「VCT 2022 EMEA Stage2 Challengers」M3C、FPXがローワー決勝へ。国際大会「Masters」出場をかけ25日に激突

EMEA地域の予選大会「VCT 2022 EMEA Stage2 Challengers」のプレイオフ、Day3が6月20日、21日に行われました。Day3ではM3 Champions vs Team Liquid、FunPlus Phoenix vs Acendの2試合が行われ、M3 ChampionsとFunPlus Phoenixが勝利しました。勝利した両チームは国際大会「2022 VCT Stage2 Masters」への進出をかけて25日に対戦します。
M3C vs TL ゲームレポート
第1マップ:アイスボックス // TL WIN
負ければStage2終了となる、ローワーブラケットでの対戦となった両チーム。M3CはファーストラウンドをChronicleのヘッドハンターによる3キルで取得すると、その後もChronicleのマルチキルの働きでラウンドを4連取。TLのピックマップでありながら開幕はM3Cが圧倒します。しかし、TLもJamppiのオペレーターで人数有利をつくる動きが刺さり、前半戦は6-6の同点で終了します。
攻守交代後もM3Cがファースト、セカンドラウンドを取得しますが、その後はTLが勢いに乗りマッチポイントを獲得。M3CもnAtsの4キルでなんとかラウンドをつなぎますが、最後はScreaMのショーストッパーでTLが第1マップを取得します。同チームのJamppiはなんと10つのファーストブラッドを獲得する活躍となりました。

第2マップ:フラクチャー // M3C WIN
続く第2マップはM3Cピックのフラクチャー。攻撃側がM3C、防衛側がTLとなった前半では、TLがファーストブラッドをとるもののM3Cが柔軟な立ち回りでラウンドを取得。レイズをピックしているChronicleのマルチキルや、nAtsのツールドフォースでのクラッチなどもあり、8-4のM3Cリードで前半戦を終えます。
後半戦の開幕はnAtsが大活躍。ファースト、セカンドラウンドのみで8キルと大暴れしM3Cがリードを広げます。TLもなんとか第15ラウンドを取得しますが、nAtsのオペレーターやd3ffoのタワーでのジャッジの守りに攻めあぐね、M3Cがマッチポイントを獲得します。王手をかけられてからTLも連続でラウンドを取得しますが、RedgarのバッキーがAメインで炸裂、武器不利のラウンドをM3Cが取得して試合を同点としました。

第3マップ:バインド // M3C WIN
運命の第3マップはバインド。絶好調のRedgarの活躍でM3Cが第1、第2ラウンドを取得します。しかし、soulcasの活躍で第3ラウンドをTLが取得すると、そこからScreaMに火が付き5連勝。TLがリードを広げます。2-5と大きくリードを奪われたM3Cですが、今度は同チームが4連取。最終ラウンドはTLが制し6-6の同点で前半を終えます。
後半戦はRedgarの3キルでM3Cがラウンドを取得してのスタート。その後もRedgarがマルチキルを重ねM3Cがリードを広げ後半1ラウンドも落とすことなくマッチポイントを獲得します。迎えた第19ラウンドTLは1vs3の有利状況でラウンド取得まであと一歩としますが、それまで息をひそめていたd3ffoが1vs3クラッチを決めてM3Cが勝利を掴みました。

勝利したM3Cはローワーファイナルへの進出を決定しました。敗れたTLのStage2はここで終了となり、2大会連続の国際大会出場とはなりませんでした。
FPX vs Acend ゲームレポート
第1マップ:ヘイブン // Acend WIN
FPXのピックしたヘイブンはAcend、cNedの独壇場で終わります。チェンバーをピックしたcNedは神がかり的なパフォーマンスを披露。特にAサイトを一人で捌いてのACEはStage2最高のプレイと言ってよいでしょう。
前半後半ともに圧倒したAcendが13-3で第1マップを取得し、ローワーファイナル進出へ大きくリードします。

第2マップ:アイスボックス // FPX WIN
第2マップはAcendピックのアイスボックス。最初の2ラウンドこそFPXが取得しましたが、その後はAcendがcNedのファーストブラッドやMONSTEERRの活躍で6連取。そこからFPXも3ラウンドを取得し、前半戦は5-7のAcendリードとなりました。
後半戦はピストルラウンドをAcendが取得しリードを広げます。しかし、そこからFPXもZyppanの2ラウンド連続4キルなどで勢いをつけると、第20ラウンドから5連取を決めて13-11で同チームが勝利を決めました。

第3マップ:ブリーズ // FPX WIN
運命の第3マップはブリーズ。ANGE1のヨルを用いた構成のFPXに対してstarxoのネオンを採用したAcendの対戦となりました。ピストルラウンドをFPXが取得すると、そこからは同チームが圧倒。Acendはヨルへの対応に苦しみ、FPXがなんと9連続でラウンドを取得しました。そこからAcendもなんとか3ラウンド取得し、9-3のFPX圧倒的リードで前半戦が終わります。
Acendは後半戦もFPXの勢いを止めることはできず。「9-3 curse」をものともしなかったFPXが第3マップに勝利しローワー決勝、国際大会進出をかけてM3Cと対戦します。敗れたAcendはここでStage2終了となりました。

M3 Champions vs FunPlus Phoenixの対戦となったローワー決勝は6月25日の深夜より行われます。また、その勝者はグランドファイナル進出をかけ、同日に開催されるFnatic vs Guild Esportsの敗者と対戦します。
昨年のStage3 Masters優勝の実績を誇るM3Cか、前EMEA王者のFPXか、EMEA地域の国際大会進出最後の一枠はどちらのチームが手にするのでしょうか。全てが決まる一戦に注目が集まります。
コメント
コメント一覧 (3件)
アイボvakkが設置ミスってなかったっけ
あれなかったら勝ってたのかなあ
EMEAは定期的にパワーバランス変わって凄いな
この2チームがLowerってのが凄いよな