【Masters Tokyo】Paper RexがNRGに2-1で勝利、Evil Geniusesと決勝進出をかけ対決へ

6月21日、VALORANT国際大会「VCT 2023 Masters Tokyo」Day10が行われました。PACIFIC「Paper Rex」がAMERICAS「NRG」に2-1で勝利し、ローワーブラケットファイナルへ進出を決めました。

PACIFIC王者であるPaper RexとAMERICAS2位のNRGの対戦となったローワー準決勝。第1マップのパールと第3マップのバインドで接戦をものにしたPaper RexがNRGを破りローワー決勝へ進出しました。

敗れたNRGは大会ベスト4で敗退が決定。勝利したPaper Rexは6月24日12時からEvil Geniusesと対戦します。Fnaticの待つグランドファイナルへ進出するチームはどちらになるでしょうか。

Paper Rex vs NRG / 2-1 PRX WIN

第1マップはパール。PRXはJingggをフェニックス、f0rsakeNをジェットとしたデュエリスト構成を採用します。前半防衛側のNRGはBサイトの防衛に成功し、6-3のリードを得ます。PRXもf0rsakeNのブレイドストームでBサイトをこじ開けラウンドを取得し、7-5のNRGリードで折り返しとなります。

後半はピストルラウンドをNRGが取得するものの、前目のエリア取りでNRGを抑えたPRXが4ラウンド連取に成功。NRGもBサイトへの設置を通すと、PRXはf0rsakeNのオペレーターで返し11-11の接戦に。NRGが先にマッチポイントに到達するも、d4v4iの3キルで試合はオーバータイムに突入します。

再びd4v4iの3キルでPRXがリードするものの、ardiisがAサイトへのエントリーを成功させてNRGも13本目を取得します。続くラウンドではスパイク設置まで時間がなくなったcgrsがs0mを時間ギリギリで倒してPRXが取得すると、Aサイトをパーフェクトで守ったPRXが2ラウンド連取に成功、第1マップを15-13で制しました。

第2マップのロータスは前半戦NRGが圧倒します。Cサイトへの攻めを何度も通し、FNSのラークも機能したNRGがラウンドを取得し続け、PRXはf0rsakeNのACE含む2ラウンドのみで前半を終えます。

後半、ピストルラウンドを取得したNRGがリードを広げますが、PRXも第2ラウンドでスリフティーに成功、4ラウンド連取します。しかし、Aサイトのリテイク、Victorの3キルでNRGが第2マップを取得し、勝負の行方は第3マップへ持ち越されることとなりました。

第3マップのバインドでは、NRGがardiisをチェンバーとした構成であるのに対し、PRXはゲッコーとハーバー・ブリムストーンのダブルコントローラー構成を採用しました。

前半戦はピストルラウンドをPRXが取得するものの、第2ラウンドをNRGがスリフティー。PRXはf0rsakeNのACEでラウンドを返し、お互いリードを作れないまま試合が進みます。しかし、s0mの1vs1、crashiesの3キルなどで3ラウンド連取に成功したNRGが7-5のリードを得ます。

後半はNRGがピストルを取得しPRXがスリフティーに成功するという前半と対照的な展開に。ゲッコーのウィングマンを活かし、人数をかけて戦うことが出来たPRXが4ラウンド連取に成功、逆転し11-9のリードを得ます。NRGもFNSの3連続キルでラウンドを返すものの、最後はPRXがAサイトを攻略し13本目に到達、13-11でPRXがローワー決勝へ進出しました。

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