Riot Gamesは4月11日、Global Esportsに所属するJuv3nileヘッドコーチに対し、グローバル行動規範違反により4月4日付で12か月の出場停止処分を科した件について、調査結果および処分内容の詳細を発表しました。
発表によると、同氏はSNS上で未成年とされる1名を含む60人以上の個人に対して不適切なダイレクトメッセージを送信していたことが確認されたとのこと。また、職業的立場を私的な目的に使用するなど、指導者としての責任を欠いた行動が問題視されています。
処分内容としては、2025年4月4日よりRiot Games公認のすべての大会において12か月間の出場停止が科されるほか、競技シーンへの復帰にあたっては、信頼性のある第三者機関による研修(行動規範、敬意、プロフェッショナリズムに関する内容)を受講・修了し、その証明書を提出することが義務付けられています。
以下、公式発表の翻訳文を掲載
対象条項:一般的義務、チームへの制裁およびチームリーダーシップの役割
Riot Gamesは、Preston “Juv3nile” Dornon選手によるRiot Games Esportsグローバル行動規範(以下、「グローバル行動規範」)違反の可能性について調査を実施しました。その結果、同選手の行動が同規範の第4.1条(一般的義務)および第5.11条(チームへの制裁およびチームリーダーシップの役割)に違反していたと判断しました。
同選手は、SNS上で60人以上の個人に対してダイレクトメッセージを送信しており、その多くが未返信であるにもかかわらず、面会の誘い、示唆的または不適切な内容、Riot Gamesの会場に関する言及などを含んでいました。さらに、同選手が未成年とされる少なくとも1人に接触していたこと、同選手がVCT Pacificのヘッドコーチであること、オンライン上の安全性への配慮に欠けていたことなど、悪質性の高い要素が複数確認されました。
このため、Juv3nile選手は2025年4月4日付で、Riot Games主催のすべての大会から12か月間の出場停止処分を受けるとともに、再参入に際しては第三者機関による研修(行動・敬意・プロフェッショナリズムに関する内容)を修了することが義務付けられます。
第4.1条 一般的義務
eスポーツプロ選手は常に高い個人の誠実性およびスポーツマンシップの基準を維持し、他者への敬意をもって接する義務があります。Riot Gamesまたは第三者の施設・設備を専門的かつ責任を持って取り扱う必要があります。
第5.11条 チームへの制裁およびチームリーダーシップの役割
コーチやマネージャー等のリーダー職にある者は、eスポーツエコシステムの模範として、より高い行動基準が求められます。
これらの行為は、Riot Gamesが掲げる「誠実性・包括性・敬意・プロフェッショナリズム」の価値観と明らかに矛盾するものでした。
特に、年齢確認を行わないまま接触を始めたこと、未成年者への配慮を欠いた行動は、安全配慮義務を大きく逸脱する重大な問題であると判断されました。
なお、研修機関およびプログラムは、事前にリーグの書面による承認を得なければなりません。これに違反した場合、さらなる制裁措置が検討される可能性があります。
本発表をもって本件に関する懲戒手続きは終了とし、原則として不服申し立ては受け付けられません。ただし、新たな重要証拠が発見された場合には、Riot Gamesの裁量により再審が行われる可能性があります。
関連リンク:https://competitiveops.riotgames.com/en-US/rulings/preston-juv3nile-dornon