インドネシアを拠点とするeスポーツチーム「Alter Ego」は5月22日、VALORANT部門の解散を発表しました。
A final tribute to Alter Ego's Valorant division. Today, we bid farewell to our teammates who fought alongside us in the Valorant division! Tanks all☺️ pic.twitter.com/nJ9fUEHa6t
— ALTER EGO ESPORTS (@AlterEgo_IDN) May 21, 2025
Alter Egoは公式Xにて「Alter EgoのVALORANT部門に最後の敬意を。本日、共に戦ってきたVALORANT部門の仲間たちに別れを告げます!皆さん、本当にありがとうございました」と述べ、VALORANT部門の解散を発表しました。4年間にわたる活動に幕を下ろす形となります。
Alter Egoは2020年にVALORANTシーンへ参入し、同年末の「First Strike Indonesia」で準優勝。その後もAPAC地域の大会で実績を残し、VCT 2021 SEA Stage 3では3位、VCT 2022 APAC Stage 2では5-6位に入賞するなど、インドネシア国内でもBOOM Esportsと並ぶ有力チームとして知られてきました。
— ALTER EGO ESPORTS (@AlterEgo_IDN) May 21, 2025
また、同チームはLmemore、BerserX、xffero、deLb、Kushyなど、現在Tier1で活躍するインドネシア出身選手を多数輩出しており、地域の育成面でも重要な役割を果たしてきました。
しかし2025年シーズンでは主力選手の離脱が続き、チーム成績も振るわない状況に。VCL SEA Split 1では3位を記録したものの、Split 2では7-8位に沈み、Split 3の入れ替え戦に回ることが決定していました。これを受け、チームとしてはVALORANT部門からの撤退を決断したと見られます。
なお、ヘッドコーチを務めていたasteriskk氏は、Cud、gotten、Nakyaの3名を中心にSplit 3への参加を目指しており、新たなチームを探していることをX上で明かしています。
As you guys can see the news about Alter Ego leaving Valorant,
— asteriskk (@asteriskk6) May 21, 2025
we are still play for split 3 relegation with the same roster and looking for organisation to help us :@CudOfficial, @gottenvlr, @nakyavlr , +1
Please help us if interested!
Like & RTs really appreciated🙏🏻
Alter Egoの解散により、2020年の黎明期からVALORANTシーンを支えてきた東南アジアチームは、FULL SENSE、Oasis Gaming、Sharper Esportの3チームのみに減少しました。2025年に入ってからはMade in Thailand、Bigetron、Team Flashなど複数の有力チームが競技シーンから離脱しており、地域全体に広がる不安はますます強まっています。
今回の発表を受けて、Redditでは「SEAのTier2シーンを台無しにしてくれたRiotに感謝します」と題されたスレッドが立ち、Riot Gamesの運営方針に対する批判が相次いでいます。「ローカルリーグを廃止して東南アジアリーグに統合したことで出場枠が減少した」「公式配信がTwitchやYouTubeから韓国の配信サービスSOOPに移行し、観戦のハードルが高くなった」など、選手やファンにとって不利益が生じているとの指摘がされています。
露出機会の減少により、スポンサー獲得や安定した運営が難しくなっているとの指摘もあり、Alter Egoの撤退はその影響の一例といえるでしょう。Riot Gamesが今後どのように地域リーグの整備を進めていくのか、注目が集まります。