありそう
VCJはレベルが低いからizuレベルで抜けてるやつじゃないと結局tier1下位レベルの寄せ集めで厳しいわ
EDGのsmoggyだかも去年の途中で入った別ゲープロとかだったよな
これなら今年の汗上がりはNSもBMEにも勝てなさそう
BMEは他のチームの内部でのスクリム入手しているんじゃないかってくらいの強さしてるけど
逆に対策されるプレイオフからが本番だ
対策されて終わるチームって大体一発屋の構成とか初見のマクロで勝ってるけど正直今のBoomはミクロの上手さが光ってるチームだからプレイオフも結構いけそう
今まで日本はフィジカルのレベルが低いと思ってたけどMeiy gyen 無糖辺り見てると案外そうでもない気がするんだよな。頭のデカさ、メンタル、コミュニケーションが課題になってると思う
いやフィジは相変わらず問題でしょ。
全然フィジカルの問題あるよ
VCJ規模だけで見ると頭の良いプレーヤーが減った代わりに全体のフィジカルは上がった
けどそれも結局pacific単位で見たらそうでもないのがね
俺たち日本人にチーム競技でトップを狙うのは無理だ、みんなで格ゲーに引っ越そう
Zeta戦興奮して応援してた。面白かった。sp3もいい試合が見たいな
自分も今のVALORANTがどんなゲームなのか分かんないや
ZETAちゃんと弱いの面白かったW
このおっさんも負けてダラダラ言い訳して情けない Depは負けてホッとしてるよきっと笑
昨年も今年もtier2→tier1上がりだとチームとしてどう動くかとかが日本のtier2がレベル低くてついていけてないって気がする
来年も同じだろうなあ
TenTen
SugarZ3ro
Dep
Caedye
Yatsuka
これでいいんじゃない
NSのデッドロック構成の守りが硬すぎて絶望感半端なかったけど、試合終わって落ち着いて考えるとTenTenの攻めオペでワンピック狙うのが正解だったんじゃないかと思った。センサーが貼られてた位置には釣りとキル狙いの人員が一人見てて反応させない為にはドライで行かないと駄目っていう状況で勝ち筋を拾うならそれしか自分の頭では出てこなかった。
それを試合中に思いつくかどうか、その提案をチームに通せるかもあるけど相手も馬鹿じゃないから次の対応してくるだけで結果変わらなかったと思うよ
TenTenは頑張ってたけどデュエだけで解決できる差じゃない
オペだってずっと出せるわけじゃないし、そもそも仮にそれでワンピック取って1ラウンド取れても次の手打ってくるだけやろ
オペが出た時のこと何も考えてませんでした〜なんてムラゲじゃないんだから考えてないわけない
次の手次の手って言うけど、それなら他の対策考えてみろよ
オペでデッドロックをピック出来てそのラウンド取れたとして、次のラウンドはメインからドライで勝負してまたワンピック取って有利作ってと繰り返して相手のマネー削ってできる限り有利を維持出来るようにするとかしかないだろ
対策の対策取られるから意味無いじゃ話にならないんだよ、対策の対策取られたら更にそれの対策をしてって回していかないと勝てるわけ無い。対策が取られるからやりませんなんて馬鹿のやることだよ。