Vivo Keyd、Acend戦でのスパイカメラ不正利用により獲得ラウンドを没収へ。Acendに勝利判定が下され、2-1でウィナーズに進出
先日行われた「VALORANT Champions 2021」のブラジル代表「Vivo Keyd」とヨーロッパ代表「Acend」との対戦において、Vivo Keyd側のJhoW選手がサイファーのカメラバグを不正に使用したことにより、獲得ラウンドが没収され、Acend側の勝利となることがRiot Gamesより発表されました。
During Map 3 of the series between Acend and VK, Jonathan “JhoW” Gloria, of Vivo Keyd, violated a rule of the VALORANT Global Competition Policy.
— VALORANT Champions Tour (@ValorantEsports) December 4, 2021
Read more: https://t.co/WjqnDLETnC
バグの不正利用により、Vivo Keydの獲得ラウンドが没収
AcendとVivo Keydの試合の第3マップにおいて、Vivo KeydのJonathan “JhoW” Glóriaは、意図した通りに機能しない、VALORANTの本来の使用目的に反するサイファーのスパイカメラの配置を使用したことで、「ゲーム内のバグを意図的に利用して優位性を求めること」とする「VALORANT Global Competition Policy」のルール7.2.6に違反したとしています。
また、同選手は試合の内、第13ラウンドから20ラウンドまでの間、計6ラウンドでサイファーのカメラを不正利用したことがRiot Gamesより報告されています。
今回不正に使用されたバグは、プレイヤーの視界を遮るために用意された小さなマップテクスチャの裏側を見ることができるというもの。マップテクスチャの反対側の視点から見ると、テクスチャは遮られており、サイファーのカメラの位置を確認することは不可能です。
また、Riot Gamesは今回試合が途中で中断されなかった理由について、「不正行為が明らかな場合、または参加チームからの報告があった場合にのみ、試合を中止する」としており、今回の不正行為についてはAcend側からの報告がなかったこと、そして非常に分かりづらい内容であったことを理由に挙げています。
本来13-8でVivo Keydが勝利していた第3マップですが、今回の制裁によりRiot Gamesは、Vivo Keyd側が取得したラウンドが調整され、調整後のスコアをAcendが12、Vivo Keydが9とすることを発表。さらに、没収された6ラウンドがマップの後続ラウンドに与えるマネー状況の影響を考慮して、Acendに追加で1ラウンドを与えるとしています。
この調整により、Riot Gamesは第3マップ「ブリーズ」における調整後の最終スコアをAcendが13、Vivo Keydが9とし、Acendが2-1で試合に勝利したとする判定を下しました。勝利判定となったAcendはグループAのウィナーズマッチに進出することが発表されました。
JhoW選手が本件に対するコメントを投稿
今回の制裁に対して、JhoW選手は自身のTwitterで以下のようにコメントしています。
「決断はすでに下されていて、それは否定できないものです。カメラをポケットに入れていても試合には勝っていたと思いますが、ルールはルールですし、すべての試合に勝つという我々の計画はまだ変わっていません。一戦一戦を大切にしていきたいと思います。」
Decisão já foi tomada e é algo incontestável guys. Peço perdão pelo vacilo, realmente não foi a intenção e a gente venceria a série mesmo com a câmera no bolso, mas regras são regras e o nosso plano de vencer todos os confrontos ainda não mudou. Vamos na raça e um jogo por vez! https://t.co/7x9j4wmMxn
— Jonathan Glória (@JhowGG1) December 4, 2021
今回の判定によりそれぞれ対戦チームが変更され、Acendは12月5日の午前2時からTeam Envyと対戦、Vivo Keydは12月6日23時からX10 CRITとの対戦とすることになります。
追記1:Vivo Keydへの対応をさらに検討することを発表
本日12月5日に行われる予定だったグループAの試合(Acend vs Team Envy)は、Vivo Keydに対する対応をさらに検討するため、延期とすることがVALORANT Esportsより発表されました。
グループAの試合は、Vivo Keydに対する対応を検討するための時間を確保するために延期となりました。
— VALORANT Champions Tour JAPAN (@valesports_jp) December 4, 2021
本日は
Team Vikings vs Gambit
Team Liquid vs Sentinels
の2試合が実施されます。
日本語公式放送の配信開始時刻に関しまして
予定時間より1時間遅れの
「23:45 スタート」となります。 https://t.co/jID6GmyKHn
追記2:Vivo Keyd vs Acendの第3MAP再試合が決定、7-0でスタートへ
本日12月5日、日本時間22時30分より、Vivo Keyd vs Acendの第3MAPの再試合を行うことがVALORANT Esportsより発表されました。
Update: After further review, we will be replaying the Acend vs VK match at the start of today’s broadcast with Acend ahead 7-0.
— VALORANT Champions Tour (@ValorantEsports) December 5, 2021
Read the competitive ruling here: https://t.co/S83VpYrfiI pic.twitter.com/hLFcOpDWtG
VALORANT Esportsは先日下した試合の裁定内容に関して、再度検討を行ったことを発表。その結果、Vivo Keydから没収すべきラウンド数は3ラウンドであったことが明らかになり(当初は4ラウンド)、その結果、最終ラウンド数は12-10となり、勝利条件である13ラウンドには両チームともに達していなかったことを明らかにしました。
Acend側との協議の結果、本日のスケジュールを変更し、Crazy Raccoon vs Team Secret戦の前にVivo Keyd vs Acendの第3MAP「ブリーズ」の再試合を行うことを発表。試合はVivo Keyd側がグリッチを悪用したとされる計6ラウンドとマネー状況を考慮し、7-0でAcend側が7ラウンドをリードした形でスタートすることが決定しています。
また、今回の騒動に関して、VALORANT Esportsは両チームとファンに向けて謝罪のコメントを発表。今後、大会におけるバグの不正使用への対応を見直し改善を行っていく方針であることを明らかにしました。
両チームおよびVALORANT esportsのファンの皆様には、VALORANTの1年の集大成である試合を台無しにしてしまったことを心よりお詫び申し上げます。我々は2022年にグリッチに対する対応を再検討することを約束し、検出、試合中の裁定、試合後の裁定を改善するための変更を行う予定です。
VALORANT Esportsより
コメント
コメント一覧 (29件)
まあx10もこれで敗北になってたから妥当でしょ
なんで2回も不正判定してるのにここのテクスチャを修正しないのかが疑問だわ
ナイトマーケットとか言うゴミの前に修正するとこちゃんとしろよ頭悪すぎんだろ???
ズレてるんだよなRiot
このグリッチとか過去2回もあったのに一切直してないしデスマッチのアホな仕様も一年以上放ったらかしだし
最優先でサクッと改善すべきこと山ほどあるだろ
大会中これ明らかに使ってるなって場面でなんで止めなかったんだろう センチネルズの時は必要のないタイムアウトだったし
何でこれでriot側に色々言ってる人がいるんだ…?
大会ルール違反なだけだからバグを直す直さない以前に使う側にしか問題ないけどw
何回もグリッチ認定で試合おかしな事になってる箇所なのに直さないのは怠惰とみなされてもしゃーないよ
ましてや競技性売りにしてるゲームなのに
何言ってるんだ
悪いけどその考え方こそ何言ってんだだよ
ルール違反とriotの怠惰は全く別の問題で、関連させるべきじゃない
つまり「直してくれ」ってだけならわかるけど、どっちが悪いとか違反かどうかって事ならチーム側に弁解の余地は一切ない
もしかしたら「直してくれ」って言ってるだけって反論しようとするかもしれないけど、なら主コメの日本語ちゃんと読もうなって話になる
一応言わせてもらうけど、大会で1度も発生していないカメラを使ってメタルドアを破壊する実用性の無いグリッチは割とすぐに修正したのに、大会で2度も発生していて実際に問題になっているカメラのグリッチを放置ってもう訳分かんないですよね?
しかも今大会でセンチネルズ対FURIAかな?の時二Cサイト上のボックスにスキルを使わず上るのをグリッチとして15分TECHポーズを取ったのにCRも全く同じ事をしていたのに何も無かったり、余りにもグリッチの裁定、対応に疑問が残る事が多過ぎる。
VKが悪くないなんて誰も思ってないけど、お前が運営してる大会で問題になってるモノよりしょうもないグリッチ直してんじゃねーよってなるのも当然じゃないですか?
意外と運営叩きしてる奴多いな。不正をやろうと思えばできる環境を用意した方と実際やった方ならやった側が悪いでしょ。この大会の場ならなおさら。
valorantのセンチネルとかただでさえ考えることだらけなのに大会の緊張とか諸々の中あそこの設置は不正だって常に考えて動くのまず無理じゃね?
今回問題になったカメラ設置に関しては以前からグリッチとして知られてたものだから緊張とか以前に考える余地なんてないよ。知ってて使ったならもちろんアウトだし、知らなかったんだとしても普通のプレイヤーと違って、プロの世界大会である以上知らないほうが悪いとしかならないわな。
一応言わせてもらうけど、大会で1度も発生していないカメラを使ってメタルドアを破壊する実用性の無いグリッチは割とすぐに修正したのに、大会で2度も発生していて実際に問題になっているカメラのグリッチを放置ってもう訳分かんないですよね?
しかも今大会でセンチネルズ対FURIAかな?の時二Cサイト上のボックスにスキルを使わず上るのをグリッチとして15分TECHポーズを取ったのにCRも全く同じ事をしていたのに何も無かったり、余りにもグリッチの裁定、対応に疑問が残る事が多過ぎる。
VKが悪くないなんて誰も思ってないけど、お前が運営してる大会で問題になってるモノよりしょうもないグリッチ直してんじゃねーよってなるのも当然じゃないですか?
二度も一応言っちゃうのおもろくて好きよw
そう。当然だよ。訳わかんないね。だけどルールだからダメだねってこと
意図してバグ利用はダメだろ
出来るけどやっちゃダメだよねって事が分からない年齢でもあるまい
お腹空いた
まぁグリッチうんぬんの前にあそこの設置位置が強いというか使いやすい
修正は絶対してほしい
あそこの位置グリッチうんぬん以前に使い勝手がいい設置場所だから困るわ
修正しておけるようにしてほしい
前例があった場所なら大会前にちゃっちゃと直せばいいじゃん。透けた場所にテキトーにオブジェクト置くだけでも隠せるんだから
そこカメラ設置できるようにしたのは俺たち開発だけど実際に設置するのは不正でーすwざんねーんwって言われても困る
見えないでしょ!
さぁ、どう配置するか。
戦え!
K/O!
グリッチよりも俺の修正をしてくれ
しちゃった方が悪いのはわかるけどテクニカルタイムアウト取って教えてあげればよかったのにな
ゲーム終わった後でラウンド没収!お前らの負け!って言われるのもちょっとかわいそう
陰が向かうぞ…
何も考えてない奴多すぎだな。直せるなら直してるだろ。どう直すかや直す事によってのマップの変更等検討してるから直せないだけ、そんな事も分からないのはアホすぎる。
それってあなたの感想ですよね?