「VCT 2024 Ascension PACIFIC」出場チーム紹介②：NAOS / JFT / RNT / RF / FS

PACIFICリーグへの昇格をかけた「VCT 2024 Ascension PACIFIC」が9月20日よりインドネシア・ジャカルタで開幕します。

当サイトでは2回に分け、出場10チームの紹介記事を作成しました。全地域の試合をチェックできたわけではありませんが、観戦を楽しむきっかけとなれば幸いです。

NAOS Esports（フィリピン）

• 🇵🇭 JA
• 🇵🇭 Papichulo
• 🇵🇭 Nexi
• 🇵🇭 Mojer
• 🇵🇭 Emman
• 🇵🇭 Aimix (Coach)
• 🇦🇺 Stackmandu (Coach)
• 🇹🇭 olifant (Analyst)

フィリピンではOasis / ZOLなど強豪チームとの接戦を勝ち上がり、NAOSが2年連続のアセンション出場を決めています。昨年はベスト4で終わっただけに、リベンジに燃えているでしょう。初戦から地元BMEという難敵ですが、勝って勢いをつけたいところです。

選手を見るとデュエリスト / センチネルのJA選手が安定しているほか、27歳のPapichulo選手が活躍を続けています。Papichulo選手は昨年のアセンションでも良いパフォーマンスを見せ、Tier1での活躍を期待する声も多いだけに、自らの手で掴み取ることができるでしょうか。

選手	エージェント	平均ACS	K/D	KAST%
Mojer		252.3	1.16	76%
JA		247.1	1.34	74%
Emman		188.0	1.00	74%
Nexi		196.5	1.05	75%
Papichulo		210.9	1.37	83%

JFT Esports（オセアニア）

• 🇦🇺 kiss
• 🇦🇺 IKANA
• 🇦🇺 ANDY
• 🇦🇺 murza
• 🇦🇺 RAMEN
• 🇻🇳 Long (Coach)
• 🇵🇭 Tisoyy (Analyst)

オセアニアは昨年代表BONKのメンバーを擁するJJHが有力と見られていましたが、JFTが初のアセンション代表となっています。ping関係によってスクリム環境が厳しく、有力選手が他リージョンへ流出してしまっているオセアニアですが、存在感を示せるでしょうか。

チームはシーズン途中にロスター変更を行い、最終的にはほぼ全マップでアイソを使用し、2デュエリスト構成も多くなっていました。先月のコミュニティ大会ではアイソこそ使わなくなったものの、2デュエリストは継続しています。そのスタイルがどこまで通じるでしょうか。

選手	エージェント	平均ACS	K/D	KAST%
murza		233.5	1.20	71%
ANDY		243.4	1.32	78%
IKANA		214.4	1.24	75%
RAMEN		193.7	1.15	73%
kiss		207.5	1.02	72%

Revenant Esports（南アジア）

• 🇮🇳 Paradox
• 🇰🇿 dos9
• 🇮🇳 skillZ
• 🇮🇳 SkRossi
• 🇰🇿 sultan
• 🇬🇧 Fields (Coach)

RNTは南アジア地域の最有力候補と言われ、しっかりと勝ち上がってきました。昨年GEでPACIFICリーグに出場したSkRossi選手はイニシエーターも経験しましたが、Split2からはジェットメインに戻っています。

最注目はdos9 / sultanの両カザフスタン人選手でしょう。pingの関係からこれまであまり日の目を見ることのなかった2人で数が、南アジア大会では素晴らしいパフォーマンスを見せ、チームを牽引しました。sultan選手はこれが初のプロ生活ながら一気に成長しており、dos9選手とともに今後が非常に楽しみです。

選手	エージェント	平均ACS	K/D	KAST%
SkRossi		232.7	1.20	72%
Paradox		190.9	0.91	69%
skillZ		160.0	0.98	72%
dos9		268.6	1.66	80%
sultan		223.4	1.37	75%

Rapid Lofi（ベトナム）

• 🇻🇳 DaFt
• 🇻🇳 Tripciew
• 🇻🇳 Pr0digy
• 🇻🇳 Suka
• 🇻🇳 Albus
• 🇻🇳 Milooo (Coach)

ベトナムはこれまでFancy United Esportsが代表を独占してきたイメージですが、RLがついにそれを止めました。Team Flashも含め、国内強豪を下しての代表は自信に繋がったでしょう。ベトナム初となるPACIFICリーグ進出はなるでしょうか。

気になるのはGrand Finalを前にがらっと構成を入れ替えた点で、ヘイヴンやアセントで突如セージを採用し結果を残しました。今ではメタから外れているだけに、準備期間を経てこの構成を継続するかが一つカギになりそうです。

選手	エージェント	平均ACS	K/D	KAST%
DaFt		233.6	1.11	74%
Suka		218.8	1.10	73%
Pr0digy		210.3	0.98	69%
albus		183.1	0.86	69%
Tripciew		192.7	0.97	72%

FULL SENSE（タイ）

• 🇹🇭 JohnOlsen
• 🇹🇭 Leviathan
• 🇹🇭 PTC
• 🇹🇭 Sushiboys
• 🇹🇭 foxz
• 🇹🇭 cbbk (Coach)
• 🇹🇭 THEE (Coach)
• 🇹🇭 Clickclack (Analyst)

昨年TLNに所属していたSushiboys / foxz選手を迎え、シーズン開幕前から非常に評判の高かったFS。しかしSplit2でやや苦戦したこともあり、今では優勝候補の一角という評価に収まっているでしょうか。

ただロスターはやはり強力で、全員がチームを引っ張ることができるのは評価できるポイントでしょう。日本にとってもJohnOlsen / PTC選手は2021年のLCQでSeoldam選手 / Vorzコーチの前に立ちはだかった苦い記憶があります。またJoxJo選手は世界大会でfoxz / Sushiboys選手のいるXIAに勝利したこともあり、そうした因縁にも注目です。

選手	エージェント	平均ACS	K/D	KAST%
JohnOlsen		241.1	1.05	72%
foxz		201.5	1.05	76%
PTC		210.3	1.16	77%
Sushiboys		195.8	1.01	71%
Leviathan		199.2	1.13	75%