
Riot Gamesは10月28日、2027年シーズンの「VCT Pacific」における大会形式や予選制度、各地域への出場枠の割り当てを発表しました。新たな大会形式では、日本と韓国にそれぞれ3つのCups出場枠が与えられるほか、オープン予選を通じて非パートナーチームも世界大会への出場を目指せる仕組みが導入されます。
2027年のVCTでは、従来のStage 1とStage 2に代わり、「Cup 1」と「Cup 2」を開催。シーズン序盤のKickoffと合わせて3つの主要大会が行われ、それぞれMasters Seoul、Masters Valencia、Champions Austinへの出場権を懸けて争われます。
VCT Pacificでは、Kickoffをタイ・バンコク、Cup 1をフィリピン・マニラ、Cup 2を日本・東京で開催することがすでに発表されています。各大会には12チームが出場し、すべての試合がオフラインで実施される予定です。


Cup 1およびCup 2への出場権は、各地域で開催されるPlayoffを通じて決定します。VCT Pacificではアジア太平洋地域を複数の地域に分け、各地域に以下の出場枠が割り当てられます。

日本には韓国と並んで最多となる3枠が与えられ、日本地域のPlayoffを勝ち抜いた3チームがCupsに進出することになります。
各地域では複数回のオープン予選が開催され、出場条件を満たしたチームであれば参加が可能です。オープン予選から直接Playoffへの出場権を獲得する経路に加え、プレイインを経由する経路も用意されます。
プレイインでは原則として上位4チームがPlayoffへの出場権を獲得しますが、Mastersに出場したチームが同地域に存在する場合、そのチームにはPlayoffへの直接シード権が与えられるため、プレイインからの進出枠が減少する仕組みとなっています。
最終的に各地域のPlayoffには8チームが出場し、Cupsへの出場権を懸けて対戦します。また、予選で敗退した場合でも、次回のオープン予選から再挑戦することが可能です。
シーズン最初の大会となるKickoffは、パートナーチーム8チームとオープン予選を勝ち抜いた4チームの計12チームで争われます。
オープンチーム向けには、以下の4つの予選が用意されます。
Kickoffの上位3チームには、韓国・ソウルで開催されるMasters Seoulへの出場権が与えられます。Kickoffのオープン予選は2026年末に開始される予定で、詳細については今後発表されます。
2027年のVCT Pacificにおける大きな変更点として、パートナーチームに保証される大会出場権がKickoffのみとなることが挙げられます。

これまでのリーグ制とは異なり、パートナーチームであってもCupsへの出場権は保証されず、原則として地域の予選を勝ち抜く必要があります。
KickoffからMasters Seoulへの出場権を獲得できなかった場合、パートナーチームも次のプレイインに参加する必要があり、そこで十分な成績を残せなければ、一般のチームと同様にオープン予選からの挑戦を余儀なくされます。

一方で、Masters SeoulまたはMasters Valenciaへの出場権を獲得したチームには、パートナー契約の有無にかかわらず、その後の地域Playoffへの直接シード権が与えられます。
なお、日本からはZETA DIVISIONとCrazy Raccoonが2027年シーズンのパートナーチームに選出されています。
新制度では、非パートナーチームに対する金銭的支援も拡充されます。
オープン予選を勝ち抜き、KickoffまたはCupsへの出場権を獲得した非パートナーチームには、イベントごとに10万ドル(約1,500万円相当)の固定報酬が支給されます。
この報酬は大会の賞金とは別に用意されるもので、非パートナーチームが継続的に競技活動を行えるよう支援することを目的としています。
さらに、Cupsへの直接出場枠が割り当てられていない南アジアとオセアニアのチームにも出場機会を提供するため、Pacific LCQが開催されます。

Cupsに向けたPacific LCQには、以下の8チームが出場します。
Pacific LCQは地域Playoffの終了後に開催され、優勝チームがCupsへの最後の出場枠を獲得します。
また、Kickoffに向けたLCQは4チーム制で実施され、南アジアから2チーム、オセアニアから1チーム、SEA Kickoff Playoffの次点チームが出場します。

2027年から始まる新たなVCTでは、パートナーチームだけでなく、Premierやオープン予選から参戦するチームにも世界大会を目指す道が開かれます。日本地域でも複数回の予選が予定されており、国内チームにとって国際舞台へ進出する機会が大幅に広がることになります。
関連リンク:VCT Pacific 2027の概要