【前編】「Sentinels」の新コーチSyykoNTが海外のインタビューに応じる「Marvedとの交渉」「Sacy・pANcada加入の経緯」「理想を言えばCryoを残したかった」など
来シーズンからのAmericasリーグ入りが決定している「Sentinels」の新ヘッドコーチ、SyykoNT氏がWyatt River氏のインタビューに応じ、新ロスター決定の経緯・今シーズンのXSETについてなどの質問に答えました。非常に長いインタビューとなっているため、本稿では新チームに関する部分の要約のみを行います。同氏がコーチを務めていた2022シーズンのXSETについても触れられていますので、詳細については動画の視聴をお勧めします。
なお、現在のSentinelsのロスターは以下のようになっています。
- 🇨🇦 TenZ
- 🇺🇸 zekken
- 🇬🇧 dephh
- 🇧🇷 Sacy
- 🇧🇷 pANcada
- 🇺🇸 SyykoNT (Head Coach)
- 🇺🇸 kaplan (Coach)
- 🇬🇧 DrewSpark (Analyst)
Sentinelsの新ロスターについて
Wyatt River:Sentinelsの新ロスターは、かなり…クレイジーなように見えます (笑) 。いったいどのようにしてこのアイデアが生まれたのでしょうか?
SyykoNT:大量の選手リストと、様々なロスターの組み合わせを検討しました。Sentinelsは彼らの考えるリストを持っていて、そこには私ともう一人の選手※が含まれていました。そこで、自分の好きなチームを作ればいいじゃないか、となったんです。
※おそらくzekken選手のこと
まず最初にkaplanをアシスタントコーチとして迎え入れました。その次がRory※でした。私たち3人の座談会のような形で、みんなでアイデアを出し合いました。
※dephh選手の本名
名前の挙がった様々な選手に声をかけましたが、私たちが最も必要としていたのはサポートプレイヤー、特にMarvedのようにチームを牽引できるコントローラーです。しかし彼はプレイすることを望みませんでした。彼は休養を取ろうとしていて、選手にハングリーさを求め、いざという時には出場する可能性もあるコーチとしては、あまり魅力的に映りませんでした。
pANcadaは私にとって興味深い選択肢でした。LOUDが解散するとの話を人づてに聞き、その3時間後にはSacyとpANcadaにDMを送ってやりとりを始めました。そうしたら向こうも興味を持ってくれて、一気に話が進みました。
Wyatt River:その時点では、既にdephh選手とzekken選手がメンバーに含まれていたんですね?
SyykoNT:そうです。Sacy・pANcadaは後から合流する形になりました。
Sacy・pANcada両選手が加入した理由
Wyatt River:それならば納得がいきます。ではSacy選手・pANcada選手にとってSentinelsはどのように魅力的だったのでしょうか?世界王者の地位を得たばかりのLOUDを離れ、ブラジルではない場所で新たなプロジェクトに参加することになりますが?
SyykoNT:それは難しい質問ですね。以前の待遇に対する不満もあるでしょうから、私にはあまり多くを語ることができません。考えられるのは、彼らはどちらにしろロサンゼルス※に行く必要があるということです。ブラジルに残るか、アメリカに住んでアメリカのチームに所属するかという違いではないので、彼らにとっていいオファーだったということなのでしょう。
※Americasリーグの開催地
彼らは深い絆で結ばれていますし、SacyとSaadhakは長い間一緒にやってきた※ので、新しいことに挑戦する準備ができていたのだと思います。
※Sacy・Saadhakの両選手はTeam Vikings時代からのチームメート
Wyatt River:皆さんは同じサーバーに入ることができたのでしょうか?それともアイデアだけで選手を決定しましたか?
SyykoNT:ロスターが固まった今は特にスクリムを行いたいんですが、Tyson※はサンパウロに190ping、Sacyはテキサスまで150-160pingなので、ほとんど何もできません。なので、ロスターは100%スカウトで決定しました。役割とニーズのあるところを組み合わせていったんです。
※TenZ選手の本名
daprを残す案が実現しなかった理由
Wyatt River:Sentinelsの元々のロスターから残ったのはTenZ選手のみでしたが、他に選手を残す予定はありましたか?
SyykoNT:daprを残すという考えがありました。それはチームから提案されたもので、私も素晴らしい案だと思っていました。チェンバーの弱体化がこの先訪れて…正直本当にチェンバーをナーフしてほしいんですが (笑) 、そうなれば彼のようなプレイヤー※の株は大きく上がるでしょう。
※dapr選手は以前、サイファーやキルジョイを多く使用していた
彼が本来のロールに戻るその時までイニシエーターを使用することは私にとって魅力的な案だったのですが、Sacy・pANcadaのデュオが加入することになって流れてしまいました。というのも、pANcadaの英語力は十分で、選手間でコミュニケーションを取り、練習に参加してジョークを飛ばすことも可能ですが、Sacyほど話せるわけではないので、2人が必要でした。
Sacyは初期段階において仲介役というか、通訳のような役割を担ってくれます。言うまでもなく彼は驚異的なプレイヤーで、イニシエーターの役割ではdaprを少し上回り、dephhはセンチネルのロールに回ることもできます。
Wyatt River:確かに。たくさんの選択肢があったのにも関わらず、SacyやpANcadaという優れた人材が手に入ればすべてに勝ってしまうということはありそうですね。
スナイパーの獲得について
Wyatt River:しかし、TenZを残すことは私にとってこのプロジェクトへの大きな疑問点です。「なぜ彼を残したのか分からない」という意味ではありません。彼はこのチームにとって、計算できない存在のように思います。彼とSentinelsが今年見せたのは、まさに…”カオス”というべきものでした。だから、彼が現在どのくらいの位置にいるのか、能力を正確に判断することは不可能だと思います。
彼はこのチームの劣ったメンタリティーやシステムの犠牲者だったのか、それとも今年のロスターで成功するために十分なことをしていないのか。そんなことを考えることになりますが、なぜ彼を残すことにしたのでしょうか?その決断を後押ししたものは何ですか?
SyykoNT:それに関してはいくつかの理由があります。まず最初に、求めていたのは技術的に素晴らしい才能を持ったメインスナイパーです。それこそardiisやCryo、Derkeのようなトップスナイパーと競えるような、本当に一握りの人数しかいないような選手を希望していました。
理想を言えば、Cryoを残したかったです。当初の計画では、XSETのプレイヤーを多く残すつもりでした。私は彼のことをよく知っています。彼がどれだけコーチングが上手いかも、どれだけ才能があるかも、長所や短所もです。そのような距離の近さに加え、彼は間違いなく世界トッププレイヤーの一人です。彼を引き留めたかったですが、その扉は閉ざされました。※
※Cryocells選手は早い段階で100 Thievesに加入
yayとも少し話をしました。しかし結局彼はCloud9から驚異的な額のオファーを受けて、それを断ることができませんでした。他の選手とも話をしています。ardiisやSayfなどとも連絡は取りました。もちろん興味はありましたが、世界に5人とか8人しかいないようなスナイパーを獲得するのは、高額な移籍金が必要です。
コメント
コメント一覧 (8件)
結局TenZは消極的理由で残っただけか。
後半も同時に公開されてるんだから読んでからコメントしなよ
君みたいな脳死プレイヤーじゃvalorant面白くなさそう
君みたいな脳死煽りプレイヤーとプレイするvalorant面白くなさそう
ワロタンコナスビンビンブシャァ
cryo, yay, ardiis, Sayfと交渉している時点で優先度はそいつら以下って事だから。
頭悪いから理解できないか。
新規加入交渉より残留交渉の方が優先度低いのは当然だろ
実力の問題じゃない
そもそもvalorantは見るのか面白いのであって、面白いゲームではないので仕方ない
Sacyバケモンで草