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2023年のVALORANTシーンはどうなるのか?新たな公式大会のシステムをわかりやすく解説

2022.09.22 107 COMMENTS
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9月21日、Riot Gamesより2023年シーズンから行われるインターナショナルリーグの参加チームが発表されました。同社は4月から複数回にわたり発表を繰り返してきましたが、新たなVCTのシステムには複雑な部分も多々あります。そこで、本稿では新たなVALORANTシーンについてわかりやすく解説していきます。

目次

2022年シーズンまでのVCTシステム

2021年まで、VCTはNA (北アメリカ) 、EMEA (ヨーロッパ/中東/アフリカ)、ブラジル、LATAM (ラテンアメリカ)、韓国、日本、APAC (アジアパシフィック) の7地域で「Challengers」を実施し、各地域の成績上位チームが国際大会「Masters」に進出していました。Mastersは2回 (2021年は3回) 行われ、2度の国際・国内大会で結果を残し、より多くのサーキットポイントを獲得したチームが一年の締めくくりとなる「Champions」に出場していました。また、Chapmionsへの参加を逃した上位チームは「Last Chance Qualifier」(LCQ) に参加し、各地域最後の1枠を賭けて争いました。

2022年のスケジュール

2023年シーズン以降のVCT

2023年以降大きく変わるのは、「Masters・Championsといったグローバルイベントに参加できるのはインターナショナルリーグの参加チームのみ」となることです。2022年までのように、「あらゆるチームに世界大会へ出る可能性があるわけではありません。

よって2023年以降、VCTに参加するチームは「インターナショナルリーグ参加チーム」と「Challengers出場チーム」の2種類に分けられます。

インターナショナルリーグ

インターナショナルリーグは南米・北米を対象とした「AMERICAS」、「EMEA」、従来のAPACに日本・韓国を追加した「PACIFIC」の3地域に分けられ、それぞれロサンゼルス、ベルリン、ソウルにてオフラインで行われます。昨日発表されたのが各リーグの参加チームです。

各リーグでは2スプリット制の大会が予定されています。1スプリットごとに各地域の上位チームが「Masters」に進出し、おそらくサーキットポイント制のもと1年を通じて優秀な成績を収めたチームが「Champions」へ出場できます。しかし2023年は新リーグ初年度ということもあって1スプリットのみとなり、代替としてブラジル・サンパウロにて「KICKOFF TOURNAMENT」が実施されます。

よって、2023年シーズンにインターナショナルリーグへ参加するチームのスケジュールは以下のようになります。なお、細かい日程については明らかになっていません。

  • 2月:キックオフトーナメント
  • 3月:インターナショナルリーグ
  • 6月:Masters 2022
  • 7月:Last Chance Qualifier
  • 8月:Champions 2023

インターナショナルリーグに参加するチームはRiot Gamesからの手厚い支援を受けることができ、降格制度もいまのところ確認されていません。さらにチームとコラボしたオリジナルスキンの作成なども予定されているようです。そのため、今後はよりよい待遇を求める選手と国際大会における結果を求めるチームにより、移籍が相次ぐと考えられます。

新たなChallengersシステム

新たに開催される「Challengers」では各地域が21に分けられ、それぞれ大会が行われます。2022年シーズンにEMEA地域で行われていたValorant Regional Leagueが世界的に拡大したものと想定されています。

Challengersではまずオープン予選が実施され、上位チームによるリーグ戦・プレイオフへと続きます。これを年に2度行い、トータルで優秀な成績を収めたチームが国際大会「Ascension Tounament」へ進出します。このトーナメントはAMERICAS、EMEA、PACIFICというインターナショナルリーグと同じ分け方で実施されます。そしてアセンショントーナメントで優勝した1チームが翌年のインターナショナルリーグへの参加権を獲得します。

つまり、ZETA DIVISION、DetonatioN Gaming以外の日本チームがインターナショナルリーグ入りを目指す場合、以下のプロセスが必要となります。

  1. 日本地域で2度行われる「Challengers」で優秀な成績を残し、「Ascension Tournament」への出場権を獲得する
  2. アジア太平洋の残り9地域から集ったチームとオフライン開催の「Ascension Tournament」で争い、優勝する

Ascensionトーナメントを勝ち抜いたチームは、翌年から2年間のみインターナショナルリーグに参加します。2年を終えた後は再びChallengersからAscensionトーナメントを勝ち抜き、リーグへの参入を目指します。また、Ascensionトーナメントからの昇格枠は2026年から2チームに拡大し、インターナショナルリーグは最終的に14チームとなります。

Challengersから参戦するチームの年間スケジュールは以下の通りとなります。

  • 1月:Challengers Split1
  • 3月:Challengers Split2
  • 7月:Ascension Tournament

ゲーム内コンペティティブシステム

Riot Gamesから8月に発表された資料によれば、「VCTに直接つながるゲーム内コンペティティブシステム」の開発が行われているとのことです。2024年からは新システムを通じてChallengers出場チームが生まれるとも記載されており、Challengers下位チームとの入れ替え戦が検討されている模様です。まだまだ未決定の部分も多いと思われますが、2023年のChallengersの結果を踏まえ、ある程度国内大会の参加チームが固まることも予想されます。

今後のVALORANTシーンはどうなるのか

新たなVCTシステムの導入より、VALORANTシーンはさらなる盛り上がりが予想されます。選手の移籍が活発化することによるスーパーチームの誕生、Challengers・インターナショナルリーグの開催日を分けることによる試合数の大幅な増加、チームとコラボしたゲーム内アイテムの追加など、選手・チーム・ファンすべての利益に繋がっていくでしょう。

その一方で、今回パートナーに選ばれなかったチームについては不安が残ります。有力チームからは選手のFA宣言が相次いでおり、チームとして翌年以降シーンに参戦するかは不透明な部分もあります。いわゆる”Tier2″シーンになるであろうChallengersが盛り上がりを見せ、新たなスター選手が生まれてこなければ、インターナショナルリーグのレベルを維持することはできないでしょう。一度インターナショナルリーグに昇格しても、2年で強制的に降格となるシステムについても懸念が残ります。2023年シーズンからChallengersに参加するチーム・選手の待遇がどうなるのか、Riot Gamesからの続報を待ちたいところです。

参照サイト:
ライアットゲームズ、VALORANT Champions Tour 2023の新情報を発表南北アメリカ、APAC、EMEAの合計21の各地域でVALORANT Challengers開催
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