「VCT 2022 EMEA LCQ」Team LiquidがM3 Championsを下し優勝、Championsへの出場が決定

「VALORANT Champions 2022」最後の出場権をかけた戦い「VCT 2022 EMEA Last Chance Qualifier」にて、Team LiquidがM3 Championsをグランドファイナルで3-1で下し優勝を決定、国際大会であるChampionsの出場権を獲得しました。同チームはChampionsが4度目の国際大会となります。

Team Liquid vs M3 Champions ゲームレポート

第1マップ：バインド – M3C WIN

アッパーブラケットファイナルの再戦となった同カード。試合はM3Cピックのバインドからスタートします。soulcasのガチ解除でファーストラウンドを取得したTLが序盤は主導権を握りますが、レイズであるChronicleのエントリーへの対処に苦労し、試合は徐々にM3Cペースへ。新加入Jadyの相手の裏をつく1v2クラッチもあり5-7とM3Cリードで折り返しを迎えます。

後半もピストルラウンドを取得したのはTLですが、後半第3ラウンド目にはsheydosがACEを獲得。勢いに乗った同チームがその後は圧倒し、最後もsheydosの4killでM3Cが第1マップを取得しました。

第2マップ：アイスボックス – TL WIN

第2マップはTLピックのアイスボックス。アッパーブラケットファイナルでは18-16と激戦の末M3Cが勝利しています。防衛側であるTLはファースト、セカンドラウンドこそ取られたがもののsoulcasのクラッチなどで勢いに乗り5連続でラウンドを取得。M3Cもスリフティーの達成、nAtsの4killなどでなんとか盛り返し7-5で前半戦は終了します。

後半戦はM3Cがまたもピストルラウンドを取得し追いつきますが、ScreaMがBサイトをこじ開ける4killなどでTLがラウンドを重ねます。M3CもチェンバーであるChronicleのオペレーターによるワンピックなどで11-11と追いつきますが、ここでもScreaMがギリギリで解除の阻止に成功。最後はJamppiがツールドフォースで4killの活躍を見せ、TLがマップを取得します。

第3マップ：アセント – TL WIN

第3マップはアセント。TLはScreaMのフェニックスが登場します。そのScreaMがホットハンドでのキルを含むトリプルキルでファーストラウンドを取得すると、そこからラウンドを4連続で取得。Chronicleの4killなどでなんとか流れを掴もうとするM3Cですが、ScreaMがラン・イット・バックでトリプルキルをもぎ取るなど主導権を渡しません。フェニックスの強みを活かすことに成功したTLが8-4と大幅リードで折り返しを迎えます。

後半のピストルラウンドもScreaMのトリプルキルでリードを広げたTL。その後M3Cがラウンドを取得しますが、ScreaMのシェリフでのキルをきっかけにスリフティーに成功したTLが勢いに乗り、13-6でヘイヴンを勝利。Championsまで王手をかけます。

第4マップ：ブリーズ – TL WIN

第4マップのブリーズでは後がなくなったM3CがJadyではなく6人目のプレイヤーであるpurp0のジェットを採用。ファーストラウンドを取得しますが、TLがそれに対してスリフティーを成功。今度はM3Cがスリフティーを返すなど拮抗した立ち上がりになります。M3Cはsheydosの1v3クラッチで流れを掴み、5-2とリードを得ますが、Jamppiのオペレーターが機能し始めたTLがそこから5ラウンド連取に成功。7-5のTLリードで前半を終えます。

後半戦もM3Cがファーストラウンドを取得しますが、TLが再びスリフティーを達成。M3Cは今日絶好調のScreaMジェットとJamppiのオペレーターに太刀打ち出来ず、TLが13本目を取得。Championsへの切符を手に入れました。

勝利したTeam Liquidは9月に開催される国際大会Championsへの出場権を獲得。同チームは2021年の Stage2 Masters、Champions、2022年のStage1 Mastersに引き続き4度目の国際大会出場となります。全世界にファンを持つ人気チームであるTeam Liquid。メンバーも変わり新しくなった同チームはChampionsでどのようなパフォーマンスを発揮してくれるのでしょうか。