VALORANT パッチノート 7.04:計11体のエージェントに弱体化調整、新マップ「サンセット」が登場、「ブリーズ」がリワーク復帰、虚偽報告の抑制など「報告UI」が改善
8月24日、VALORANTのパッチノート7.04が公開されました。
今回のパッチでは、計11体のエージェントのアビリティーが大幅に調整。全体的にULTアビリティーを中心に弱体化がされており、その他にはソーヴァ、スカイ、ゲッコーなどイニシエーターのアビリティが弱体化。さらにはジェットにも大幅な下方調整が入っており、テイルウィンド / クラウドバーストの持続時間減少をはじめ、アップドラフトのチャージ数減少、ブレードストームのULTポイント増加などが予定されています。
また新マップ「サンセット」が登場するほか、「ブリーズ」が大型リワークされ復帰。これに伴い「フラクチャー」と「パール」はコンペティティブおよびアンレートのマッププールから除外されます。
VALORANT パッチノート 7.04
皆さん、こんにちは!Jo-Ellenです。
Episode 7 Act 2へようこそ。
新Actの開幕と共に、アップデートや調整、追加の新要素もリリースされます。ライアットのホームタウンをモデルにした最新マップ「サンセット」が登場するほか、このパッチには複数のエージェントに関するアップデートや、数週間前にお知らせしたマップ「ブリーズ」の変更も含まれます。
変更についてどう感じたか、ぜひご意見をお聞かせください。よろしくお願いします!
エージェントのアップデート
VALORANTでは敵のユーティリティーに対応する際、射撃、回避、そして決定的な選択を行うタイミングを見極める高度な判断が求められます。私たちは、プレイヤーの皆さんが「もう少し早く、またはもっと賢い判断ができていたなら、より良いプレイができたかもしれない」と思いながらラウンドを終えることが望ましいと考えています。そして開発チームでは、プレイヤーの皆さんが複数のユーティリティー、または一部のスケールの大きいアルティメットに対面したとき、カウンタープレイの選択肢が多すぎて何が起きているか分かりにくかったり、同じ状況がまた発生したらどのように行動を変えるべきか分からなかったりすることを把握しています。
パッチ7.04では半数以上のエージェントに調整が入りますが、その調整はゲーム状況の認識のしやすさを改善することに焦点を当てています。具体的には、下記のような調整が行われます。
- 効果範囲の大きいアルティメットの頻度を低下
- ワールド内でユーティリティーが有効になっている時間を短縮
- 射撃可能なユーティリティーのHPを低下
- 以下に示すアルティメットのコスト調整は、広範囲・高インパクトのアルティメットが敵に与えるプレッシャーに見合うようにするものであり、ラウンド勝敗を決定づけるアビリティーのペース配分を改善し、コストによるアルティメットの選択をより明瞭にすると考えています。
多くは軽微な調整ながら、全体としてゲーム状況の認識のしやすさを改善し、スキルを魅せる機会が増えた実感を皆さんに届けてくれるものと期待しています。
ブリーチ
- アフターショック(C)
- 適用間隔が短縮:3秒 >>> 2秒
- 一間隔あたりのダメージが増加:60 >>> 80
- ローリングサンダー(X)
- ULTポイント増加:8 >>> 9
ブリムストーン
- オービタルストライク(X)
- ULTポイント増加:7 >>> 8
フェイド
- プラウラー(C)
- アビリティー使用後、銃の再装備までの時間が微増
ゲッコー
- モッシュピット(C)
- 爆発までの効果範囲のダメージが、1秒あたり10ダメージに
- ウィングマン(Q)
- HPが減少:100 >>> 80
- スラッシュ(X)
- スラッシュの爆発を微調整して視認性を高め、効果範囲をより分かりやすく(かつ美しく)改良
キルジョイ
- ロックダウン(X)
- ULTポイント増加:8 >>> 9
オーメン
- パラノイア(Q)
- 発動時の移動状態による速度の変化を削除
スカイ
スカイは偵察と空間確保のユーティリティーの組み合わせにより、現在のメタにおける要石となっています。スカイがこのコンビネーションで新たな構成を得られるのは良いことですが、この能力がもたらす選択の多様性により、他のイニシエーターと比較して明確な弱点がなくなっているように見受けられます。今回の調整では、「ガイディングライト」で情報を得られる距離を短縮します。また、「ガイディングライト」が発動までに長距離を飛行した場合に、敵がフラッシュを警戒しなければならない時間も短縮されます。さらに、「トレイルブレイザー」と「シーカー」のHPを削減し、敵にとって対応しやすくしました。スカイのアルティメットのコストは、その基礎的な強さをより適切に反映するべく、引き上げられます。これらのアップデートでスカイと同ロールのエージェントとの競争がより健全なところに落ち着くか、それともさらなる調整が必要となるか、今後も注視していきます。
- ガイディングライト(E)
- 最大持続時間を短縮:2.5秒 >>> 2秒
- トレイルブレイザー(Q)
- HPが減少:100 >>> 80
- シーカー(X)
- ULTポイント増加:7 >>> 8
- シーカーのHPが減少:150 >>> 120
ソーヴァ
- リコンボルト(E)
- スキャン可能な総数が低下:3 >>> 2
ヴァイパー
- ヴァイパーズピット(X)
- ULTポイント増加:8>>> 9
アストラ
アストラの「グラビティウェル」と「ノヴァパルス」の間には、大きなパワーの差があることを認識しています。私たちの目標は、いずれのアビリティーについても使い方をより明瞭にすることです。「グラビティウェル」は空間を制御するためのツール、そして「ノヴァパルス」は特定の空間に素早く影響を与えるためのツールとなります。同時に敵にとっては、早く行動すれば起動済みの「グラビティウェル」の予備動作中に押し通るチャンスが生まれ、アストラの「スター」が引き起こす、重苦しく長い持続時間のプレッシャーが軽減されることが期待されます。「コズミックディバイド」については、味方や敵が、反対側に聞こえるほど壁に近くにいるかどうかという不確実性を排除することにより、ゲーム状態をより明確にする調整を行いました。これにより、アストラの壁は本人および味方にとって、より扱いやすくなることでしょう。
- グラビティウェル(C)
- 起動時間を延長:0.6秒 >>> 1.25秒
- 引き寄せ時間を短縮:2.75秒 >>> 2.0秒
- ノヴァパルス(Q)
- 起動時間を短縮:1.25秒 >>> 1.0秒
- コズミックディバイド(X)
- 壁により音を弱めるのではなく、完全に遮断するように
ジェット
ジェットに最後に調整を行ってからも、彼女はコンペティティブおよびプロシーンの主戦力であり続けています。パッチ4.08で行われたダッシュの調整により、ジェットがより計画性と戦略性を求められるようになったことには満足していますが、それでもなお彼女は他のデュエリストやエージェント全般と比較して、信頼性が高く調整が容易な状況が多いように感じられます。
これらの調整の目的は、ジェットのアビリティー使用およびその持続時間の計画性の比重を増し、攻撃的かつ精密なデュエリストとしての特徴を鮮明にすることにあります。チョークを突破して目標地点にダッシュするジェット特有の力は維持しつつ、防御時のアングルを確保できる能力や、各種アビリティーを使用することで戦略上のミスを即座に取り消しにできる能力は低下させるのが狙いです。
こうした調整により、VALORANTのロスターにおけるジェット特有の役割とファンタジーは維持されながらも、彼女の全体的なパワーレベルは戦略サイクルの中で他のエージェントと同等になるはずです。これらの調整に至った開発チームの思考プロセスを説明するため、それぞれの調整がどのように目的を実現するかの解説を併記しました。引き続き、今回の調整がゲームプレイの全レベルでどのような結果をもたらすかを注視していきます。
- テイルウィンド(E)
- ダッシュの持続時間を短縮:12秒 >>> 7.5秒
- 持続時間が12秒あると、ジェットは明確な意図なしにダッシュを発動したり、判断を間違えたりしても、まだダッシュを活用する余地がありました。この時間を短縮することにより、ジェットはより計画的な判断を行う必要が生じ、「テイルウィンド」で防御時のアングルを確保する強みは低下しますが、先を見越してダッシュによりサイトに飛び込む能力への影響は最小限に抑えました。
- 起動までの溜め時間を延長:0.75秒 >>> 1秒
- 「テイルウィンド」の溜め時間を延長することで先を見越した使用を促進し、不意をつかれた際の反射的な使用や、戦闘から逃げる手段として使用するケースを減らせるはずです。
- ダッシュの持続時間を短縮:12秒 >>> 7.5秒
- クラウドバースト(C)
- 持続時間を短縮:4.5秒 >>> 2.5秒
- アビリティー使用後、銃の再装備までの時間が微増
- 「クラウドバースト」は迅速かつ強力で、素早く正確な判断を迫るツールとして先鋭化することにより、ジェットがスモークを使ってダッシュしたり逃げられたりする安全性を低下させたいと考えています。
- アップドラフト(Q)
- チャージ数が減少:2 >>> 1
- ジェットは「アップドラフト」を2回使用できることで、戦術的に出し抜かれていても「アップドラフト」の予測不可能な動きによって敵を振り切ることが可能になっていました。今回の調整が「アップドラフト」の極端な使い方がもたらす不健全な効果を減らし、適切なタイミングで使用することの重要性が増すことが期待されます。
- チャージ数が減少:2 >>> 1
- ブレードストーム(X)
- ULTポイント増加:7 >>> 8
- ジェットのアルティメットは、銃の代替となるアルティメットとして最も柔軟で信頼性が高く、なおかつコストパフォーマンスに優れたアビリティーでした。その理由は時間制限がないことや、キルによってリセットされること、そしてジェットの動きとの相性の良さにありました。この変更により、「ブレードストーム」のコストは「ツール・ド・フォース」や「ショーストッパー」といった同等の武器アルティメットと同レベルになります。
- ULTポイント増加:7 >>> 8
マップのアップデート
マッププール
- 「ブリーズ」がコンペティティブおよびアンレートのマッププールに復活します。
- なお「フラクチャー」と「パール」はコンペティティブおよびアンレートのマッププールから除外されます。
新マップ:サンセット
- 最新のマップ「サンセット」は3レーン、2サイトの構成です。
- サンセット限定キューは、最初の1週間はスイフトプレイモードでのみプレイ可能となり、パッチ7.05でコンペティティブおよびアンレートのマッププールにも追加されます。
ブリーズ
マップの規模と広さが「ブリーズ」の核たる要素ですが、以前よりも安全にリテイクができるよう、危険が生じる場所を簡素化してローテーションのタイミングに対処したいと考えました。AおよびB サイトでのスパイク設置後のユーティリティーを活用した戦略へのトレードオフの選択肢を増やし、アタッカー側が中央をコントロールしてマップ全体にプレッシャーをかける動機を増やすのが、この変更の狙いです。
中央 ピラーを調整
中央 ピラーの片側を塞ぎ、中央 スペースを狭くしました。この結果、脅威が予測しやすくなり、中央の活用が従来よりも容易になるはずです。
中央 ピラー
- 片側を塞ぎ、箱を追加
中央 スペース
- ピラーの片側を塞ぐ変更
B サイトを調整
敵のポジショニングが予測しやすくなるよう、B サイトを調整しました。これで従来よりもリテイク時の対応がしやすくなるはずです。
B サイト
- 箱の追加と、B サイトを囲む壁の増設や削除
B バック
- 箱を追加し、階段を削除して壁で塞ぐ変更
A ホールを封鎖
ホールではディフェンダーがかなりの注意を払う必要があり、しばしば手薄な状態にならざるを得ませんでした。ここを封鎖することでディフェンダーはアタッカーの侵入経路に集中でき、両チームともマップの他の場所により注力することが可能になります。
A ホール
- ホールの出入り口の1つをフェンスで塞ぐ変更
中央 ドアを調整
中央やドア周辺で戦闘が増えることが予想されるため、この空間を拡張し、箱を追加して遮蔽物を増やしました。
中央 ウッドドア
- 箱を追加し、扉が完全に開くように変更
A ケイヴを塞ぎ、A ショップを調整
ケイヴではスパイク設置後のプレッシャーが高く、Aへの2方向からのアプローチにより、ディフェンダー側はこの空間の防衛に不安が伴っていました。これらの変更でAへのメインアプローチが緩和され、スパイク設置後のプレッシャーが軽減されます。
A ケイヴ
- 室内を広げ、箱を追加
A ショップ
- 入口と室内を拡大
A ピラミッドを調整し、コールアウト用のマークを追加
各プラミッドの基部に小さなプラットフォームを追加し、ユーティリティーを設置しやすくしました。さらに、2基のピラミッドにマークを追加して、コールアウトの際の差別化が可能になりました。
A サイト
- ピラミッドの高さを増す変更
プレイヤーの行動に関するアップデート
報告UIを改善
- アイコンの追加により判読性を向上させ、新たに追加されたアイコンにマウスを重ねるとテキストによる詳細な説明が表示されるように
- 試合終了後の報告のリストをカテゴリーで分類し、高レベルのカテゴリーからサブカテゴリーまでの選択を補助
- 虚偽の報告を抑制するため、報告者情報を追加
PREMIERのアップデート
PREMIERが公式リリースされました!
- Premierのイグニッションステージをプレイしていた場合、チームと対戦履歴は引き継がれます。
- 登録期間は9月7日までです。登録受付終了時間はゾーンによって異なります。詳しくはクライアント内でスケジュールをご確認ください。
- ウィークリーマッチでは7週間にわたって、コンペティティブのマッププールに含まれる全マップが登場します。以前と同様に毎週1つのマップが選出され、そのマップで週2回まで対戦可能です。対戦は9月7日から始まり、10月21日まで続きます。プレイオフは10月22日開催です。
- それまでにPremierスコアを675ポイント以上集めて出場権を獲得し、ディビジョン最強の座を勝ち取りに行きましょう。
- 戦績はステージからステージへと引き継がれるようになります。各ステージの最後にディビジョンのクレストを受け取ります。
- ディビジョンは「オープン」、「インターミディエイト」、「アドバンスド」、「エリート」、「コンテンダー」の5つのティアに分かれています。
- 詳細はFAQをご確認ください。皆さんの活躍を祈っています!
不具合修正
エージェント
- セージの「バリアオーブ」(C)がマップ「ヘイヴン」のC ガレージなどのドアの間に設置されると、壊れることがある不具合を修正
ゲームシステム
- マップ「フラクチャー」のジップライン使用中にキルされると、エージェントの体がスポーンに出現する不具合を修正
プレイヤーの行動
- キーボードの「プレイ」ボタンを押すと、ボイス送信に別のキーバインドを設定、または設定自体していないにも関わらず、ボイスが送信されてしまう不具合を修正
PREMIER
- 試合がオーバータイムに入りサドンデス方式になった場合、試合終了時のタイムラインがサドンデスのラウンドを正しく表示するよう修正
既知の不具合
PREMIER
- オーバータイムプライオリティーの投票が2回続けて発生する場合があった不具合を調整
関連リンク:VALORANT パッチノート 7.04
コメント
コメント一覧 (20件)
ゲッコーの毒ってバフなの?ナーフ?
先行体験の情報によるとロックダウンを壊せるようになったらしい
元から壊れます
実装当初は壊せたけど昨日までできなかった
壊れませんw
個人的にブリーズの変更好きなの自分だけ?
ホール消えたお陰でクソみたいなラークケアする必要なくなったしメインとミッドのバランスも良くなったと思う
安心しな
とてもいい リワークだと 俺も思っているよ 君は一人なんかじゃない
そんな風に自分は孤独だなんて思って欲しくないんだ
俺はあまり良いとは思えないな
アタッカーがホール取れなくなったから、ディフェンダーはドア開けっ放しでサイトに斜線通せるようになって、ホールに開閉可能なドア付ける意味とは?って感想
バランス云々より迷走してる感がある
報告に対してろくに応じないにも関わらず、報告uiの変更とかいう本当にズレたことしか出来ないゴミ運営草^^
どしたん?話聞こか?
報告する側の質が上がれば対応もしやすくなるしええやろそれくらい
池の中の蛙大海を知らずってね。
ゴミ運営っていうのは、目先の集金しか考えてなくて、課金優遇のぶっこわれを実装してバランス崩壊させて人口減らしまくった挙句、次の課金ぶっこわれを実装して、前のぶっこわれをナーフするような運営だよ
適当に報告してるだろ。日付、時間帯、マップ、報告したいヤツが使ってたキャラに報告の内容を書いて送れ。そいつが常習犯なら速攻で対応してくれるぞ。
新マップスイフトで登場ありがてぇ
雑にエージェント試せるし
見た感じジェットは減って代わりにチェンバーが増えてきてるな、まだACT変わったばかりだからなんとも言えないけど
ジェットチェンバーレイナしか使えない連中がコロコロしてるだけでしょ
特に野良ランクにおいてそいつらとそれ以外で楽しさが違いすぎるから仕方ないね
ジェットのナーフやり過ぎじゃない?
ブリンクとultポイントは別にいいとして 、アップドラフト少なくして、モクの時間2秒減ったのって大分キツくない?
モクのナーフは段階的にやった方がよかったと思うんだけど。
ジェットの使用率どれくらい変わるかな
アセント、ヘイブンとかはまだまだ強そうだけど
ブリーズやったけどクソ改変過ぎて嫌いになったわ
完全に作り直せば良いのに中途半端に改造してるからメタルとか意味不明な造りになってるし