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今年2-3月にかけて行われた国際大会「2023 VCT LOCK//IN」では、EMEAの「Fnatic」が世界大会初優勝を飾りました。それに伴い、本日より開幕する「VCT 2023 Masters Tokyo」では、EMEAから4チームが参加することとなっています。
今年8月にアメリカ・ロサンゼルスでの開催が予定されている世界大会「VALORANT Champions 2023」には、PACIFIC / AMERICASからMasters Tokyoへの出場権を得たチームの出場が決定。一方、EMEAチームは成績上位の3チームのみがChampionsへ進出することとなっており、EMEA1位のTeam LiquidでさえもChampions出場が確定していない状況となっています。

Masters Tokyoでは、Team Liquid / Fnatic / FUT Esports / Natus Vincereの計4チームが出場し、このうち上位3チームがChampionsへ出場することとなります。EMEA1位-2位であるTeam LiquidとFnaticはプレイオフからの出場となりますが、同地域のNAVIとFUTがプレイオフへ出場した場合にはLCQへ回る可能性も十分に考えられます。
Fnaticのmini、Team LiquidのeMIL、Natus Vincereのd00mbr0sの3名のコーチは、Masters Tokyoのプレスカンファレンスにて「Champions出場を逃す可能性があること」に対して苦言を呈しています。
miniコーチは「どういうロジックなのか理解できません。大会で優勝し、4チームが出場できることが決定したが、まだChampionsは確定していない。自分には理解できません。トップ2となり、LOCK//INも優勝し、LOCK//INを優勝したことで(プレイオフに)自分たちをねじ込んだ。サーバー外の自分にとってはあまり意味がないことですが、サーバー内の自分としては『トロフィーを獲ったんだぞ』という感じです」と不満を述べました。
さらに同氏は「それは試合自体には影響しませんが、試合外では、問題解決を考える脳が『それはあまり意味がない』となってしまいます。このことには慣れてしまった。もう3年もやっています。意思決定が自分の思い通りにならないことを分かっていますし、それを考えてもなんの意味も無いことです」と語りました。
NAVIのd00mbr0sコーチは、miniコーチの発言の後に続けて「彼が言ったことに続けたい。このイベントに進出し、一番下である4番目となったチームはすぐに戻ってLCQを戦わなければならなりません。かなり準備が短くなる。練習時間を多くとっているチームと対戦することになります。だからその点でも不利になると言えます。EMEAの4位となるチームには申し訳ないという気持ちがあります」とLCQを戦う場合の準備期間の短さについて指摘しています。
また、Team LiquidのeMILコーチは「Fnaticが負けると言うつもりはありませんが、LOCK//INで優勝し、リーグ戦を勝ち抜き、決勝に進出したが、この大会で4位になってLCQに出場しなければいけなくなる可能性もあります。それはまさにクレイジーです。Championsに進出するために、他のチームが不調となることを祈っているようなものだと思います」とシステムの不満点を明らかにしました。
miniコーチはeMILコーチの発言の後、今回の状況に対して「LOCK//INでは互いに良いランとなるように祈っていたのに、今回はお互いに負けることを望んでいるようなものです」と述べています。
LOCK//INでの優勝、レギュラーシーズンでも全勝を記録したFnaticをTeam Liquidが決勝で破るという波乱も起こったVCT EMEA。非常に厳しい戦いになることが予想されるMastersですが、Championsへの切符を手にするのはどのチームとなるのでしょうか。