
Riot Gamesは9月17日、公式記事「Vanguard: Anti-Boost, Pro-Skill」を公開し、ランクの不正操作を検知する「Anti-Boost」の運用状況や、処分対象となる行為について説明しました。
PSA: Boosting, smurfing, hitchhiking… it’s all cheating.
— Riot Games (@riotgames) September 17, 2026
Vanguard’s boosting detection expanded from @LeagueOfLegends to @VALORANT earlier this summer and bans have been rolling out ever since. 296,416 rent-a-rank customers served and counting. pic.twitter.com/QlLqsi6b9q
同社によると、2025年後半以降、VALORANTとリーグ・オブ・レジェンド(LoL)の2タイトルで、計296,416アカウントに措置を講じたとのこと。記事を執筆したPhillip Koskinas氏はXでも具体的な数値を公表し、VALORANTでは33,083,190 RR、LoLでは105,718,655 LPを取り消したと報告しています。
Anti-Boostは、他人のアカウントを使ったランク上げの代行などを検知するシステムで、LoLでの運用を経てVALORANTにも導入されました。VALORANTでは7月のパッチ13.01に合わせて検知機能の強化が発表され、継続的に処分が行われています。
今回公開されたグラフでは、過去365日間に検知・取り消しが行われたブースティングの件数を、到達ランク別に紹介しています。VALORANTではプラチナが最も多く、ダイヤモンド、ゴールドが続いています。

Riotは、代行を行うプレイヤーや、その代行によってランクを上げたアカウントに加え、同じパーティーで不当な利益を得る「ヒッチハイカー」も処分対象に含めるとしています。違反の内容や繰り返しの状況に応じて、アカウントの停止、RR・MMRをブースティング前の状態に戻す措置、ランク報酬の取り消しなどを実施。悪質な違反を繰り返した場合は、永久停止となる可能性もあるとのことです。
常習的な代行者については、メインアカウントにも段階的な停止措置を科す方針を説明しています。また、スマーフや代行者と繰り返し組んで得た不当なランクは、本人が事情を知らなかった場合でも取り消すとしています。
Riotは、アカウントの停止やランク取り消しの対象となる行為として、以下の例を挙げています。
一方、Riotはすべてのサブアカウントを一律に処分する方針ではないことも説明しています。本人が作成・育成し、他人と共有していないアカウントと、購入・共有されたアカウントを区別しており、Anti-Boostでは主に後者を通じたランク操作を対象にしているとのことです。
公開された内訳のグラフでも、購入されたアカウントを赤、共有されたアカウントを橙、本人が所有するサブアカウントを黄で表示。直近では黄色の割合が過半数を占めており、サブアカウントのすべてが購入・共有されたものではないことが分かります。

ただし、自分で作成したサブアカウントでも、他のプレイヤーのランクを不当に引き上げるための利用は認められないとしています。フレンドと組む前に、そのアカウントを自身の実力に見合ったランクまで上げるよう勧めています。
なお、VALORANTの開発チームは、通常のプレイでフレンドと5人パーティーを組むことや、初心者にゲームを教えることは問題ないと説明しています。好成績が続くことや、試合ごとに成績が大きく変わることも、それ自体を違反とは扱わず、繰り返される行動のパターンや十分な証拠を確認したうえで処分を行うとのことです。
Riotは今後、ランクの取り消し措置をさらに強化する方針です。また、アカウントの停止だけでは対策として十分ではないとして、多要素認証(MFA)やTPM 2.0に関する要件の整備も進めるとしています。適用時期や対象ランクについては、今後あらためて案内するとのことです。