新たなコンペティティブシステム「Premier」のグローバルオープンベータがEP6 ACT3に実施予定。ゲーム内でチームを作成、同レベル帯での対戦が可能

Riot Gamesは3月3日、VALORANTにおける新たなチームベースのコンペティティブシステム「Premier」のグローバルオープンベータの準備が進行中であることを発表しました。

VALORANTにおける新たなチームベースのコンペティティブシステム「Premier」のグローバルオープンベータの準備が進行中です。
今回はPremierがVALORANTにもたらす変化についてお伝えします。

チーム編成はお済みですか？さあ、戦いの準備を。 pic.twitter.com/f6ru3kz5TC

— VALORANT // JAPAN (@VALORANTjp) March 2, 2023

公開された動画では、VALORANTのゲームディレクターを務めるAndy Ho氏が登場、「Premier」の仕様について明らかにしました。

Premierとはゲームとeスポーツを繋ぐチームベースのコンペティティブシステムです。この新たなチャレンジではチームを作り、Actを通じて毎週行われる試合を指定されたマップで戦います。勝利を重ねていけばプレイオフトーナメントに進出、同スキル帯、最強の座をかけて戦うことができます。

Andy Ho

新たなコンペティティブシステム：Premierとは

Premierは、ゲーム内であらかじめチームを結成し、事前に予定された試合を行うことができるゲームモード。チームメンバーが確定した後にディビジョンごとに分けられ、同じ強さの対戦相手とウィークリーマッチ、トーナメントが混在した長いシーズンを戦うこととなります。また、優秀な成績を収めたチームはシーズンの最後に開催される最強を決めるトーナメントに参加することになるようです。

またPremierでは、チームロゴ・カラーのカスタマイズ、マップのBAN/PICKシステムが存在するなど、本格的な大会と同様のシステムが用意されている模様。昨年10月にはアルファ版テストをブラジルで行うことが発表されており、こちらでも一部詳細が明かされています。

動画中盤では、VALORANT Esportsのグローバルヘッドを務めるLeo Faria氏が登場。同氏は「Premierの未来はVCT Challenge Leaguesへと続いていきます。オープン予選はなくなり、プロへの第一歩はゲーム内から始まります。実力さえあれば誰もが挑戦できます。そこでプロ選手たちと競い合うようになれば、Challenge Leagueを飛び出し、International Leagueへ進むこともできます。5人の仲間とプレイし語り合ったひとつの夢が現実になる可能性があるのです」と述べ、将来的にはオープン予選がなくなり、Premierがランクシステムからプロへの道を提供する新たなモードになることを明らかにしています。

また今回紹介された内容は一部であり、次回の発表ではPremierの初期構想が明かされるとのこと。Premier グローバルオープンベータはEpisode 6 Act 3での実施予定であることが発表されています。

今年1月に公開された「2023年の方針 // Dev Diaries」や開発者のツイートでは、今回のPremierを始め、モバイル版などの別プラットフォームでの展開、チームデスマッチ、ゲーム内リプレイシステムの実装についても言及されています。今年でリリース3年目を迎えるVALORANTですが、インターナショナルリーグの開幕も控えており、更なる盛り上がりが期待されています。