【Masters Tokyo】NRGがTeam Liquidに2-1で勝利、ベスト4に進出

6月20日、VALORANT国際大会「VCT 2023 Masters Tokyo」Day9が行われました。AMERICAS「NRG」がEMEA「Team Liquid」を2-1で破り、大会ベスト4進出を決めました。敗れたTeam Liquidは敗退が決定しています。

EMEA1位のTeam LiquidとAMERICAS2位のNRGの対戦。負ければ敗退のローワーブラケットで人気チーム同士の対戦カードが実現しました。3マップにもつれる熱戦となったものの、第3マップのスプリットで高い完成度を見せたNRGがTeam Liquidを下し、大会ベスト4となりました。

勝利したNRGはローワーブラケット準決勝へ進出、6月21日15時からPaper Rexと対戦します。

Team Liquid vs NRG / 2-1 NRG WIN

NAとEMEAの人気チーム同士の対戦となったTL vs NRG。第1マップのヘイヴン、前半戦は防衛側のTLがSayfのオペレーター、nAtsのマルチキルでNRGを抑えます。さらにTLはダブルオペレーターの採用でロングを抑えてアドバンテージを握り、8-4のTLリードで前半を終えます。

後半のピストルラウンドはTLが取得しリードを広げます。さらに、nAtsの4連続kill、トリプルキルでTLがマッチポイントに到達します。

しかしここから追い上げを見せたのがNRG。TLの攻めに対して早めの取り返しでラウンドを積み重ね、ラークを潰したNRGが同点に追いつき、試合はオーバータイムに突入します。オーバータイムでは、FNSの人数不利を覆す3キルに加え、ardiisがnAtsとの1vs1を制しNRGが7ラウンド連取に成功。逆転でヘイヴンを取得しました。

第2マップはアセント。FNSキルジョイ、nAtsサイファーという異なるセンチネルを採用した構成での対決となりました。前半戦はNRGがピストルラウンドを取得するものの、soulcasの4キル、nAtsのラークによってTLがラウンドの連取に成功します。Bサイトへの攻めを通すことに成功したTLが7-5のリードを得て前半戦が終了します。

後半戦のピストルラウンドはTLが取得し、さらにnAtsの2キルで武器不利のラウンドを同チームが取得します。Sayfがサイト内で相手の虚を突くプレイや、フロム・ザ・シャドウズでのスパイク回収を阻止したTLが13本目に到達、13-8で試合を第3マップへ持ち込みます。

勝負の第3マップはスプリット。前半戦は防衛側がTL、攻撃側がNRGのスタートとなります。TLはジェットであるSayfのオペレーターを中心に守りを展開するものの、NRGは徹底的にオペレーターを避ける動きでラウンドを連取します。フェイクでTLの動きを手玉に取ったNRGが8-4のリードを得て前半が終了します。

後半戦、NRGがピストルラウンドを取得すると、ardiisのジャッジが機能しさらにリードを広げます。FNSのトリプルキルによってNRGがマッチポイントに到達し、最後はミッドを殲滅した同チームがTLに勝利。ローワーブラケット準決勝へ進出しました。

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