「VCT 2024 KICK-OFF」全出場選手の使用デバイス一覧・使用率ランキング
2024年2月-3月にかけて各地域で「VCT 2024 KICK-OFF」が開催されました。本稿では、PACIFIC / AMERICAS / EMEAの全出場選手が大会で使用していたゲーミングデバイスを紹介します。
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「VCT 2024 KICK-OFF」全出場選手の使用デバイス一覧
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デバイス使用率ランキング
マウス
1位. Logicool G PRO X SUPERLIGHT(使用率43% – 71/165)
最も使用率の高かったマウスはやはり不動の「Logicool G PRO X SUPERLIGHT」でした。使用率は驚異の43%で、万人受けする形状と入手性の高さ、動作の安定性、バッテリー持ちの良さなどから、発売から3年を迎えた今でも多くのプロから支持を集めています。昨年10月に発売された新モデル「Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2」は約3gの軽量化、低遅延かつチャタリング発生の心配がない光学式スイッチ搭載、さらには先日のアップデートで発売当初は2000Hzまでだったポーリングレートが最大4000Hz対応となりました。なお、今回の統計では1-2で形状に違いがないことから合算して集計しています。
2位. Razer DeathAdder V3 Pro(使用率12% – 20/165)
2位にはRazerの代名詞ともいえる人気マウス「Razer DeathAdder V3 Pro」がランクイン。エルゴノミクス形状、滑りにくい優れた表面塗装、4000Hzの高ポーリングレート対応(別売りの4Kドングル使用時)のほか、最新世代の光学式スイッチを採用しています。FNATICのAlfajer、Leo、Chronicle選手らも愛用している定番マウスです。V3からデザインが刷新されており、旧モデルに比べてより直線的な形状となりました。
3位. BenQ ZOWIE EC-CW(使用率6% – 10/165)
3位にはDeathAdderと同じくエルゴノミクス形状の「ZOWIE EC-CW」がランクイン。こちらもプロから根強い支持を集めているZOWIEの定番モデルで、昨年5月にワイヤレス対応の本製品が発表されたことで大きな話題を集めました。ワイヤレスレシーバー兼用の専用充電ドックが付属しており、充電が簡単なことも魅力の一つとなっています。また、新形状のワイヤレスマウス「ZOWIE U2」が3月21日から発売予定で、こちらも密かに注目を集めています。
マウスパッド
1位. Artisan 零(使用率28% – 47/165)
マウスパッド堂々の1位は、国産老舗メーカーArtisanの「零」が驚異の使用率28%でランクイン。今大会では零のみならず、疾風乙、飛燕、雷電など非常に多くのArtisanマウスパッドが使用されていました。全モデルを含めると数えられるだけでも62名が使用しており、40%近い使用率となっています。最近では鮮やかな橙カラーや新製品の開発も進められているとのことで、ますます今後の製品展開が期待できるメーカーではないでしょうか。
2位. BenQ ZOWIE G-SR-SE Rouge / Gris(使用率11% – 18/165)
2位にはBenQのゲーミングブランドZOWIEから発売されているZOWIE G-SR-SE Rouge / Grisがランクイン。零には及ばないものの使用率は高く、Amazonでは売り切れが続出するなど、長年人気を集めているマウスパッドです。
3位. Logicool G640 / G740(使用率8% – 13/165)
3位にはLogicoolのG640 / G740がランクイン。入手性とコストパフォーマンスに優れるマウスパッドで、個性溢れるさまざまなマウスパッドが発売されている昨今ですが、未だにプロシーンではまずまずの使用率を誇っています。特にこれといった目立った特徴はないものの、価格と入手性の高さはやはり魅力といえます。
キーボード
1位. Wooting 60HE(使用率53% – 88/165)
キーボード不動の1位は、Rapid Trigger(ラピッドトリガー)機能でゲーミングキーボード界隈に大きな変革をもたらした「Wooting 60HE」。カスタマイズ性が高いことでも知られる同製品ですが、今大会でもケースやキーキャップをカスタマイズして使用している選手も多く見られました。
Wooting公式サイト:https://wooting.io/ja
Rapid Triggerは、キー入力のOFFが従来のメカニカルキーボードよりも高速になり、FPSでは主にストッピングで大きな恩恵を得られるのが特徴。半数以上の驚異的な使用率を誇る同製品ですが、海外発送のため入手性がよくないこと、送料を含めると3万円~と比較的高額なことが難点といえるでしょうか。
また、Wootingの待望の新製品となる80%サイズの「Wooting 80HE」が発表されており、ファウンダーズ・キャンペーンによる予約販売が3月15日より開始しています。8KHz対応、新機能Rappy Snappyなどを搭載し、PCR ABSケースのベースモデルと亜鉛合金のプレミアムモデル、モジュールのみの3種類を用意。価格はそれぞれ30,300円、43,900円、23,500円(+送料・関税)となっています。ANSI / ISO配列に加え、日本語配列が用意されているため、待ち望んでいたユーザーも多いのではないでしょうか。さらに麻雀サウンドが特徴のJade Switch、多様なカラーのケースなど多くのオプションが用意されています。
特に今年に入ってからは様々なメーカーから同等の機能を搭載した製品が次々と発売されていますが、プロシーンではやはりWootingが圧倒的な使用率を誇っています。もちろん先駆者ということもありますが、動作の安定性やメーカーへの信頼度、ブランドイメージの高さなどが人気の高さに繋がっているのではないかと思います。
以下は、Rapid Triggerを搭載したキーボードの一部。幸いなことに選択肢は多くあるため、ぜひ他の製品と比較検討してみてはいかがでしょうか。
Rapid Triggerを搭載したゲーミングキーボード(一部)
- Razer Huntsman V3 Pro
- SteelSeries Apex Pro
- REALFORCE GX1
- DrunkDeer A75 / G65
- ZENAIM Keyboard
- ELECOM GAMING VK600A
- Meletrix BOOG75
- VXE ATK68
- Darmoshark KT68
- Arbiter Studio Polar 65
2位. Razer Huntsman V3 Pro(使用率11% – 18/165)
3位. SteelSeries Apex Pro(使用率9% – 14/165)
4位. Logicool G PRO X 2(使用率8% – 13/165)
PACIFIC
ZETA DIVISION
Koji “Laz” Ushida
マウス | VAXEE NP-01S Wireless |
マウスパッド | Artisan 雷電 |
キーボード | ZENAIM KEYBOARD |
Yuma “Dep” Hashimoto
Shota “SugarZ3ro” Watanabe
マウス | Logicool G PRO X SUPERLIGHT |
マウスパッド | Artisan 零 |
キーボード | Wooting 60HE |
Hiroki “hiroronn” Yanai
マウス | VAXEE NP-01S Wireless |
マウスパッド | SkyPAD 3.0 SORA |
キーボード | ZENAIM KEYBOARD |
Yushin “Yuran” Hato
AMERICAS
Sentinels
Tyson “TenZ” Ngo
Zachary “zekken” Patrone
Gustavo “Sacy” Rossi
マウス | Logicool G PRO X SUPERLIGHT |
マウスパッド | VAXEE PA |
キーボード | Razer Huntsman V3 Pro |
Jordan “Zellsis” Montemurro
Amine “johnqt” Ouarid
マウス | Logicool G PRO X SUPERLIGHT |
マウスパッド | Artisan 零 |
キーボード | Wooting 60HE |
EMEA
FNATIC
Jake “Boaster” Howlett
マウス | BenQ ZOWIE EC-CW |
マウスパッド | Artisan 零 |
キーボード | Fnatic Gear STREAK80 |
Nikita “Derke” Sirmitev
マウス | Logicool G PRO X SUPERLIGHT |
マウスパッド | Logicool G740 |
キーボード | Wooting 60HE |
Timofey “Chronicle” Khromov
マウス | Razer DeathAdder V3 Pro |
マウスパッド | La Onda BLITZ |
キーボード | Wooting 60HE |
Leo “Leo” Jannesson
マウス | Razer DeathAdder V3 Pro |
マウスパッド | Artisan 零 |
キーボード | Wooting 60HE |
Emir “Alfajer” Beder
マウス | Razer DeathAdder V3 Pro |
マウスパッド | Artisan 疾風乙 |
キーボード | Wooting 60HE |
画像引用:
VCT Americas
VALORANT Esports EMEA
VALORANT Champions Tour Pacific Photos
コメント
コメント一覧 (13件)
マンチとzekkenがproじゃviper v3を使ってるって確かな情報なんですか?
もうすぐ出るとされてるpro版を先に使わせてもらってるほうが普通だと思うんですけど。
確実な情報じゃないなら消した方がいいと思いますよ。
掲載されている情報は基本的に目視による確認のもとに作成しております。そのため、情報の正確性については保証できないことをご了承ください。
Viper V3 HyperSpeedと同一形状のマウスを使用していることを確認したため、そのように掲載しておりました。しかしながら、現時点ではHyperSpeedかProかを断定することはできないため、V3と表記させていただきます。
ご指摘いただきありがとうございました。
自分も「もうすぐ出るとされてる」っていう不確定情報を元に批判してるやん。
確定情報しか知りたくないならこんなとこで難癖つけないで自分で目視確認しなよ
こわ
こうやって見るとスポンサーや企業の力が大手に劣ってるにも関わらず使われてるartisanとwootingは本物感あるな
ZETAメンツが自社協力商品使わないのは問題でしょ
デバイス強制じゃないほうがチームとして安心感ある
ZENAIM発売以来全然話題性も無かったからどうなんだと思ってたが
ZETAの選手も半分ぐらい使ってないし
なんなら全選手の中で使ってるの3人だけか…
性能的な魅力には疑問符が付くなぁ
性能面というより、サイズが小さいからwooting使ってるだけじゃないですかね
Dep選手はかなりのローセンシですし
展示品触っただけだけどロープロの中でも人を選ぶ系に感じた
wootingより8cmでかいのも人によってはだるいし
Tenz マスターズだと
Sora v2 って見たから
デバイスこの短期間で変えてんな
yayが使用していたマウスパッドはkurosunのsamuraiという新作だと思います。
yayのマウスパッドはKurosun samuraiです