先月30日に行われた北米大会「VCT 2022: North America Stage 2 Challengers」のNRG対Ghost Gamingの試合において、NRG側が見せた「ヘヴィーシールドではなく、ライトシールドを購入し続ける」という奇策が話題になっています。
NRG deciding to buy half armor on every single full gun round even when they have money for full armor.
— Zander (@zander_fps) May 29, 2022
New economy strategy to have a buy every round or cause Ghost are a full Vandal team? 5HEAD?
この戦術を見たVersion1所属のZander選手は、次のようにコメントしています。
NRGは仮にフルアーマーを買えるだけのお金があっても、常にハーフアーマーを買っていた。毎ラウンド購入するための戦術か、もしくはGhostが常にヴァンダルを使うチームだからか?彼らは天才かもしれない。
@zander_fps
NRGが対Ghost Gaming戦(第1MAP:ヘイヴン)で見せた戦術は、ヘヴィーシールドを購入できるだけのマネーがある状況でも常に「ライトシールド」を購入し続けるというもの。一体なぜ彼らはこの試合でヘヴィーシールドを購入しなかったのでしょうか。

この戦術の理由は、ヴァンダルのダメージが関係しているようです。Zander選手がツイートで言及したように、Ghost Gamingの選手は全員がヴァンダルを使用しています。ヴァンダルのダメージはヘッドショットで距離減衰なしの160、胴体は40ダメージです。
ライトシールドを装備したプレイヤーの体力は125HP、ヘヴィーシールドを装備したプレイヤーの体力は150HPです。ヴァンダルの胴体に三発当てた場合のダメージ量は120。ヘッドショットは160ダメージなので、たとえライトシールドであってもヘヴィーシールドであっても、キルに要する弾数は変わらないのです。
▼ ヴァンダル / ファントムのダメージ量


これがファントムである場合、中距離のヘッドショットでも一発で倒されてしまうなど、ライトシールドには明確なデメリットが生まれます。このことから、ファントムを使用しないGhost Gamingに対して採用された戦術であると分かります。
しかし残念ながら、この試合でNRGはGhost Gamingに0-2で敗北。しかし、この作戦自体は興味深いものだとコミュニティからは注目が集まっています。ライトシールドを購入することで、1ラウンドで1人600クレジット、チーム全体で3000ものクレジットを節約することができます。
ノーデュエリスト構成など、日々新たな戦術が生まれ続けているVALORANT。どのようなニューメタが生まれてくるのか、今後も目が離せません。
