
6月7日、「Team Vitality」に所属するTwisten選手が19歳の若さで亡くなりました。同選手の母親が自身のFacebookでTwisten選手の死について声明を発表しました。
Here is a translation of Twisten's mother's facebook statement asking to be shared. Sincere condolences to the entire family. @TeamVitality @PlayVALORANT pic.twitter.com/xoyh3xC2z4
— Xnapy (@xnapycz) June 9, 2023
これは、Twistenの母親からシェアするようにお願いされた、Facebookでの声明です。ご家族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。
@xnapycz
黙っていたくないし、できません。最愛の息子の死が、eスポーツやコンピューターゲームへの批判を引き起こすことだけは避けたいです。いかなる憶測が飛び交うのも嫌だし、頭の良い人達が書いているチェコ語のコメントは読まないようにしようと思っていました。
「若い人は何をしなければいけないのかわからない、一日中パソコンの前に座っていれば当たり前だ。どんな家庭か知らないが、もし彼が望めば、治療を受けることもできたでしょう」皆さんのこの”自分の真実”に対する確信はどこからやってきたのですか?
私たちの息子の周りには、たくさんの愛がありました。私は完璧な母親ではないかもしれませんが、3人の息子達を常に支え、愛してきました。また、彼らを束縛したり、邪魔をしたこともありません。
私の父からも「人は夢を持ち、雲へ向かって飛ぶべきだ」といつも言われていました。そしてはKája(Twistenのこと)は飛んだのです。そして彼はとても高くまで飛びました。年始に彼が公にうつ病と闘っていることを公表したことは、最も勇敢なことの一つで、私は彼を誇りに思います。
そう、彼はうつ病と闘っていたのです。そしてそれは彼だけではありません。ゲームのせいにするのは馬鹿げています。Kájaはただコンピューターの前に座っていただけではありません。プロのeスポーツ選手は、他のプロアスリートと同じように厳格な生活を送っています。
彼らには健康的な食事と運動、そして十分な睡眠が求められます。また、過酷なトレーニングも行っています。そして他と同じように、ここ(eスポーツ)でもパフォーマンスに対する重圧が、常に精神にプレッシャーを与えます。
遺伝子的に不安の素因があるなど、本当に少しのことがうつ病への一歩になってしまうこともあります。そして時には、不幸な恋が回路をショートさせてしまうこともあるのです。誰も他人を判断する権利はありません。私たちの息子は病気と勇敢に闘ったのです。Team Vitalityで、またその前にBIGで闘ったように。
他のアスリートもまた自らの命を断つことがあります。サッカー選手、ホッケー選手、コーチ。テニス選手、スキー選手、水泳選手もうつ病に苦しんでいます。
うつ病はゲームをすることで「うつる」病気ではありません。うつ病は自分の意志でコントロールできるものではなく、治療が必要な病気なのです。うつ病やその他の精神疾患は、社会的にタブー視されてはいけません。
私たちは、肉体の他に魂を持っているという事実を隠してはいけません。そうしてはいけないのです。誰もが精神疾患の烙印を背負うべきではありません。彼らも他の人たちと同じ人間なのですから。
息子と過ごせた時間は1分1秒たりとも後悔していません。これが一緒に撮った最後の写真です。2023年5月 ベルリンにて。
@xnapycz
チェコ出身で19歳のTwisten選手は、アマチームなどを経て2021年の10月から「BIG」に所属し、EMEAのトップシーンで活躍。昨年11月にVITへ加入すると、EMEAリーグではデュエリストでACS219.4、K/D1.07と安定した成績を残していました。
同選手は以前からうつ病を患っており、昨年末には自傷行為に至ってしまい入院していたことを今年2月に公表。しかしその後は特に問題なく過ごせていたように思われ、来たるLCQに向け全力を尽くすとTwitterで表明していました。
同選手の訃報を受け、インド・ニューデリーで行われた南アジア大会「VCL South Asia Split 2」のショーマッチでは、Twisten選手を追悼し、全員がショーティーを購入してファーストラウンドを戦いました。
また、Twisten選手が「VCT LOCK//IN」で単独で始めた「ショーティーキル寄付活動」について、Masters Tokyoなどの国際大会で継続しようとする動きが海外プロ選手・チームに広がっており、「Team Liquid」のSliggy氏やJamppi選手、「M80」CEOのMarco Mereu氏が参加を表明しています。
