
VALORANTに関するコンテンツを発信している「HITSCAN」より、VALORANTの開発チームメンバーであり共同リードゲームデザイナーを務めるOrcane氏とのインタビューがYouTubeにて公開されました。
公開された動画では、まもなく登場する新エージェント「チェンバー」の強みや、現状のメタに対する狙いについて語られています。20分超のインタビューですので、本記事では一部を抜粋して紹介します。

インタビュアー(以下太字で記載): 同じ「センチネル」に分類されるエージェントに比べて、チェンバーの強みはどこにあると思いますか?
Orcane: ざっくり言うと、開発陣の中でセンチネルというロールの一番の役割は、守りを固め、相手チームに場所を取らせないようにする事だと思っています。その中でも、チェンバーが他のセンチネルと異なる点は、サイトを守る主な手段がアビリティーではなく銃撃戦であることです。相手チームのサイトへの侵入を防ぐのは、情報やワイヤーなどではなく、テレポーターを使った様々なポジショニング、アルティメットを使ってキルした時に発生するスローになります。
――プロチームにおいて、同じセンチネルの中でもセージはキルジョイ、サイファーとは全く違う使われ方をしています。チェンバーは現環境のセンチネルおいて、キルジョイやサイファーと同じカテゴリに分類されると思いますか?それともセージと似た役割を果たすと思いますか?
Orcane: チームがどの様にチェンバーを取り入れるかはまだ分かりませんが、非常にユニークな要素をチームに与えるはずです。テレポート、マネー管理や裏取りを抑える特徴が、皆様がVALORANTをどう捉えるかを少し変えるというのが、開発チームの望みです。チェンバーは、サイファーやキルジョイと役割が被る部分もあると思いますが、ジェットの代わりになる一面もあると思っています。
チェンバーの一番の弱みは、撃ち合いに勝てないと価値を引き出せないことです。ピストルやスナイパーライフルをうまく使えない場合、持ってるアビリティーの半分を活かせない事になってしまいます。もう一つの弱みとして、アタッカーサイドで場所を取るためのツールがないことが挙げられます。例えばセンチネルでも、サイファーはカメラを使ってクリアリングをしたり、キルジョイはアルティメットでサイトを完全に空にすることができますが、チェンバーはアタッカーサイドでは飛び出して勝負することしかできません。

――エージェントのトレイラーやリークを元に、コミュニティ上ではチェンバーについて様々な議論が行われています。目にした物の中には誤解などはありましたか?
Orcane: 基本的に新たなエージェントが発表された場合、コミュニティは「強すぎる」や「壊れキャラ」との評価をすることが多いですが、チェンバーに限ってはそのようなことは少なく、正しい評価をしているように感じました。しかし、トレードキルをさせない一面は非常に大きな強みであるのにも関わらず、あまり多く語られていない印象があります。
チェンバーの強さにおいてマネー管理が多く議論されるのは盲点でした。ピストルラウンドやエコランドで使える武器があることや、アルティメットでハーフ毎に1、2回 “無料の武器”を貰えるというのは強すぎるとの意見があります。私達は意図的にマネー管理を彼の強さとしましたが、どのくらい影響を与えるかについて内部テストでははっきりと評価を下すことはできませんでした。私達は実際にどのような効果があるのかを公開された後に確認するのを楽しみにしています。
――チェンバーの登場は、「ジェット以外にオペレーターを使えるキャラクターが必要だ」という開発陣の意思が感じられるものでした。オペレーターを使えるキャラクターを増やすのが狙いなのでしょうか?
Orcane: もちろんオペレーターの弱点を他よりも上手く克服できるエージェントはいますが、私たちはオペレーターは全てのエージェントが使える武器であると考えています。ジェットやオーメンなどの移動スキルがあるエージェントなどはオペレーターと非常に相性がいいです。
我々はスナイパーに特化したエージェントを作ろうと計画していました。遠距離での撃ち合いに特化し、バイラウンドでもマーシャルを買うようなプレイヤーに向けられたエージェントにすることが狙いでした。そこから、スナイパーライフルに特化したエージェントはどのような要素が必要が考えた所、オペレーターの弱点を克服できる要素が必要だということになりました。例えば、オペレーターで射撃した後は非常に無防備になってしまうのを、テレポートで安全な場所に移動できるようにするなどです。
新エージェント「チェンバー」は11月17日前後に登場する「パッチ3.10」にて登場予定のセンチネル。北米ではPBEサーバー(パブリックベータ)で一足先にプレイ可能となっています。