インドネシアのGCチームが出場停止処分に、13歳のプレイヤーが年齢を偽ってVCTに出場

Riot Gamesは6月14日、インドネシアのプロゲーミングチーム「Dominatus」のGC部門「Dominatus Jade」がVCTの競技規則に違反したとして、メンバーに対する出場停止処分を発表しました。

APAC地域では既にGame Changersの大会が開催されていますが、その初回となる「VCT 2023：Game Changers APAC Open 1」終了後、大会を運営したESLはDOMのプレイヤーであるsphyxii選手が16歳未満であるという報告と証拠を受け取りました。チームはメンバー全員が16歳以上であるとして参加登録を行っていましたが、sphyxii選手はRiotから求められた身分証明書を提出することができず、最終的に13歳であることを認めています。

VCT競技規則第3条1項に定められた最低年齢要件（満16歳以前の公式大会参加を禁止）に違反したとして、sphyxii選手には16歳になるまで公式イベントの参加が禁止されました。その他4人の選手も、プレイヤー資格要件に関して大会運営を欺いたとされ、第3条3項に基づき10月13日まで公式大会の出場停止処分を受けています。

チームはスイス形式によるオープン予選で4勝2敗と健闘しましたが、惜しくもプレイオフ進出を逃しました。その後の処分を受け、既に解散されたとVALO2ASIAが報じています。

またDOM自体も故意に虚偽または不正確な情報を大会運営者に提供したとして、チームとして10月13日までGC大会の参加資格を失いました。同チームはインドネシアの「Challengers Split2」で2位に入る強豪チームとして知られていますが、男性部門も含めて保護観察処分を受けており、今後規則違反が発覚した場合にはより重い罰則が科されることになっています。

関連リンク：COMPETITIVE RULING: DOMINATUS JADE