「フェイドは『LoL』のカミール、『メタルギアソリッド 5』のD-Dogからインスピレーションを得た」フェイドのデザイナーが開発秘話を語る
VALORANTの新シーズン「エピソード4 Act III」が4月28日より開幕。今回のActでは、ソーヴァのライバルとなることを目指して開発されたトルコ出身のイニシエーター新エージェント「フェイド」をはじめとしたさまざまな新要素が登場。前回のネオン以来、約4ヶ月ぶりとなる新エージェントの登場に大きな注目が集まっています。
Riot Gamesより配信されたプレスリリースでは、フェイドのデザインを務めたNicholas Smith氏のコメントが掲載されており、同氏がフェイドをデザインする際に目標としたことやコンセプトなどの開発エピソードが明かされています。
ライアットゲームズ、タクティカルFPS「VALORANT」エピソード4 ActⅢが本日4月28日よりスタート!新エージェント「フェイド」が登場
Riot Games, Inc.(米国)の日本法人である合同会社ライアットゲームズ(港区六本木、社長/CEO:藤本 恭史)は、タクティカルFPS「VALORANT(ヴァロラント)」において、エピソード4 Act IIIを本日4月28日より開始したことをお知らせします。また、エピソード4 Act IIIより、リコン最強のエージェントであるソーヴァのライバルとなることを目指して開発された新エージェント「フェイド」が登場いたします。
【 フェイド 新エージェントトレーラー 】
新エージェント 「フェイド」
トルコ出身の賞金稼ぎであるフェイドは、むき出しの悪夢の力を解き放ち、敵の秘密を掴む。恐怖そのものと同調している彼女は、追い詰めたターゲットの心の奥底にある恐怖を掘り起こし、そして闇に葬る。
新エージェント「フェイド」のアビリティー
(E)ホウント
生ける悪夢を呼び出す。「発射」により、一定時間経過すると地面に落下するオーブを放つ。地面に当たるとオーブは実体化した悪夢へと姿を変え、視界に入った敵の位置を特定する。敵はこの悪夢を破壊することができる。アビリティーを「再使用」すると、放ったオーブを早く落下させることができる。
(Q)シーズ
悪夢の闇のオーブを構える。「発射」により、一定時間経過すると地面に落下するオーブを放つ。地面に当たると闇が爆発してゾーンができる。ゾーンにとらわれた敵は、通常の手段ではそこから脱出することはできない。アビリティーを「再使用」すると、放ったオーブを早く落下させることができる。
(C)プラウラー
プラウラーを呼び出す。「発射」で前方へまっすぐ進むプラウラーを送りだす。プラウラーは前方視界に入ったすべての敵や痕跡(トレイル)をロックオンし、追いついた相手に視界悪化効果を与える。「発射長押し」で、プラウラーをクロスヘアの方へ方向転換させる。
(X)ナイトフォール
恐怖の力を構える。「発射」で悪夢エネルギーの波を放つ。この波は壁を貫通する。悪夢エネルギーは敵の位置への痕跡を残し、敵の聴覚を奪って「衰弱」効果を与える。
エージェント「フェイド」デザイナー Nicholas Smith コメント
Q. フェイドをデザインする際に目標としたことは何ですか?
A. 今回の意図は、ソーヴァに対して異なる戦闘スタイルを持つライバルを制作することでした。フェイドはリコンを個人レベルで行い、局地的に強力な効果を発揮します(ソーヴァのようなマップ全体に及ぶポテンシャルはありません)。私たちはプレイヤーとアクションの距離を近付け、戦いを常に体感できるようにしたいと考えました。つまり、遠隔操作を行うユーティリティーや、状態を変化させて戦うスタイル(例:ドローン、ウルフ、アストラルフォーム)はなしということです。その他にも、ラインナップにさほど依存しないリコンキャラクターにデザインすることも必要だと考えました。
Q. フェイドをデザインするにあたって、何からインスピレーションを得ましたか?また、フェイドで伝えたい重要なコンセプトは何ですか?
A. アビリティーの観点では、「シーズ(Q)」は『リーグ・オブ・レジェンド』のカミールのアルティメット、そしてフェイドの開発名「バウンティハンター(賞金稼ぎ)」からインスピレーションを得ました。「シーズ」は獲物を追いつめ、逃げられないように捕まえるときの、いわば投げ縄のようなアビリティーです。これは様々な方法で使用できると思いますが、トレイル(痕跡)を作り出し、逃げた敵の後を追って捕まえるのが理想的なプレイでしょう。
多くの作品で、賞金稼ぎは動物の仲間を連れています。「トレイルを追う」というのがフェイドの重要な要素ですが、トレイルのみでは角の向こうに潜む敵には対処できません。ゆえに、フェイドに代わって角の先をクリアリングしてくれるユーティリティーが必要だと考えました。「プラウラー」は、プレイヤーがトレイルを追う際の狩りの相棒、というアイデアから誕生したのです。最初のインスピレーションの大部分は、ゲーム『メタルギアソリッド 5』でプレイヤーと共に行動する犬のキャラクター「D-Dog」から得ました。
Q. フェイドをデザインした際の、予期せぬ課題や特筆すべきエピソードはありますか?
A. トレイルが他のアビリティーとどのように連携するのか、というのが難しい課題でした。敵がアビリティーまたはマップ「バインド」のテレポーターを使ってテレポートする場合はどうするか?実際どのようにトレイルが目標に到達するのか(フェイドから開始するという案もありましたが、それでは敵に情報を与えすぎると考えました)、5人全員がトレイルでマークされている場合の視覚的ノイズがどれほどのものになるのか、画面に表示が多い場合いかに読みやすくするか…などが課題でした。
そのほかの新要素については、VALORANT公式サイトよりご確認ください。
・VALORANT EPISODE 4 ACT IIIの新要素
https://playvalorant.com/ja-jp/news/announcements/what-s-new-in-valorant-episode-4-act-iii/
関連リンク:
VALORANT公式サイト: https://playvalorant.com/ja-jp/
VALORANT公式Twitter: https://twitter.com/VALORANTjp
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ヘクステック・アルティメイタムとかいう声に出したいカミールult