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インタビュー

PRX alecks「EDGは中国の中でも一歩抜けた存在で、今もなお最高の選手が揃っている。決勝で再び対戦することになると信じている」

2026.06.20 0 COMMENTS
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6月19日、「VALORANT Masters London 2026」プレイオフのアッパーブラケットファイナルで、Paper RexがEDward Gamingを2-1で下し、グランドファイナル進出を決めました。ブリーズを13-15で落としたものの、フラクチャーを14-12、スプリットを13-6と連取し、逆転でシリーズを制しています。

Paper Rexはこれで「Masters Santiago 2026」に続く2大会連続でのMasters決勝進出となりました。Santiagoでは決勝でNongshim RedForceに敗れているだけに、6月21日のグランドファイナルでは雪辱を懸けてタイトル獲得を目指します。なお、今大会での勝ち上がりにより「VALORANT Champions 2026」への出場も最速で確定させています。敗れたEDward Gamingはローワーブラケットファイナルへ回ります。

本稿では、試合後の記者会見でのインタビュー内容を掲載。Paper Rexの選手陣とalecksヘッドコーチ、Wendlerアシスタントコーチが出席しました。会見の模様を翻訳でお届けします。

目次

Paper Rex:試合後記者会見インタビュー

── alecksコーチへ。1マップ目に自チームのピックとしてブリーズを選びましたが、EDGにとっても得意なマップで、今シーズンのリーグ戦におけるPRXの勝率も決して高くはありません。今日この選択をした一番の理由は何だったのでしょうか?

alecks:論理的に考えれば、僕らが選ぶべきだったのはヘイヴンでした。ただ、今大会ではまだ一度も実戦を経ていなかったので、自分たちが自信を持ってプレーできるマップを確実に選びたかったんです。勝率が高くないのは分かっていますが、その負けの多くはシーズン序盤のものでした。記憶が正しければ、Santiagoではまだブリーズで一度も負けていません。なので、僕らにとっては今も非常に自信のあるマップなんです。それが大きな理由ですね。それに、EDG側のブリーズのプレー映像も豊富にあったので、彼らがどう動いてくる可能性があるか、こちらもある程度把握できていました。

── Jinggg選手へ。以前のインタビューで、Jinggg選手はsomething選手のゲーム中の挑発行為を抑えるよう声をかけると話していました。今日の試合で具体的に気になった場面はありましたか?また、試合前にこの件について何か話し合いはしましたか?

Jinggg:いえ、特にありませんでした。正直なところ、彼は本来そういった挑発をあまり好むタイプではないと思います。普段も、相手が先に仕掛けてきたときにやり返すくらいで。今日はそういう場面もなかったので、問題ありませんでした。

── コーチング陣へ。ブリーズに続くもう一つのオーバータイムの末、フラクチャーを制しました。ブリーズから得た最も重要な教訓は何で、それがフラクチャーでの勝利にどうつながったのでしょうか?

alecks:僕らの哲学は「金魚のような記憶」を持つことなんです。つまり、何か嫌なことが起きても、すぐに忘れる。だからこそ、選手たちには「まだ自信を失う必要はない、得意なマップが2つ残っているんだから、全力を尽くして結果を見届けよう」と伝えるようにしました。

── invy選手へ。これまで何度もMasters出場をあと一歩で逃してきた状況から、今や2大会連続でMastersのグランドファイナルに進出しています。Santiagoから得て、今大会に持ち込んでいる教訓は何でしょうか?

invy:今回はとにかく勢いに乗っているという感覚です。alecksも言ったように、僕らの哲学は「金魚の記憶」を持つこと。Santiagoのときは少し疲れていたと思います。今回はもっと落ち着いて、リラックスして臨めています。そういったことを学びました。とにかく気楽にやる、ということですね。

── d4v41選手へ。フラクチャーで、CHICHOO選手が設置したカメラの脇をすり抜ける場面がありました。あれは事前に用意した対策だったのでしょうか、それともラウンド中のコールでしたか?

d4v41:あれはf0rsakeNがタイミングを掴んだんだと思います。僕は反対側にいたので、正直よく分かっていなくて、のんびりしていました(笑)。f0rsakeNが「タイミングが取れた」とコールして、カメラを見つけたうえで「これなら向こうからは見えないはずだ、下から回ろう」と言ったんです。なので、あれはその場の判断でしたね。

── Jinggg選手へ。長いキャリアを持ち、数々の長期シリーズや大会を経験してきた選手として、こうした長いBo3シリーズ、そして今後のBo5シリーズで強いメンタルを保つ最善の方法は何だと思いますか?

Jinggg:これはチーム全員で一緒に学んできたことだと思います。以前の僕たちはよく競り負けていましたが、時間が経つにつれ、競り負けたときに「なぜそう感じるのか」「なぜ疲れやストレスを感じているのか」を考えるようになりました。結局は経験ですし、調子が悪いときでも仲間が引き上げてくれる。だからチーム全体の力であり、経験の積み重ねだと思います。

── alecksコーチへ。これで5度目の国際大会グランドファイナルとなり、輝かしい功績だと思います。この組織とチームが、国際舞台でも国内でもこれほどの強さを維持できている要因は何でしょうか?最も重要な要素を教えてください。

alecks:率直に言って、私は強力な選手陣を揃えています。それが真実だと思います。以前の会見でも話しましたが、遠くまで行きたいなら、才能と相性を同時に積み上げる必要があります。これだけ長く同じメンバーで戦い続けられていることは大きな要因です。長い時間をかけて築き上げてきた、いわば「集合知」があるんです。マップは何度も巡ってきますが、特定のマップをどうプレーするかといった蓄積がある。

多くのコーチが苦労するのは、まさにこうした古いプロトコルを覚えていることなんです。すべて書き留めていても、状況は少しずつ変わりますからね。たとえば今スプリットで使っている構成も非常に古いものですが、僕らはそれを学び直す必要がない。それが優位に立てる理由です。組織が全員を信頼してくれていることにも感謝しています。長い時間をかけて少しずつ築いてきたもので、まさに全員の努力の賜物です。だからこそ、僕らは今ここにいるんだと思います。

── Wendlerアシスタントコーチへ。今日はピストルラウンドでの圧倒的な強さが目立ちました。EDG対策によるものなのか、それとも自分たちのシステムを修正した結果なのか、その背景を少し教えてください。

Wendler:Stage 1で、皆さんから「ピストル面が少し弱い」と指摘された部分から取り入れたものがいくつかあります。とはいえ、僕ら自身は極端に悪いとは思っていませんでした。運が悪かった場面もあれば、プロトコルが崩れてしまった場面もあった、という具合です。ただ、ピストルに関して評価されるのはいつも僕なんですが、実際にそれを”料理”しているのは隣にいるこの男(f0rsakeN)なんです。だから僕を評価しないでください。すべてf0rsakeNの功績です。彼が僕らを優位に立たせてくれています。

── alecksコーチへ。3マップ目のスプリットについて。EDG側も会見で「PRXが我々のアタックの組み立てや、そのリテイクのスタイルを的確に突いてきた」と語っていました。これは普段から練習相手であることから来るものなのでしょうか。あるいは映像分析によるものでしょうか。なぜあれほど一方的な展開になったのでしょうか。

alecks:常にその両方ですね。相手がどうプレーするか、何の知識もなく臨むわけではありません。ただ、いつも一緒に練習しているというのは、利点でもあり欠点でもあります。今回の状況では、彼らの戦い方を把握できていたので、「ここはもう少しこうしよう、ここは控えよう」と判断するのが非常に容易でした。とはいえ、EDGも非常によく準備してきていました。彼らは僕らの通常のリテイクのパターンを熟知していて、それをうまく逆手に取っていたと思います。

── alecksコーチへ。PRXのチーフ・ゲーミング・オフィサーであるdsn氏が、今日のスキルミッシュ(サイド選択をかけた1v1)に出場していました。あれは誰の判断だったのでしょうか?

alecks:ああ、dsn——僕らは”Harley”と呼んでいますが——は、自分が出場していいと思っていなかったみたいで、「次は自分が出るよ」と言っていたんです。そうしたら、マネージャーのTommyが——彼は出たくなかったので——すぐに名乗りを上げようとして。結局、最終的にdsnが出ることになりました。僕としては大満足です。勝つチャンスも十分にあると思っていました。

── alecksコーチへ。EDGはChampions優勝以降、大小さまざまな変化を経てきましたが、PRXも微調整を重ねつつ国際舞台での強さを維持しています。久々となる両チームの対戦を経て、今のEDGについて感じた最大の収穫は何でしょうか。また、過去の対戦と比べてどう感じましたか。

alecks:記憶が正しければ、僕らはEDGにとって国際大会で初めての対戦相手だったはずです。間違っているかもしれませんが、確かそうだったと思います。だから、今も同じ選手たちが揃っているのを見るのは嬉しいですね。まるで、お互いキャリアを通じて共に成長してきたような感覚があります。彼らが信念を曲げず、同じプレースタイルを貫いているのも素晴らしい。今日のZmjjKKは少し調子が悪かったと思います。普段ならsomethingとZmjjKKの一騎打ちになるんですが。それでも本質は変わりません。彼らはビッグプレーを生み出し、不可能を可能にしてくる。彼らと戦うたびに、まさに花火のような、非常に激しい試合とオーバータイムの連続になります。僕らが上回ったことも何度かありますが、いつも本当に僅差なんです。

── alecksコーチへ。このプレイオフを通じて、「この相手はここが自分たちと違う」「これは厄介だ」と感じさせられたチームはありましたか。新たな発想を与えてくれたチームについて伺いたいです。

alecks:ネオンを軸にした戦い方ですね。あるチームが見せているネオンのプレーは、今もなお十分に通用することを証明していると思います。何かを信じて、それを貫き通している——そういうチームを見るのは良いものです。大会を通じて成長していくのが見て取れますし、与えられた時間を非常にうまく使っていると感じます。

── alecksコーチへ。今回もグランドファイナル進出、そして地域の第1シードという結果を残しました。過去にはスタート地点で苦しい状況もありましたが、PRXはどこから始まろうとその環境に適応できる唯一のチームのように見えます。何度も挑戦してきた他チームと比べて、PRXの場合は何が違うのでしょうか。

alecks:これもまた、集合的な経験によるものです。僕らはすべての大会に出場できているからこそ、最も多くの失敗から学べるんです。なぜなら、最も多くの失敗をしてきたのは僕らだからです。過去のあらゆる失敗を糧に取り組んできた結果、どんな障害が立ちはだかっても乗り越えられるようになりました。睡眠や健康との向き合い方、何時に起きるか、個々のルーティン、どれだけの作業をこなすか、対戦相手の分析にどれだけ重きを置くか、そして自分たちのペースを保ってプレーすること——VCTでの歩みの中で学んだすべてが、この瞬間に結実しているんだと思います。

── alecksコーチへ。この試合の前、多くの人が中国地域を過小評価していました。今日EDGと対戦して、EDG、そして中国地域全体のレベルについてどのような印象を持ちましたか。

alecks:個人的な意見ですが、EDGは中国の中でも一歩抜けた存在だと思います。今もなお最高のチームであり、最高の選手たちが揃っている。それは結果が証明しています。EDGは少なくとも今大会のトップ3に入るチームですし、決勝で再び彼らと対戦することになると信じています。地域全体については……問題ないと思いますよ。皆さん少し騒ぎすぎている気がしますが、彼らは十分強いです。

── something選手へ。今大会、そして現在のメタでは、あなたを含め多くの優れたデュエリストが活躍しています。残り3チームという状況で、もし決勝で対戦相手を選べるとしたら、誰と当たりたいですか。

something:ZmjjKKと戦いたいですね。彼がジェット、僕もジェットという状況は、いつだって楽しいんです。彼がどこに動くかを常に読みながら、自分のポジションをどう取るか、どう彼の周りで立ち回るかを考える。だからZmjjKKを選びます。

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