「VCT 2022 EMEA Stage2 Challengers」Guild Esports、Fnaticが国際大会「Masters」に出場決定。敗れたM3C、FPXはローワーブラケットへ
EMEA地域の予選大会「VCT 2022 EMEA Stage2 Challengers」のプレイオフ、Day2が6月18日、19日に行われました。Day2ではGuild Esports vs M3 Champions、Fnatic vs FunPlus Phoenixの2試合が開催。Guild EsportsとFnaticが勝利し、国際大会「2022 VCT Stage2 Masters」への切符を掴みました。
GLD vs M3C ゲームレポート
第1マップ:ブリーズ // GLD WIN
第1マップはM3Cピックのブリーズ。お互いにジェットとスカイを採用した構成同士の対戦となりました。第1ラウンドではM3CのChronicleがヘッドハンターで3キルを奪うも、trexxとLeoの活躍によりGLDがラウンドを取得します。その後M3Cが2-2で同点としますが、trexxのサイファーが守るBサイトとヴァイパーであるkoldamentaの守るAサイトを崩すことは出来ず。加えて、Leoの的確なショックダーツも相まって9-3で前半戦はGLDが圧倒します。
攻守が交替した後半戦。M3Cが3連続でラウンドを取得し、「9-3 curse」(9-3の呪い)か、と思われましたがtrexxの4キルででGLDがスリフティーを達成。M3CはChronicleの5キルなどもありましたが、その勢いは止められず13-6でGLDが第1マップを勝利しました。
第2マップ:フラクチャー // GLD WIN
第2マップは国際大会まで残り1マップとなったGLDピックのフラクチャー。第1ラウンドはtrexxの4キルでGLDが取得しますが、nAtsのヘッドハンターで3キルを奪い2ラウンド目はM3Cが取得。そのまま3連取で勢いに乗ります。しかしGLDもSayfのチェンバーによるオペレーターで優位を作り、2度の3連取で7-5で前半戦を終えました。
後半戦はGLDが開幕2ラウンドを取得、リードを広げます。しかし、そこからM3Cはsheydosのクラッチで流れを作り、4連取で追いつきます。それでも、Sayfのツールドフォースで人数有利を作りラウンドを取得したGLDがマッチポイントを獲得。最後はLeoが決めGLDが第2マップを取得。国際大会出場を一番乗りで決定しました。また、敗れたM3Cはローワーで「Team Liquid」と対戦します。
FNC vs FPX ゲームレポート
第1マップ:アイスボックス // FNC WIN
第1マップはこれまで無敗と圧倒的な強さを誇るFNCピックのアイスボックス。なんとここでFPXはANGE1がヨルをピックするという新たな構成を披露します。そしてヨルのミッドをまたぐワープからBサイトへのエントリーを成功し、FPXが第1ラウンドを取得します。しかし、FNCもDerkeのヘッドハンターで2キルを奪い、スリフティーを達成。その後はFNCがキルジョイ、チェンバーの2コントローラーの強みを生かしたエリアコントロールで優位に立ちます。FPXはDerkeのオペレーターの歯が立たず。9-3でFNCが大差をつけての折り返しとなりました。
後半戦はFNCが2ラウンドを取得してのスタート。そこからFPXも粘りを見せますが、最後はDerkeのファーストブラッドを含む3キルでFNCがラウンドを取得、13-6でFNCが第1マップを勝利しました。
第2マップ:アセント // FPX WIN
第2マップはFPXピックのアセント。丁寧な組み立てでFPXが第1ラウンドを取得しますが、MisticのKAY/Oのフラッシュを上手く利用したFNCがスリフティーを達成するアイスボックスと同様の展開に。しかし、第3ラウンドは唯一武器を購入したANGE1が2キルで打開しスリフティーを返します。FPXが流れを掴み2-5とリードを得ますが、またもMisticのフラッシュでラウンドを取得したFNCがそこから4連続でラウンドを取得。前半最終ラウンドは装備差がある状況でなんとかFPXが取得し、6-6での折り返しとなりました。
後半第1ラウンドはardiisがBoasterとの1v1を制しFPXがラウンドを取得。2ラウンドのリードをFPXが得ますが、Misticの2 vs 4をひっくり返す4キルなどもありFNCがラウンドを3連取。そこから両者互角の戦いが続きますが、Alfajerの4キルでFNCがマッチポイントとします。崖っぷちとなったFPXですが、ANGE1がDerkeとの1v1を制し試合はオーバータイムへ突入します。
迎えた第25ラウンドではFPXのAサイトへのセットプレイが機能し同チームがラウンドを取得。王手をかけられたFNCも負けじとAサイトへの攻めを決行しますが、サイト内でANGE1が耐え、FPXが激戦のアセントを制しました。
第3マップ:フラクチャー // FNC WIN
国際大会への出場がかかった第3マップはフラクチャー。グループステージで両チームが激突した際はFNCが13-3で大差をつけて勝利しています。FNCはグループステージでも見せていたAゲートのコントロールを披露し第1ラウンドを取得。続く第2ラウンドもFPXに3名倒されながらもDerkeの4キルでラウンドを取得しました。FPXは武器有利なラウンドを勝利し、3連取でリードを得ます。しかしその後はEnzoのサイト内での耐えとタワーでのジャッジでの守りでFNCが流れを引き寄せ、9-3のリードで前半を終了しました。
攻守交代後はFPXが開幕2ラウンドを取得し、武器不利のラウンドもANGE1のACEで取得し勢いに乗ります。後半5ラウンド目にしてFNCは10本目を取得。その後はお互いギリギリのラウンドが続きますが、MisticのダブルキルでFNCがマッチポイントとします。そして最後もMisticがクラッチを決め、FNCが国際大会への出場を決定しました。また、敗れたFPXはローワーブラケットでAcendと対戦します。
Guild Esportsはこれまで国際大会に進出したことはなく、念願の国際大会出場となりました。対するFnaticは3回目の国際大会出場となります。そんな両チームの対戦は6月24日の深夜よりスタートします。敗北したM3 ChampionsはTeam Liquidと、FunPlus PhoenixはAcendと19日の深夜から対戦します。
追記:M3 Champions vs Team LiquidはM3Cが2-1で勝利、FunPlus Phoenix vs Acendは2-1でFPXの勝利となりました。ローワーブラケット準決勝となるM3C vs FPXの試合は、日本時間6月25日午前2時より予定されています。
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FNC強スンギー