8月20日、「VCT 2026 Pacific Stage 2」プレイインDay6が行われ、Detonation FocusMeがQT DIG∞に2-1で勝利しました。試合終了後、QTDのKippei選手とRelifeコーチが記者会見で試合を振り返りました。




── まずは、本日の試合を振り返っての感想をお願いします。
Relife:ロータスのカムバックは見ていて楽しかったです。ただ、最後のブリーズに関しては、自分たちが現状抱えている問題が出てしまって、そのまま負けてしまったという感じです。
Kippei:僕も基本的には同じですね。ロータスのカムバックはプレーしていてすごく楽しかったですし、見ている側としても面白い試合だったと思います。
ただ、3マップ目は少しチョークしてしまったかなと思います。7-3か7-4くらいでリードしていたところから、そこから1ラウンドも取れなかったので、かなり苦しかったです。
── ロータスでは見事な逆転勝利を収めましたが、ブリーズではサイファーを採用したCaedye選手に苦しめられていた印象があります。DFM戦で想定通りだった部分と、想定外だった部分を教えてください。
Relife:基本的には想定通りだったと思っています。1マップ目でうまくいかなかったことも、3マップ目のアタックでうまくいかず、その問題を解決できなかったことも、ある意味では練習通りだったのかなと思っています。
なので、「これは想定外だった」ということはそこまでありませんでした。サイファー構成についても、自分たちが使っていて強い構成だということは分かっていたので、「来るかもしれない」とは思っていました。
── 今シーズンのQTDはSplit 1でベスト4、Split 2のMain Stageで2位、Season Finalsで優勝と、年間を通してステップアップしてきました。今シーズンのチームに点数をつけるとしたら何点でしょうか。また、その理由を教えてください。
Relife:僕は85点くらいつけたいと思います。
これまでもずっと頑張って、ベスト4や3位くらいまでは行けていましたが、優勝や決勝まではなかなかたどり着けませんでした。その中で、今回は決勝まで進んで、みんなが成長したうえで優勝までたどり着くことができたので、それは本当に素晴らしいことだったと思っています。

ただ、残りの15点については、日本で優勝するという目標は明確に掲げていて、みんなも明確に目標が見えていたかなと思うのですが、「Pacificで勝って、プレイオフに行って、Championsまで行く」というところは、目標が大きすぎて正確に捉えきれていなかったのかなと思っています。どちらかというと、日本の決勝戦のほうがみんなのエネルギーはもっと出ていたと感じていました。
今年は日本一になることができたので、次はちゃんとアジアでも通用するチームになるために、心構えやマインドセットを変えていかないといけないと思っています。そこが足りなかった15点です。
── ロータスの9-11の場面では、Meiy選手がCメインで4キルを獲得するヒーロープレーを見せましたが、次のラウンドではKippei選手がマルチキルを取り、DFMに流れを渡しませんでした。最後の2v2でCメインに当たりにいった際、どのような判断をしていたのでしょうか。また、キルを取ったときはどのような感情でしたか?
Kippei:ドア開けられたやつですよね。もう中に入ってしまって、逃げられないポジションだったんですよね。たぶんTPもなかったんですよ。
オフラインなので普段のオンライン環境よりPingもかなり低いですし、それを活かして「もう置いて、全員倒したろう」みたいな感じでやったら、マルチキルを取ることができました。
そのときは、ほっとしましたね。「これで終われなくてよかった」と思いました(笑)

── 今回のPacificではFULL SENSEとDFMから、それぞれ少なくとも1マップを奪うことができました。この経験を通じて、今後のキャリアに活かせそうなことはありましたか?
Kippei:Tier1のステージで海外のチームと戦えたことは、大きな経験になったと思います。
自分の強みが通用することもすごく実感できました。ただ、それと同時に「ここはあまり良くないな」という部分や、自分の読みの甘さも結構見えたと思います。そこを活かして、来年また頑張っていきたいです。
── Relifeコーチは以前、今年一番成長した選手としてKippei選手の名前を挙げていました。シーズンを終えた今、ご自身ではこの1年間で最も変わったと感じる部分はどこでしょうか?
Kippei:Relifeさんはそのとき、コミュニケーションの部分を挙げていたと思います。それももちろん、めちゃくちゃ成長したなと思っています。
去年までも自分の強み自体は出せていたのですが、それをうまく見せられていない感じがありました。スタッツを見ても、「別にそこまで振るっていないな」という印象だったと思います。要所要所では強いけど、そんなに振るっていないなみたいな印象が多かったと思います。
今年に入ってからは、自分のプレースタイルや、自分に合ったプレーを見つけることができて、かなり自分の強みを活かせるようになったと思っています。
── 今のKippei選手の話を聞いて、Relifeコーチはいかがでしょうか?
Relife:僕的にはプレースタイルについてはもちろんそうだと思うのですが、どちらかというと、味方を使ってプレーする部分だったり、味方を引っ張るプレーやコールができるようになったところが、個人的にはすごく伸びた部分だと思って見ていました。
── 来シーズンから競技フォーマットが変わり、よりオープンな形式で国内代表を決め、国際大会を目指す形になります。来シーズンに向けて、それぞれ前向きなメッセージをお願いします。
Kippei:次のシーズンは、もっと「アンダードッグストーリー」のようなものが増えると思っています。
あまり名前の知られていないチームや選手が強いチームを倒すようなストーリーが、トーナメント形式になることで増えると思います。
僕たちもしっかりそういったチームに負けないようにして、このPacificのステージに出た経験を活かして、来年のCupsでもしっかり頑張って国際大会に出場していきたいです。

Relife:僕はもともと、公式大会はかなりオープンな形で開催するべきだと思っていたので、予選がよりオープンになることはすごくポジティブに捉えています。
Kippeiが話してくれたように、下から上がってくるチームのストーリーはすごく面白いと思います。
あとは純粋に大会数も増えるという話なので、練習スケジュールをどうしようかなとか、実際にどういうスケジュールになるのかなという部分はまだ分からないですが、楽しみに待っています。
── 最後に、今シーズンを通して応援してくれたファンの皆さんへメッセージをお願いします。
Relife:約半年間、Split 1からずっと応援していただき、ありがとうございました。みんなの応援があったからこそ、ここまで来ることができたと思っています。
勝って、勝って、たくさん勝って日本一になることができて、それに伴って応援の声もさらに大きくなって、本当に嬉しい1年だったと思います。
また来年も、このまま応援していただけると嬉しいです。ありがとうございました。