
2023年2月13日-3月4日にかけて行われる、VCT史上最大の国際トーナメント「2023 VCT LOCK//IN」。本稿では、試合直後に行われたプレスカンファレンスより、ZETA DIVISIONの選手・コーチ陣へのインタビュー内容をご紹介します。
本日早朝より行われた日本代表「ZETA DIVISION」とAMERICASリーグの「Leviatán」の試合では、ZETA DIVISIONは残念ながら0-2で敗退。シングルエリミネーション形式を採用する今大会では初戦敗退となってしまった同チームですが、3月26日より開幕するPACIFICリーグでは同じく日本代表「DetonatioN FocusMe」と共にPACIFICリーグのパートナーチームとして参戦。今年6月に日本・東京で開催を予定している「VALORANT Masters Tokyo」への出場を目指し、本リーグに挑戦することとなります。





―― 現在チェンバーがメタから外れていますが、この変化はLaz選手自身やチームの編成・ゲームプレイに対してどのような影響を与えているでしょうか。
Laz選手:今までのような動きはもちろん出来なくなりましたが、以前からサイファー・キルジョイはよく使っていたので前に戻って、新たなメタに適応していくという感じです。個人的にはチェンバーが自分に合っているのですが、キルジョイも悪くはないとは思っています。好きかどうかと言われればあれですが笑。
―― パールではタイムアウト後に逆転するなど流れが変わるシーンも見られましたが、2回のタイムアウトではどのような話をされたのでしょうか。
XQQコーチ:ある程度敵の構成でやってくることは分かっていたので、最初は自分たちのスタイルを押し付けつつ、敵の動きに合わせてタイムアウトで変えて対応していく、という風にしていました。特に防衛ではタイムアウトが有効的だったので、もう1、2ラウンド早くタイムアウトを取れていればもっと良かったかなと個人的に反省しています。

―― 第1MAP・アセントではエリアコントロールなどで苦労されていたと思いますが、Leviatánの上手かった部分について教えてください。また、マップのBAN/PICKの意図についても教えてください。
XQQコーチ:スプリットやフラクチャーなど、ZETA DIVISIONが得意としているマップをBANしてくるというのは予想していました。アセントのエリアコントロールに関しては、練習では上手く行っていました。他のチームも言っていると思いますが、細々とした所の撃ち合いが上手かったり、普段であれば守れている形も守れなくなってしまっていたので、盤面上ではエリアもコントロールされ、良いようにやられていたように思います。
―― 今大会では同リーグのPACIFICチームの活躍が目立っていると思いますが、今大会におけるPACIFICチームの試合内容、レベルについてはどのような印象でしょうか。
XQQコーチ:「DRX」のアイスボックスでのハーバー・ヴァイパーを採用した構成など、「アジアはこのマップ強いだろうな」というマップではかなりアドバンテージを持っていて、他の地域では見られないメタがかなり先を行っているというのが今回のPACIFIC勢躍進の理由かと思います。PACIFICリーグでは敵にはなりますが、今大会では優勝して一枠増やしてほしいと思っています。
VCT LOCK//INでは優勝チームの所属リーグに今年6月開催の世界大会「Masters Tokyo」への枠数を1つ追加付与。原則リーグでの上位3チームがMasters Tokyoへの出場権を獲得
―― ZETA DIVISIONの構成は他の地域では見られないような楽しい構成が多く見られますが、新しい構成を試すという所に注力しているのか、他リージョンの構成を真似てメタに対応しているのか、現時点での方針を教えてください。
XQQコーチ:アセントはオーソドックスな構成を採用しています。パールの構成については、現パッチにおいて非常にポピュラーな構成を採用しています。ただ、アジアで採用しているチームは少なく、今大会のメタとしても2コントローラーが多いので少々特殊には見えますが、EU・NAではよく使われているのでメタ構成に近いのかなとは思っています。

―― 目標はMasters Tokyoということでしたが、今大会ではどのような経験を積めたとお考えでしょうか。また、リーグについての意気込みもお願いします。
Laz選手:大会で強敵と対戦するというのはなかなか経験できないことであり、試合後にいくらでも試合を見直せますし、悪いところも修正していけるので、良い経験値になったと思います。ただ、もちろん沢山試合をしたかったという気持ちはあります。リーグについては今回のMastersが東京で開催されるということもあり、めちゃくちゃ出たいと思っています。
―― ZETA DIVISIONとしては今回のブラジルでの経験を経て、Masters Tokyoまでには少し期間が空きますが、どのように準備を進めていくつもりでしょうか。
Laz選手:Masters Tokyoに出るためのリーグを絶対に勝ち抜かなければならないので、今大会を通して得た修正すべき点をしっかりと修正して、新たなメタに適応する上で今大会で見れる構成なども経験値になると思っています。色々なことを活かして、リーグ戦を絶対に勝ちに行きたいと思っています。

―― 今回の対戦相手「Leviatán」は南米チームということもありアウェイな雰囲気の中で行われたと思いますが、会場の雰囲気など不利に感じた部分はあったでしょうか。また、試合前のインタビューで気温などに懸念があると仰っしゃられていましたが、その点はいかがだったでしょうか。
Laz選手:アウェイではあることは間違いなくて歓声の差は感じたのですが、ゲームが始まってからはあまり気になりませんでした。環境面については強いて言えば湿気がすごかったです。気温に関しては暑いといえば暑いのですが、ゲーム中はそこまで暑さは感じませんでした。会場以外ではエアコンがガンガンだったので快適ではありました。
