「VCT AMERICAS – Week8」リーグ戦が終了、100Tがまさかの敗退。日本時間24日5時からプレイオフが開始

5月21日、アメリカ・ロサンゼルスで開催中の「VCT AMERICAS 2023」Week8が終了しました。新たにLEV / FUR / EGのプレイオフ進出が決まっています。

Week7 試合結果

プレイオフ進出へ向け勝利が絶対条件のSENでしたが、スプリットをTenZ / zekkenの活躍で取得すると、3マップ目のバインドでは長いOTの末勝利しました。しかし1マップ落としたことにより、EG / LEV / MIBRの3チームすべてが勝利するという厳しい条件となったうえ、この時点でLEVの突破が確定しました。

EGは1マップ取れば突破が確定する大一番でしたが、NRGが盤石の内容でストレート勝ち。バインドでは3連勝中で、元OpTic組の”庭”が帰ってきています。この時点でFURの突破が決定し、EGはMIBRが100Tに勝ったときのみ突破という条件になりました。SENは2-0勝ちしていればこの結果を受けて突破が決まっていたものの、残念ながら敗退が決まっています。

C9-KRÜは接戦になりましたが、KRÜはロータスで9-3折り返しから勝ち切れずここを落とすと、3マップ目のアセントでも接戦の末敗れています。上位チーム相手にマップを取る機会も多く、全体的に競った試合が多いにも関わらず全敗という難しい状況です。

LOUD-LEVはLOUDが快勝し、1位通過を決めました。チームリーダーでIGLのSaadhak選手が素晴らしい活躍を見せています。対するLEVはここ5試合で1勝4敗、C9 / LOUD にいずれも大差で敗れており、調子を落としている点が気になります。

100T-MIBRは100Tが勝てばプレイオフ進出決定、負ければEGが突破という条件に。しかしMIBRは5連敗中で、エースのheat選手が個人的な事情でチームを離れていたこともあり、100Tの勝利を予想する声が多くなっていました。

しかし、そう簡単に行かないのがVALORANTの難しさなのでしょうか。MIBRがフラクチャーを先取すると、パールでも12-6と大きくリードを広げます。しかし100Tはここから驚異的な追い上げを見せ、怒涛の8連取。最後はCryo選手のACEで締め、土壇場で追いつきました。ですが反撃もここまでで、ロータスは序盤からリードを許し敗れています。

リーグ表

3つ巴までは直接対決>マップ得失点差>ラウンド得失点差という優先度で順位が決定します。なお4チーム以上が並んだ場合、当該チームの直接対決で全勝チームがいない場合、マップ>ラウンドで決定する模様です。

そのためC9に直接対決で勝利したLOUDが1位となり、5チームが並んだ4-5勢は直接対決の最高成績が3-1（100T）であるため、マップ得失点差が0のLEV、-1のFUR、-2でSENと並ぶもののラウンド得失で上回るEGが勝ち上がりとなります。

Playoffs 試合日程（日本時間）

北米勢と南米勢がそれぞれ対戦することとなったため、両地域から少なくとも1チームは「Masters Tokyo」に参戦します。どちらも調子を落としているLEVとFURのどちらが勝利するか、直近の試合でNRGに敗北したEGがどう立て直すかの2点が初戦のポイントとなりそうです。

なおリーグ戦期間中は日本時間の午前4時にスタートしていたAmericasですが、EMEA地域における試合との兼ね合いを考慮し、開始時間が午前5時からに変更されています。観戦予定の方は注意してください。