NAの超新星プレイヤー「Trent」出身ゲームはサバイバルFPS ”Rust”、17歳の驚異的な強さの秘訣に迫る

本稿では、強豪がひしめくNA地域において現在、No.1サポートプレイヤーとの呼び声が高い「The Guard」所属の17歳・Trentの強さについて、海外メディア「Dexerto」の内容を一部翻訳してお届けします。

NA地域のVALORANT競技シーンといえば「TenZ」や「Hiko」などの名前を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし今年は若くて才能あふれるプレイヤーが突如何処からともなく現れその地域を支配しようとしています。

彼が所属しているチーム「The Guard」(以下、Guard) は、NA地域オープン予選から勝ち上がり、今期の「VCT NA Stage1 Challenger」に招待枠として出場している「100 Thieves」には、Bo3最終マップのアセントで、まさかの13-0でストレート勝利を収めています。その後もチームは好調を続け、「VCT Stage1  Masters」まであと一勝と迫っています（3月20日現在）。そんな同チームのスタープレイヤーである「Trent」はどのような選手なのでしょうか。

現在、VALORANTの競技シーンにいる選手の多くが「CS:GO」や「Overwach」など、競技性の高いゲームから来ていますが、彼はVALORANTに移行する前はサバイバルFPS「Rust」をプレイしていたとのこと。彼曰く、Rustで鍛えられたスプレーの技術が今の自分のスキルと通じるものがあると語っています。

友達に誘われてVALORANTをプレイするようになったTrent選手。Act3でレディアントを達成した後、競技シーンを目指すようになったそうです。競技シーンを目指した彼は、手当たり次第にNA地域のベンチプレイヤーやチームを探しているプロにDMを送ったことも一時話題となりました。現在「Cloud9」で活躍中のVanityもDMを受けた内の一人。無名時代のTrentからチームに入れてほしいと連絡があったことを、TwitterでDMの画像と共に明かしました。

Vanityは、快進撃を続けるGuardの結果を受け、Trentとチームメイトになるチャンスをみすみす逃した事への後悔の念を自身のTwitterで綴っています。DMでプロに向かって自分が一番であると送りつける強心臓っぷりと、若さゆえの荒々しさが数々のクラッチプレイを可能にするために必要な要因なのかもしれません。

彼とGuardは現在「VCT Stage1 NA Main Event」の準決勝まで駒を進めています。次のGuardの試合は、3月26日の午前5時から予定されており、本試合に勝利すると、決勝進出が決定。念願の国際大会「VCT Stage1 Masters」への切符を掴むことになります。今後も17歳の若きエースの活躍に世界中から大きな注目が集まります。

関連リンク：How a 17-Year-Old Came From Nowhere to Dominate Valorant