今シーズンからZETA DIVISIONでコーチングアドバイザーを務めるmini氏が、配信上で視聴者からの質問に回答しています。興味深い内容もあったため、一部を翻訳しました。
mini:新ロスターについて ─ まあまあのロスターだと思います。ただ、日本のVALORANTシーンをより長い目で見ると、最大の課題はTier2のタレントたちをいかに惹きつけることができるか、というものになるでしょう。
日本のTier2は、非常に人気のあるコンテンツクリエイターがいることもあり、VALORANT全体で見ても最も活気のあるTier2シーンです。多くのチームにコンテンツクリエイターが所属し、Tier2においても給料が非常に良く、自身のブランド価値を高めることができます。韓国に移住する必要も無く、日本で活躍できるんです。これが人材獲得を難しくしています。
本当は東京にいる時にLazと話してみたくて、約束もしていたんですが、東京に着いてから2日目に体調を崩してしまって、その約束を果たせませんでした。彼と話すことができたら、そうしたことも話題に挙がるでしょう。彼の経験全般について、たとえばVALORANTのプロを辞めた理由などです。おそらくは、日本でコンテンツクリエイターをするほうが、あるいはTier2でプレイするほうが、楽だからというのもあるんじゃないかと思っています。(※1)
Duolingoで日本語を学んでいるか? ─ 絶対にありえません(笑)。日本語で何か役に立つことが言えるようになる頃には、契約は終わっているでしょう。彼らはAIの翻訳を使っていますし、通訳の人もいます。
私の役割はPaper Rexにいた時ほど大きなものではないし、そもそもPRXにいた時も(※FNATICに比べれば)それほどではありませんでした。だから私が入ったことで大騒ぎしているけれど、アシスタントコーチのように大量の仕事をしているわけではなく、ただ彼らをサポートしているという感じです。
Absolについて ─ Absolはとてもいいと思います。実は、入ってすぐの頃は「このAbsolって選手はどうなんだろう?」という感じでした。でも何試合かスクリムを見ると、正直に言って、プレイヤーとしてすごく感心させられました。彼が優秀なヨルの使い手であるというのは、とてもいいことだと思います。
ZETAでの役割について ─ 自分の役割については、まだ模索中です。基本的に毎週コーチングスタッフとミーティングをして、お互いに質問して、話し合いをします。週が進むにつれて、彼らが助けを必要としていると思う部分を自主的にチェックするようになりました。例えば特定のマップやスクリムで苦戦しているのに気づいたら、そこを重点的に分析してフィードバックします。その内容について、週次のミーティングで話すこともあります。また新しいマップや変更などについてもサポートを提供しています。
ZETAでは今、自分の意見が聞いてもらえていると感じていますか? ─ はい、間違いなく。ただ私がチームに入った時には、既に練習が進んでいました。オフシーズンの終盤になって加入したからです。だからメタに関する私の見解や物事へのアプローチの仕方は必ずしも必要ないというか、既に確立されたプレイスタイルを変えるのは私の役目ではないと思っています。例えば、彼らがもう2、3ヶ月も練習してきたプレイスタイルに対して、突然「こうプレイすべきだ」って言っても、うまくいかないでしょう?
だから今は、Kickoffが上手くいかなかった場合に備えて、どういう風に変えていけばいいか、種を蒔いているような感じです。どんなアイデアがより良いか、みたいに。新しい試みですし、どこまで上手くいくかわかりませんが、理論的な部分ではある程度進捗があって理解してくれていると思います。例えば、ディフェンスのプレイスタイルで気に入らなかった部分について、マップを使って話し合ったこともありました。SugarZ3roともミーティングの必要がありますね、新しいIGLなので。
契約は1年限りですし、彼らは私をリスペクトしてくれていると思うので、仮に結果が出なかったとしても解雇するようなことは無いでしょう。私の役割は、言ってしまえばすごく安全な立場だと思います。ちゃんと仕事をしていれば、突然「お前のせいだ」とか言われることはないですからね。これは非常に恵まれていますが、その立場を悪用したりはしません。私はプロフェッショナルですから。一生懸命働きますが、ただ以前担当していた役職よりも負担が軽いのです。例えばPRX時代と比べても、はるかにコンサルタントとしての側面が強いと言えます。
他のチームからはこうしたコーチングコンサルタントとしてのオファーはありませんでした。ただ、自慢ではありませんが、もしフルタイムのコーチングでチームを見つけようとしたら、オファーはあったでしょうね。実際に探しはしませんでした。
※1 Laz選手は引退時に体調面も理由の一つに挙げていました