現在、ドイツ・ベルリンで開催中の女性世界大会「VALORANT Game Changers Championship 2024」に出場しているShopify Rebellion所属のmeL選手が、ジェンダーアイデンティティに関する議論について自身の見解をSNS上で表明しました。
seeing transphobes pretend they “care about women” to justify their bigotry just reeks of misogyny
— SR meL (@melanji) November 14, 2024
trans/nb players, just know you are so loved and welcome. i hope these ppl find love within themselves and stop projecting their hateful worldview onto you. you deserve to exist
女性選手として今大会に出場しているmeL選手は、コミュニティから寄せられたサポートに感謝の意を示しながらも、一部の少数派がジェンダーアイデンティティに関する価値観を押し付ける姿勢に対し懸念を示しました。同選手は「私たちの競技の場は、皆さんの個人的な世界観を持ち込む場所ではない」と指摘し、「選手たちは大会に参加する全選手を支持している」と強調しました。

さらに、同選手はトランスフォビア(性同一性に対する偏見)的な発言を「女性を守る」という名目で正当化する行為について、「女性蔑視そのもの」であるとして強く批判。また、トランスジェンダーやノンバイナリーの選手に向けては、「あなた方は愛され、歓迎されています」と力強いメッセージを送りました。
このイベントでコミュニティからGCに寄せられたサポートは素晴らしいものでした。しかし、性自認に関して GC を「保護」する必要があると感じている少数派の声高な人たちのために、私は次のことをはっきりさせておきたいと思います。
私たちの競技の場は、皆さんの個人的な世界観を持ち込む場所ではありません。GCに参加している女性たちは、あなたに「私たちの利益を守る」ことを求めていませんし、必要としていません。私自身、チームメイト、そしてここにいる他の選手たちは、ここで競技しているすべての選手を支持し、共に歩んでいます。それを受け入れられないなら、このイベントを観るべきではありませんし、関わるべきでもありません。私たちはそのような方々を必要としていませんし、望んでもいません。
トランスフォビア(性同一性に対する偏見)を持つ人々が、「女性を大切に思っている」と装って自らの偏見を正当化しようとする姿勢は、純粋にミソジニー(女性蔑視)そのものだと感じます。
トランスやノンバイナリーのプレイヤーたちへ――あなたたちは愛され、歓迎されています。これらの偏見を持つ人々が自分自身を愛し、内なる憎悪を投影するのをやめる日が来ることを願っています。あなたたちには存在する権利があります。
@melanji
今大会にはMIBRやFlyQuest RED、Shopify Rebellionなど複数のチームでトランスジェンダーの選手が出場しています。一方で、女性大会において戸籍上の性別が女性でない選手の出場が公平性を損なうのではないかといった批判が一部で寄せられており、事実として今大会でトランスジェンダー選手の活躍が目立っていることもあり、さらなる批判を集めています。こうした事態を受け、公式配信のチャット機能には規制がかけられ、YouTubeではチャット機能の無効化、Twitchでは絵文字のみの投稿が可能という状態で配信が行われています。
なお、日本国内のVALORANT Game Changers JAPAN 2024の大会ルールでは、参加資格審査の項において、原則女性のみの参加とされているものの、性自認が女性であれば大会運営の判断により参加が許可される場合があることが明記されています。
3.8. 参加資格審査
本大会では、出生時に割り当てられた性別が男性で、現時点で戸籍上の性別が男性または女性以外であるが、性自認が女性である選手に関しまして、ケースバイケースで判断し大会への参加を許可します。当てはまる方は、大会運営者に直接ご相談ください。
VALORANT Game Changers JAPAN 2024 大会ルール
今回のmeL選手の発言は、eスポーツにおける多様性と包括性の重要性を改めて浮き彫りにし、コミュニティで大きな反響を呼んでいます。公平性をめぐる論争が続く中、この発言が今後の競技シーン全体の在り方を考える上で重要な提言となるでしょうか。今後の動向に注目が集まります。