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振り分け戦の厳格化、ランクをリセットする理由についてVALORANT開発者が言及。惰性感の防止、ブースティングの排除といった様々な理由が明らかに

REDDIT 2022.01.13 28 COMMENTS
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先日、VALORANTでは新シーズン「Episode 4 Act 1」が開幕。今シーズンではランクの参加条件にアカウントレベル20以上という新たな条件が加わり、スマーフ抑止などに期待が寄せられる一方で、海外コミュニティRedditでは「今シーズンのランクプレースメントを見て、ランクをプレイする気力がなくなった」と題された投稿が大きな話題を呼んでいます。

目次

毎シーズンごとにランクをリセットする理由について開発者が言及

上記投稿は、前シーズンではプラチナ1にプレースされたというredditユーザーが、今シーズンでは4勝5敗、4勝のうち3試合でマッチMVP/チームMVPを獲得、敗北した試合でも11-13と好成績を収めたにも関わらず、前回より大幅ダウンのシルバー3に配属されたことを嘆くといった内容になっており、共感するコメントが多数寄せられています。

新シーズンの開幕後は最初の5試合でプレースメント(振り分け戦)を行う必要がありますが、「今シーズンのプレースメントは前回よりも厳しいものになっている」と指摘する意見がSNS上などでも散見されます。

この一連の疑問に対し、VALORANTのシニアコンペティティブデザイナーを務めるEvormar氏が反応。なぜこのようなことが起こっているのか、その理由とともに具体的なランクシステムに関する説明がされています。

同氏は回答の中で、プレイヤーベース全体が同様の条件でランクを下げられていると明言した上で、「惰性感を防ぐため」「ブースティングなどの不正行為への対策」など、VALORANTにランクのリセットシステムが導入されている理由についても触れています。やや長文にはなりますが、詳細については下記のEvormar氏のコメントよりご覧ください。

いくつか同様の投稿を見てきて、Twitterでもこの話題について取り上げましたが、いま何が起きているのか、なぜなのかについて、率直にお話ししたいと思います。

まず、皆さんが多くの時間をかけて達成したランクから、また下がってしまうのは非常にもどかしいことだと理解しています。ランクはValorantにおける自分のアイデンティティの一部であり、ランクリセットが発生した場合、その下がり具合によっては動揺することもあるでしょう。ランクを下げられるのは辛いことかもしれませんが、ランクのプレイヤーベース全体が同じルールで同じだけ下げられていることを知っておいてください。私たちはあなたのランクをより多く落としたり、特別視しているわけではなく、コミュニティ全体が同様のリセットを受けているのです。

次に、リセットそのものについてお話したいと思います。私たちは今後、パッチノートに各エピソード間で行われるランクリセットに関する説明を記載します。ランクマッチの標準的な方式ですが、リセットのルールは次の通りです。

1. 各エピソードにおけるプレースメントの最高ランクはダイヤ1であり、すべてのランクは一定値下げられます。前エピソードから1-4ランクほど下がると考えておいてください。特に高ランクでは、リーダーボードのランキング、ブースティングの懸念、スキルの萎縮などの理由によってランクの低下がさらに厳しいものになります。

2. 毎Actごとにリーダーボードはリセットされ、すべてのプレイヤーを現在のRR(ランクレーティング)の10%に落とします(リーダーボード上にいる場合)。それ以外のプレイヤーは、1回だけプレイする必要があり、前のActで獲得したランクを取り戻すことができます。

このルールはエピソード2から適用されています。今後もこのルールが適用されることを期待しており、もし何らかの変更があった際には改めて発表します。

ランクをリセットする理由は複数ありますが、それを明確にすることで、なぜリセットする必要があるのかを皆さんに理解してもらいたいと思います。Valorant、そしてランクについて話すときに覚えておいてほしいのは、Valorantではプレイヤーベース全体が常に向上しているということです。基本的なスモーク、エントリー方法、基本的なプラント位置などのスキルは一般常識になり始め、全ランク帯に浸透していくのです。βテストではプラチナ帯のプレイヤーはバインドAの基本的なプラント位置を知らなかったかもしれませんが、今ではほとんどのゴールド帯のプレイヤーがおそらくそれを知っていることでしょう。これは、「リーグ・オブ・レジェンド」でも確認されていることなのです。レーン戦におけるウェーブ管理は今やゴールド以上のランク帯に期待されるものになっており、初期のシーズンでは高ランクのプレイヤーでさえ、いま皆さんが知っているレベルのウェーブ管理を知っているわけではありませんでした。

これらはプレイヤーベースが進化し、平均的なスキルが上がっていることを意味します。いつかは停滞するかもしれませんが、Valorantはまだリリースから間もないゲームであるため、常に変化し、何年も前から存在するゲームよりも速いスピードで変動しています。これがランクリセットを導入した理由のひとつなのです。(ランクをリセットしないと)プレイヤーは、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドなどのランクで惰性でプレイするようになるかもしれません。定期的にValorantをプレイしていなかったり、コミュニティが向上していなかったり、あるいは衰退しないように最低限のことしかしなくなるかもしれません。リセットすることで、現在のエピソードでダイヤモンドであれば、実際に今現在、あなたがダイヤモンド帯のプレイヤーであることを保証します。そのランクに何年いるのか、そのランクで惰性でプレイしているのか、といった質問をされることもないでしょう。過去数ヶ月以内にランクがリセットされたことで、あなたは現在のシーズンでダイヤモンドに到達したことが保証されるのです。

上記の話では、コミュニティの平均的なスキルしか見ていませんが、もう一つの理由として挙げられるのは、一般的なゲームバランスやゲーム全体の環境の変化です。各エピソードは、その前のエピソードとはさまざまな面で大きく異なっています。新しいマップ、エージェントバランス、武器バランス、マップの変更などは、コミュニティ全体のスキルレベルに影響を与えるでしょう。繰り返しますが、先述した通り、現在のコンペティティブ環境の中で、あなたがそのランクに属していることを証明することを期待しています。

最後に、ランクリセットは「ブースティング行為」や「ボットアカウント」を排除するのにも役立ちます。我々は常にValorantランクにおける悪質な行為と戦っていますが、そのようなアカウントすべてを常に検出できると考えるのは馬鹿げたことです。リセットはシステムを悪用し、我々に検出されなかったアカウントを排除するのに役立ちますし、もし彼らが再びシステムを悪用しようとしたら、その過程で検出される可能性が生じます。

余談ですが、「Riotはもっとゲームをプレイさせるために、このような苦行を課しているだけだ」といった発言についても言及してみたいと思います。私はランク担当のデザイナーで、コンペティティブチームとして、ポジティブなランク体験を作るために何をすべきかを考えています。私たちのチームには、プレイ時間を増やすという要求も、ランクを上げるためのGrind(退屈な作業)を強制しなければならないという期待もありません。また、私たちの上司に、こうした理想や目標を押し付けてくる人もいません。人為的な作業要素を作ることは悪いことで、実際に我々はそれをできるだけ避けようとしています。私たちは、このコミュニティの皆さんと同じようにValorantをプレイし、愛し、みんなが楽しめるゲームでありたいと思っています。もし、プレイヤーが楽しんでプレイできるような楽しいゲームを作るのであれば、偽のGrindなんて必要ないでしょう。実際、偽のGrindはプレイヤーを遠ざけ、楽しくてポジティブなゲーム体験を汚してしまうかもしれない、と私は考えています。私たちのゴールは決してGrindを強制することではありませんし、もし1つの試合であなたの本当のランクが分かるのであれば、それを実行します。ランクの主な目的は、他のコミュニティと比較して自分のスキルを把握することであり、それが我々の判断の指針であるということを忘れないでください。

これらの回答は、ランクを剥奪された皆さんのマイナスな気持ちに対して埋め合わせをするものではありません。とはいえ、私たちは皆さんからスキルを取り上げているわけではありません。もし本当にゴールドにふさわしい実力を持っているのであれば、確実にゴールドになれるでしょう。このシステムは皆さんのスキルに基づいて、本当のランクを見つけるように設計されているのです。また、皆さんが上達し、前シーズンのスキルを超えることを止めるものではありません。私の望みは、皆さんがエピソード3のランクガンバディーを手に入れ、「前回のエピソードで達成したことは誇りに思うが、今回のエピソードではもっと上達できるはずだ」と意気込んでくれることです。

最後に、もしあなたが前Actのランクに戻れないのなら、今のあなたはそのランクに値するのでしょうか?

MMRと実際のランクの乖離について

また、上記コメントに対してユーザーから寄せられた「MMRと実際のランクの乖離」に関する問題について、同氏は以下のように回答しています。

redditユーザー
「では、目に見えるランクは同じでも、MMR(内部レート)によってビックリするほど違うレベルのゲームをしている人が2人いる場合、どのように対処するのでしょうか?十分な試合数をこなすことで正確なランクに到達できるという考え方は理解できますが、目に見えるランクと隠れたMMRの間にある分断が、目に見えるランクを多かれ少なかれ不要にしているように思います」

EvrMoar氏
「これは、MMRを表示させた場合でも、すべてのランクシステムに内在する問題点です。

純粋なMMRシステムの世界で2人のプレイヤーを見てみましょう。

・プレイヤーA – ランク戦を5回プレイしている
・プレイヤーB – ランク戦を50回プレイしている

この世界では両名ともランクはシルバーです。プレイヤーAは本当はゴールドに属するのですが、MMRシステムによってそこに配属されるだけのゲームをプレイしていないのでシルバーにいます。プレイヤーBはシルバーに属しており、50試合プレイしたことでそれを証明しています。このように純粋なMMRシステムでは、技術的には二人ともシルバーのままです。ただし、プレイヤーAのランクは間違っています。なぜなら、彼のMMRは間違っており、十分なゲームをプレイしていないからです。

この問題は、どのランクシステムでも同じことです。なぜなら、どちらのシステムでも実際のMMRに達するまで、X回の試合をこなさなければならないからです。ランクとMMRが分離されたシステムでは、最初の数試合でMMRが大きく変動する代わりに、ランクをMMRより低くして、その後からランクをMMRにゆっくり合わせることになります。一見同じことなのですが、実際にはより良い体験が可能になります。また、MMRに影響を与えることなくランクにペナルティを与えることができるので、公平なマッチメイキングの実現にも繋がるのです」

翻訳元:Riots placement for this season makes me not want to queue up for ranked.

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