先日終了した「VCT 2025 Masters Bangkok」において、パッチ10.00で登場した新エージェント「テホ」が全体1位となるピック率56%を記録しました。テホを積極的に使用したG2 Esports / EDward Gamingが上位進出を果たした一方で、優勝したT1はアビス / フラクチャーのみの使用に留まるなど、多様なエージェントピックが見られています。

パッチ10.04からは新エージェント「ウェイレイ」が登場するほか、アビス / バインドがマッププールから除外され、アセント / アイスボックスが復活します。またアイソ / テホ / デッドロック / クローヴに変更が加えられることで、メタにも大きな変化が予想される状況です。

Tier1のStage1は中国で今月13日に開幕していますが、その他の地域は22日以降とやや期間が空いている状況です。当サイトではこのタイミングで、現在のメタを考える連載企画を行います。今回はヘイヴンです。
| 構成 | 登場回数 | チーム |
|---|---|---|
![]() | 17 | EDG,DRG,KRU,LEVなど9チーム |
![]() | 12 | T1,VIT,FNC,SEN |
![]() | 12 | M8,XLG,NRG,NSなど8チーム |
![]() | 7 | RRQ,GX,TS,APK |
![]() | 6 | GEN,BLG |
![]() | 6 | TL,KOI,EDG |
※各地域のKickoff+Bangkokの合計、上位10エージェント
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 93.2% | 78.4% | 73.0% | 70.3% | 47.3% | 29.7% | 24.3% | 21.6% | 18.9% | 16.2% |
| 取得率 | Attacker | Defender |
|---|---|---|
| Bangkok | 60% | 40% |
| PACIFIC | 57% | 43% |
| Americas | 37% | 63% |
| EMEA | 47% | 53% |
| CHINA | 54% | 46% |
2022年の初めあたりから人気を集め始めたジェット / ソーヴァ / ブリーチ / キルジョイ / オーメンという構成は、まだまだ人気を保っています。キルジョイのタレットが弱体化を受け、サイファーを使用するチームが大半となっていますが、骨格は変わっていません。

途中はヴァイパーハーバー構成やヴァイパーオーメン構成なども流行りましたが、ブリーチを活かしたエリア取りやサイト制圧能力の高さ、全体的なリテイク能力の高さなど、総合力が評価されている形です。
とはいえ昨年はジェットに代わりネオンが主流となっていました。ファストレーンで道を切り開ける点は攻守ともに強力で、スライディングを使用した”破壊”も特徴的です。ナーフによってやや減少してはいますが、アジアを中心に一定の人気を保っています。

一方で、昨年から人気を集め始めているのがヨルアイソ構成です。FNATICがこれで結果を残したことにより、最近ではTier2シーンでも広くみられるようになってきました。BangkokではT1が4勝0敗と他を圧倒しています。

ただこの構成をKickoff / Mastersで使用したのはT1 / VIT / FNC / SENのみと、見事に上位チームが並んでいます。やはりアイソは個人の撃ち合いに依存するうえ、アルティメット使用時にほぼ100%勝ち切ることが求められます。T1のMeteor選手、FNCのAlfajer選手など、素晴らしいAIMを持つデュエリスト以外のプレイヤーが必要となることが影響していそうです。
パッチ10.04ではアイソに様々な変更が行われており、アンダーカットが2個から1個になった影響がどう出るのか、気になるところです。気軽に使いづらくなった一方で、抑制によるラッシュ止めやスキル合わせは利点でもあり、チーム戦としては活きる気もしますが、果たしてどうでしょうか。
以上の構成が人気を集めるヘイヴンですが、強力な新エージェント「テホ」が徐々に存在感を見せてきています。Bangkokではテホのピック率が50%に到達しました。

長い直線が多く、ブリーチが採用されやすいマップということで、テホとのコンビネーションという面では向いていそうですが、索敵の少なさがネックとなります。G2のようにサイファーではなくヴァイスを採用する場合、攻守ともに身体で抑えなければならないところも多く、使用難易度の高い構成であることは間違いありません。
テホ / ブリーチ構成では他のマップと同様にデュエリストとしてヨルを採用するチームが多いものの、TLやSENのようにジェットと組み合わせるところも少なくありません。ヘイヴンにおいてはまだまだお試しの段階と言えるでしょう。Mastersを見たうえで各チームがどう構成を変えてくるのか、それともメタ構成を信じるのか、注目が集まります。
