
16日、NAのプロゲーミングチームShopify Rebellionより、来年度からRiot Gamesが実施を予定しているVALORANTパートナーシッププログラムに落ちたことが公表されました。同チームは最近行われた「VCT Game Changers Series Ⅱ」において女性部門がNA2位となったほか、元Luminosity Gamingのメンバーを獲得したことで知られています。
An update on our VALORANT partnership application: pic.twitter.com/44ym2GPp4b
— Shopify Rebellion (@ShopifyRebels) July 15, 2022
本日、Riotは私たちRebellionに対し、VALORANTパートナーシッププログラムに参加できないと通知しました。1年以上前、私たちは最もインパクトを与えられると考え、現在は世界最強格の一つとされる女性チームと契約し、VALORANTシーンに参入しました。私たちは熱心な参加者であり、才能ある人材の育成に取り組み、”ワールドクラス”である多くの組織が未だ無視している選手に対し、権利とサポートを提供してきました。現在、私たちはNAのLCQに向けて選手と共に準備しており、今年の後半に行われるChampionsに参加するために、ブートキャンプを実施する予定です。
私たちははっきり言って失望しています。partnerd league(※来年から実施予定の新リーグを指す)の極端に少ないチーム枠を争う人気投票では、多くのチームが蚊帳の外に置かれてしまいます。今後の私たちの望みは、Riotがより広いチームをサポートする有意義な方法を取ることです。VALORANTを成功させるために心血を注いできた非常に多くの優れたプレイヤー、クリエイター、そして才能ある人々はサポートされるに値します。
私たちの計画に関しては、これまでと同様にチームと選手を支援し続けます。私たちが最優先するのは、これまでも、そしてこれからも、勝利のために必要なもの全てをプレイヤーに提供することです。私たちは、正しいことを行い、人々を第一に考えることに誇りを持っています。
VALORANTにおける私たちの未来については、夏にまたお知らせします。
@ShopifyRebels
長い声明となっていますが、主な主張としては来年から実施予定のインターナショナルリーグの枠が少なすぎるという点でしょう。北米・南米合同での新リーグはおよそ8-12チームで構成されると見られています。これまでVCTに出場した経験がないとはいえ、今シーズンNAでStage1・2共にPlayoffsへ進出したLGのメンバーを抱え、女性部門も結果を残しているSRが参入できないとすれば、パートナーシッププログラムの参加条件は非常に厳しいものと言えそうです。
4月に発表されたRiot Gamesの計画によると、2023年以降はアメリカ大陸・ヨーロッパ・アジアの3地域でMastersやChampionsに繋がるインターナショナルリーグを実施。Riot Gamesとの長期的なパートナーシップ契約を結んだチームが参入することとなっています。その他にも各国でリーグが開催されるとのことですが、国内リーグとインターナショナルリーグのチームが入れ替わる可能性については不透明な状況となっており、フランチャイズ化への懸念や、Tier2シーンの衰退が懸念されていました。
またSRの発表から3時間ほど前、Soar GamingがVALORANTシーンからの一時的な撤退を発表、メンバー全員がLFTを表明しています。
Today, we have made the difficult decision to exit competitive Valorant. pic.twitter.com/WeG68uS40d
— SoaR (@SoaRGaming) July 15, 2022
動画において、チームの創設者でありオーナーのMak氏はこれまでVALORANTチームの運営に力を注いできたとしつつ、「フランチャイズ化がTier2のシーンに与える影響」を考慮したうえで、一時的な撤退という判断が適切であると述べています。世界的にパートナーシッププログラム審査の結果を報告するチームが多くなっているため、同チームもSRと同様の通知があったものと思われます。
SoaRは2021年シーズンの途中からVALORANTに参入。今シーズンのVCTはNAのオープン予選7-8位が最高成績となっており、新リーグへの参入は難しいと見られていましたが、Cryocells (現XSET) 、zander (現Version1) 、stellar (現100 Thieves)など、強豪チームへ多くの選手を輩出したことでも知られています。
国内リーグの中身が分からない以上、VALORANTから一時的に撤退するというSoaRの方針はある程度理解できるもののように思われます。一方、SRが指摘する「蚊帳の外に置かれた」中堅チームの撤退が相次げば、新たなプレイヤーの活躍の場が減り、シーンの盛り上がりは失われていくでしょう。こうした問題に対しRiot Gamesがどのように対処していくか、注目が集まります。