Less「ファントムは最も簡単に敵を倒せる武器だ。英語でのコミュニケーションに問題があったため、ファントムを採用することにした」ヴァンダルではなくファントムを使用した理由をインタビューで語る

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先日ドイツ・ベルリンで行われた「VCT EMEA 2025 Kickoff」で見事優勝を果たしたTeam Vitalityですが、所属選手のLess選手が試合後に海外のeスポーツメディア「Game Arena」のインタビューに応じました。試合を終えた感想や英語でのコミュニケーション面での課題、さらにヴァンダルではなくファントムを使用した理由などについて語っています。

目次

Less選手 試合後インタビュー(Game Arena)

―― まずは、決勝戦を制し、チームを優勝へ導いた今の率直な心境をお聞かせください。

Less:個人的にもすごく大きな意味を持った勝利です。ブラジルのチームを離れていろいろ言われてきましたし、英語がうまく話せないと批判を受けることもありました。それでも、そうした経緯を含めて今回の優勝には大きな価値があります。

―― 今回の優勝で、VCTの異なる2つのリージョン(AmericasとEMEA)で初めて優勝を達成した選手になりました。この歴史的快挙についてどう感じていますか?

Less:自分が最初にそれを成し遂げたというのは特別なことだと感じています。将来的には同じことをする選手も出てくるでしょうし、Riotのタイトルでは移籍がよくあるので、いつかは更新されると思っています。それでも“最初の一人”になれたのは素直に嬉しいですね。実は二度のChampions優勝を狙いたいとも思っていますが、それは本当にChampionsに出場してから口にしようと思います。

―― 決勝戦では0-2のビハインドを背負いながらのリバーススウィープでした。チームとして苦戦した理由や、そこから巻き返した要因は何でしょうか?

Less:スケジュールが詰まっていて、チーム全体で対策を練る時間が十分に取れませんでした。ウィナーズファイナルに勝ったあと、ロワーズファイナルが翌日で、さらにその翌日がグランドファイナル。準備と休息のバランスをうまく取れず、各自が個人でVODをチェックする程度にとどまってしまったんです。Team LiquidはTeam Hereticsを3-0で下してきた実力があり、相当対策を打ってきたと感じます。結果的に試合の序盤は彼らの対策にやられた形になりましたが、なんとかそこから巻き返すことができました。

―― キャリアの新たな段階として、これまでとは違うロールを担う機会が増え、一部のマップではコントローラーを担当ししているようですね。また、従来はヴァンダルを好んでいた印象がありますが、最近はファントムを使用している姿が見受けられ、SNSでもファンの間に疑問の声が上がっています。具体的にどういった経緯や理由があるのでしょうか?

Less:正直、誇らしい話ではないんですが、trexxがブリムストーンに慣れていなかったこともあって、僕がなんでもやるタイプなので「じゃあ自分がやるよ」という流れでした。ブリムストーンや彼のスティムビーコンを使うのは元々好きだったので。

ファントムを使ったのは、最近いろんな大会を見ていてファントムを使う選手が増えていること、そして自分がランクでヴァンダルを使ってもうまく当たらなかったことが理由です。思い切って「今日はファントムでいこう」と決めて、実際に練習でも試合でもファントムを使ったら調子が良かったです。昨日も今日もランクでファントムを使って、そのまま大会でもファントムを持ったら好調で、たくさんキルを取れて、MVPに近いところまでは行けたと思います。最終的にはSayfがMVPでしたけど、彼がそれに値する活躍をしてましたし、僕も目立てたから良かったです。

実は今、個人的に自信を失いつつある時期なんです。元々僕の役割はチームのコミュニケーション面で大きく関わるものでしたが、言語を英語に切り替えてからは、頭がまだ100%対応しきれていない状況です。4人が英語で話していて、内容は理解できるのですが、以前のように瞬時に反応することはできません。たとえば誰かが『あそこに2人いる』って言っても、すぐに動くんじゃなくて、まず一回頭で処理してしまう感じです。このように個人的な問題を抱えている状態で、結果的にファントムを手に取ることになりました。好き嫌いは別として、ファントムは最も簡単に敵を倒せる武器です。配信でもいつも『ファントムはnewba(初心者)向けのの武器』って言ってるのですが、今日は僕自身が“newba”になったようなものです。

画像:VALORANT Esports EMEA

―― そうした英語コミュニケーションの課題を克服し、以前のようなパフォーマンスを発揮するために、具体的にどのような取り組みを考えていますか?

Less:時間と努力が必要だと思います。コーチと相談して、コミュニケーションだけに特化したVODレビューをしてもらう計画を立てています。IGLのコールは問題なく理解できますが、勝敗を分ける些細な情報――たとえば「ソーヴァがここで索敵している」など、そういった部分を即座に捉えて行動できるようになるには、まだ時間が必要です。ランクでも英語を話しながらプレイしているので、徐々に慣れてくるはずです。時間が経てば、“あの頃のLess”に戻れるどころか、さらに強化された姿を見せられると思っています。

―― 対Heretics戦で、Derke選手がヨルのクローンに擬態するというユニークなプレイがありました。あれはチーム内でどういう経緯で生まれたのですか?

Less:trexxとDerkeのアイデアですね。前のラウンドでも同じようなことをしてフェイクをかけたんですが、そのときは相手に即ヘッドショットを食らって失敗していました。それを見たDerkeが「次も行く。たぶん今度は撃ってこないはずだ」と言って、実際に行ってみたら上手くいった、という感じです。

―― 近年、NRGやSentinelsといったいわゆる“スーパーチーム”がうまくいかないケースが目立つという声があります。ファンの間ではTeam Vitalityも“スーパーチーム”と呼ばれていますが、その点についてどう考えていますか?

Less:“スーパーチーム”という呼び方は、有名プレイヤーが集まっているということだけで判断されがちです。しかし実際には、チームを構成する上で考えなければいけない要素はたくさんあります。たとえばIGLが複数人いたり、逆に誰も指揮を執りたがらない状況になったりすることがあります。

うちのチームはDerkeが防衛時にコールをしていた元FNATICのデュエリスト、僕はLOUDでアタック面のセカンドコールを担当していました。そしてSayfはVitalityでセカンドコーラーを務めていたことがあり、今はIGLとして機能しています。そうやって役割分担を明確にし、それぞれの性格に合うように調整できているんです。
“スーパーチーム”はただ単に“名前のある人を集めました”だけではダメで、その背後にあるプロジェクトや計画、そして選手同士のメンタリティがどう噛み合うかが重要だと思っています。

画像:VALORANT Esports EMEA

―― Team Vitalityでの初タイトルとなりました。率直なお気持ちをお聞かせください。

Less:正直、とても嬉しいです。VitalityのオーナーであるNeoも現地に来て応援してくれ、チームの長期的なプロジェクトを理解してくれています。僕たちが目指しているのは最終的にChampionsで結果を出すこと。その過程で今の優勝があると捉えていて、オーナーもその考えを受け入れてくれている。今回のトロフィーによって余計なプレッシャーが減り、Championsへ向けてより集中できるようになったと思います。

―― 次の目標となるVALORANT Masters Bangkok 2025では、Pacific Kickoffで準優勝したT1との初戦が決まりました。その対戦に向けた意気込みをお聞かせください。

Less:T1との対戦は楽しみです。stax選手とは仲がいいので、彼らと戦うのはワクワクします。オフシーズン期間に公式戦ではないものの、お互い本気で臨む練習試合のような形で対戦したことがあって、とても面白い内容でした。今回も良い勝負になると期待しています。

関連リンク:Game Arena

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