
9月30日、中国・上海で開催中の「VALORANT Champions 2026」で、FUT Esportsのyetujey選手が100 Thieves戦後の記者会見で質疑応答への参加を拒否しました。チームは試合中に複数の機材トラブルが発生したと訴えており、xeus選手やVladヘッドコーチも、会見やSNSで運営の対応を批判しています。
FUT Esportsは同日、プレイオフ進出をかけたグループAの勝者側対戦で100 Thievesに0-2で敗北。試合後の会見では、スプリットで発生した不具合についてxeus選手に質問が向けられたところ、yetujey選手が発言を挟み、次のように述べました。
まず、皆さんにお詫びします。皆さんに対して失礼な態度を取りたいわけではありません。ただ、Riot Gamesのことはどうでもいいので、この会見には参加しません。
yetujey選手は会見の場には姿を見せていましたが、この発言後は質問への回答に加わりませんでした。
The initial bug behind the situation 👇 pic.twitter.com/1foCz9DdiS
— Sheep Esports VALORANT (@Sheep_VALORANT) September 30, 2026
問題となった場面の一つは、第1マップ・スプリットの第2ラウンドです。ピストルラウンドを獲得したFUTに対し、100 Thievesはフォースバイでスパイクの設置に成功。FUTがリテイクを試みる中、xeus選手のスペクターが発射できなくなり、同選手は撃ち合いに敗れました。このラウンドは100 Thievesが獲得しています。
xeus選手は当時の状況について、「スペクターを持っていて、弾は30発ありました。あのラウンドは100%自分たちが取れていたはずですが、ロールバックはありませんでした」と説明。クラシックを取り出すことさえできなかったといい、正常に撃てていれば、その後も勢いを維持して3-0とリードできていたはずだと振り返りました。
また、こうした問題は大会の開幕から続いているとし、試されている対処法についても「非常に初歩的なもので、実際には機能していません」と指摘。自身の不具合に加え、sociablEE選手も音声の問題を抱えていると明かしました。
🇹🇷 FUT xeus: "To to start off, these issues have been persisting since the tournament began and they seem to be continuing as well. The solutions that seemingly have been found or have been trying to be found are really elementary solutions, they don't really work.
— VALO2ASIA (@VALO2ASIA) September 30, 2026
The round we… pic.twitter.com/XAcQmy7RNv
Vladヘッドコーチも、会見や自身のXで状況を説明。同氏によると、xeus選手のPCには試合前の機材チェックの段階ですでに問題が見つかっていたとのこと。また、大会前には運営から、今回のような状況ではロールバックを検討できると直接説明を受けていたとしています。
同氏はXで「2対1で、相手のメイン武器の弾が切れていた場面で何が起きたかは、誰もが見ていました。これ以上、何が起きる必要があるのでしょうか」と投稿。会見でも「運営や審判団の判断には、本当に驚いています」と述べ、ラウンドの巻き戻しが行われなかったことを批判しました。
"I'm really amazed by the decision from the admins and referees."
— VALO2ASIA (@VALO2ASIA) September 30, 2026
"Unbearable."
🇹🇷 FUT head coach Vlad speaks out about the technical issues the team faced during today's match against 100 Thieves.
(via @jenopelle of @VLRdotgg @ultorbesports) pic.twitter.com/ZyCgaW7dQP
Vlad氏は自身のXでも、sociablEE選手がスプリットのBラフターにいながらBサイトへのスパイク設置音を聞けなかったことや、照明、PC、マウスの問題を報告。マウスの不具合は解決したと説明された後も毎日起きていると訴え、「この大会のために丸1年努力してきた人たちの頑張りを、あなたたちは無駄にしています」と批判しました。
Yani basın toplantısında olabildiğince durumu anlatmaya çalıştım, konu sadece ikinci round değil ama bu tarz durumlarda rollback olabileceği bize turnuva başlangıcı öncesinde birincil ağızdan anlatıldı. 2v1 ve rakibin ana silahının mermisi bitmişken ne yaşandığını herkes gördü,…
— FUT Vlad (@BerkeKanturk) September 30, 2026
記者会見では、できる限り状況を説明しようとしました。問題は第2ラウンドだけではありませんが、こうした状況ではロールバックが行われる可能性があることは、大会が始まる前に担当者から直接説明を受けていました。
2対1で、相手のメイン武器の弾が切れていた場面で何が起きたかは、誰もが見ていました。これ以上、何が起きる必要があるのでしょうか。
本当に失望しています。第1マップで経験した問題は、これだけではなかったからです。sociablEEは、スプリットのBラフターにいるのに、Bサイトへのスパイク設置音が聞こえないという問題を抱えていました。それでも、抜いて挿し直す以外に、解決に向けた対応は何もありませんでした。
ステージ上のモニターや選手の顔に当たる照明が非常に不快で、JDG戦ではこんなことはなかったと伝えたにもかかわらず、ここ1週間ずっと同じ状態だと言われました。ですが、私たちは同じ席に座っていたんです。それなら、なぜあの試合では何も対応を求めなかったのでしょうか。
PCには問題があります。マウスの不具合も初日から続いていて、解決したと説明されたにもかかわらず、毎日起きています。
この大会のために丸1年努力してきた人たちの頑張りを、あなたたちは無駄にしています。
@BerkeKanturk
選手たちも自身のXで当日の状況に言及しています。KROSTALY選手は、音声の不具合や照明の反射、瞬間的なPCのフリーズなどを報告しています。
Biggest tournament of VALORANT xD
— FUT KROSTALY (@KROSTALY) September 30, 2026
Sadece xeusun pc si değil bizim ses problemlerimize kabloyu tak çıkar çözümü, ışık yansıyıp monitörü göremememize ışıkları kapatamıyoruz demeleri (JDG maçında böyle bi olay yoktu). Anlık pc donmaları yüzünden belki 10 kere öldük yapacak…
VALORANT最大の大会 xD
xeusのPCだけの話じゃない。自分たちの音声トラブルへの対処は「ケーブルを抜いて挿し直して」。照明が反射してモニターが見えないと伝えても、「照明は消せない」と言われる(JDG戦ではこんなことはなかった)。
一瞬のPCフリーズのせいで、たぶん10回くらい倒された。それで「こちらにできることはない」って言われるんだから、笑っちゃうよ。実力でこの舞台まで来たんだから、負ける時も実力で負けるべきでしょ😜😜😜
@KROSTALY
また、xeus選手もマウスや音声の不具合、PCのフリーズを挙げ、「2026年にもなって。大会の運営の仕方を学んでほしいね。ましてや、これほど大きな大会なんだから」と運営を批判。続く投稿では「そちらのPCの問題を指摘したことで処罰するというなら、どうぞ」と述べています。
He bu arada bilgisayarınızdaki sorunu söylediğim için ceza verecekseniz, buyrun.
— x1 (@xeus1tap) September 30, 2026
今大会では開幕から複数の選手がマウスや入力の不具合を訴えており、Riot Gamesは9月27日、デスクに使われた素材の導電性に関する問題を特定し、対策を実施したと発表していました。VALORANT Esportsのグローバルヘッドを務めるLeo Faria氏も、特定の金属部品がマウスの干渉を引き起こしていたと説明し、応急処置に加えてデスクを全面的に作り直していると明かしています。

FUTは今後、グループステージの最終戦でプレイオフ進出を目指します。Vlad氏は会見で100 Thievesを「今大会の優勝候補の一角」と評価した上で、技術的な問題のない環境でプレイオフでのリベンジの機会を得たいと語りました。
以下、試合後の記者会見の質疑応答を翻訳して掲載します。
―― xeus選手に質問です。スプリットで発生した技術的な問題について伺います。マウスの不具合やPCのフリーズについて投稿されていましたが、その場で何が起きたのでしょうか。大会を通じて発生している問題と、プレイへの影響を教えてください。
yetujey: その前に、まず皆さんにお詫びします。皆さんに対して失礼な態度を取りたいわけではありません。ただ、Riot Gamesのことはどうでもいいので、この会見には参加しません。
xeus: まず、こうした問題は大会が始まった時から続いていて、今も起きています。見つかったとされる解決策や、試されている対処法は非常に初歩的なもので、実際には機能していません。
問題が発生したラウンドでは、スペクターを持っていて、弾は30発ありました。あのラウンドは100%自分たちが取れていたはずですが、ロールバックはありませんでした。
自分たちが持っていた武器は、相手を倒して拾ったものでした。もし撃てていれば、その勢いで3-0にできたはずですし、試合の流れという意味でも、かなり有利な状況になっていたと思います。ですが、銃は撃てず、ラウンドの巻き戻しもありませんでした。実質的にそこでプレイが止まってしまい、クラシックを取り出すことさえできませんでした。
このように、技術的な問題がずっと起きています。sociablEEは音声の問題を抱えていますし、私自身も繰り返し不具合に見舞われています。いつか、こうした問題が解決されることを願っています。
Vlad: 補足させてください。試合前の機材チェックの段階で、すでにxeusのPCには問題があると分かっていました。ステージで簡単な確認をした時から、彼はこうした問題を抱えていたんです。彼は最後にステージを離れた選手でもありました。
そして第2ラウンドで、あの出来事が誰もが見ている前で起きました。ちょうど1週間前、まさにこうした状況についての説明会がありました。その場では、プレイヤーにダメージが入っていたとしても、このような状況ならロールバックを検討できると聞いていました。
それが2対1の場面で起きたんです。ロールバックに、これ以上何が必要なのでしょうか。一体、どんな条件がそろえばいいのでしょうか。
彼の銃が一瞬撃てなかったことは、誰の目にも明らかでした。その後ではもう手遅れで、彼は倒されていました。運営や審判団の判断には、本当に驚いています。
音声にも照明にも、多くの問題がありました。運営からは、照明は1週間前から同じ設定だと言われましたが、チームはJDG戦ではこんなことはなかったと伝えています。
6ラウンドほど照明の問題に苦しめられ、スプリットを通じて音声の問題も続いていました。審判から返ってくる対応は「イヤホンを一度抜いて、挿し直してください」というものだけでした。正直、耐え難いことです。
―― スプリットのようにフラストレーションのたまるマップの後、選手たちの集中力をどのように維持したのでしょうか。結果はともかく、ロータスでは内容がかなり良くなっていたように見えました。
Vlad: スプリットではあのような形で負けてしまいましたが、自分たちで試合を崩してしまったとも感じています。ほかにもPCがフリーズしたラウンドがあり、問題は第2ラウンドだけではありませんでした。
その後、チームで話し合い、「起きたことはいったん忘れて、今ある状況を受け入れ、目の前のことに集中しよう」と伝えました。前半で勢いを作れていたので、どのラウンドも非常に重要でした。
後半は残念な結果になりましたが、100 Thievesは強い相手です。今大会の優勝候補の一角だと思っています。技術的な問題のない環境で戦えるなら、プレイオフでリベンジする機会を得られればと思います。
Bambino: 補足すると、自分たちでコントロールできることに集中するしかありません。自分たちではどうにもできないこともあります。
あのマップで起きたことは、もう起きてしまったことです。それが試合の展開に影響した部分もあったと思います。それでも、チームとして気持ちを切り替え、自分たちでコントロールできることに集中し直す必要がありました。
―― コーチ陣に質問です。第1マップの結果と、技術的な問題がチームに与えた影響を踏まえ、その後は選手たちとどのような話をしましたか。第2マップに向けて気持ちを立て直し、より良いプレイをするために、どのような言葉をかけたのでしょうか。
Vlad: 先ほどお答えした通りですが、Bambinoが言ったように、自分たちではコントロールできないことではなく、コントロールできることに集中しました。本当にそれだけです。
気持ちを切り替えて、精神的にリセットし、次のマップについて話し合いました。終わったマップのことは過去のものとして、目の前のことに集中したということです。