4年目を迎える「VALORANT Champions」、皆勤を続ける3チーム / 5選手は？

「VALORANT Champions 2024」に出場する16チームが出揃い、いよいよ8月1日から決戦の火蓋が切って落とされます。

今年で4年目を迎える同大会ですが、これまで連続出場を果たしているのは3チーム / 5選手と非常に少なくなっています。日々メタが移り変わり、新たなスターも登場するなかで生き残り続けているのはいったい誰なのでしょうか。全て正解することができれば、かなりの競技シーン通といえるでしょう。

DRX（Vision Strikers）

まず1チーム目はアジアの雄、DRXです。正確に言えば2021年は「Vision Strikers」として出場していますが、同チームは2022年1月にDRXへ買収されたということで、連続出場としてカウントしています。

長く同じロスターを保持し続けてきた同チームですが、2021年から残っているのはついにBuZz / MaKoの2選手となりました。ただtermi / Argency / glowの3コーチが残り続けているというのは、他にない特徴と言えるでしょう。

アジア勢初の優勝こそ「Gen.G」に譲りましたが、地元開催のChampionsでの王者はやはり意識しているでしょう。2022年の3位を超えることはできるでしょうか。

FNATIC

続いてはEMEAの覇者、FNATICです。2004年設立という長い歴史を持ち、最近では世界各地にチームを持つなど、幅広く展開しています。

こちらはIGLのBoaster選手、デュエリストのDerke選手、コーチのmini氏というコアを長く維持してきました。毎大会のように高く評価されながら本番で振るわない日々もありましたが、Alfajer / Chronicle / Leo選手を加えた2023年は「LOCK//IN São Paulo」「Masters Tokyo」優勝と、まさに輝かしい結果を残しています。

今シーズンは「Masters Shanghai」でシードを得てプレイオフから出場するも未勝利で敗退、Leo選手が休養を取るなど苦しんだ同チームですが、新加入のhiro選手が大活躍を見せ、ロール変更も成功させるなど見事に復活。Champions優勝という最大の目標に向け、有力候補の一角と言えるでしょう。

KRÜ Esports

最後の1チームは南米の強豪、KRÜです。2021年は低い前評判ながらベスト4に入り、「Gambit Esports」相手に熱戦を繰り広げるなど、南米勢の強さを見せつけました。

そのチームを4年間デュエリストとして牽引してきたのが、keznit選手です。一時期「Leviatán」へ移った時期もありましたが、KRÜの活躍の中心に常に居続けています。今シーズンはKlaus選手が途中からサブに回り、2021年から残る唯一のプレイヤーとなりましたが、まだまだ大暴れを見せるでしょう。

KRÜの凄さは、毎年Championsに合わせてくる点でしょう。特に昨年はレギュラーシーズン9戦全敗からLCQ5連勝で奇跡の復活を遂げ、今年も負けたら終わりの一戦でC9 / 100Tを下し、しぶとく出場を決めてきました。昨年のChampionsは２連敗で姿を消しただけに、今年は大舞台で存在感を見せたいところです。