北米リーグ3連敗と苦境のDisguised、オーナーがTwitterでチームの状況を語る「FPS競技経験のない私が、若い選手の生活に関わる選択を迫られるのはとても恐ろしい」

日本時間5月4日の早朝に行われた「Challengers North America」のTurtle Troop戦に1-2で敗れ、グループステージ3連敗となった「Disguised」。yay選手の加入で注目を集めた同チームですが、プレイオフ進出の可能性が非常に薄くなった状況について、オーナーを務める人気ストリーマー・DisguisedToast氏がファンに向け謝罪しました。

最近の私たちのパフォーマンスについて、DSGファンの皆さんには申し訳なく思っています。

esportsシーンへの参入は、間違いなく私のキャリアの中で最も挑戦的なものの一つです。

私は自分のコンテンツに自信を持ってきましたが、久しぶりに自分の判断に疑問を持つようになりました。

チームに関する全ての決定は、最終的に私が承認しなければなりません。しかし、それは恐ろしいことです。FPSの競技経験を持たない私が、自分の夢を追いかけ、生計を立てようとする若い選手の生活に対する選択をする必要があるのですから。

負けというのは非常につらいものです。しかし、DSGとしての負けはさらに嫌な気持ちにさせられます。リーグの開幕前は私たちに大きな期待が寄せられていたにも関わらず、1度も勝てていないからです。負けるたびに、ストレスとプレッシャーが選手たちに蓄積されていきます。

彼らはみな、敗北の後にパフォーマンスについて謝罪するメッセージを私に送ってきます。そんな彼らの姿を見るのは、非常につらいものがあります。

彼らはそれぞれ全力を尽くしており、それは人が他者に対して求められる最大限のものです。

私はこの宇宙に入ったことを後悔していません。この短期間で成し遂げてきたことをとても誇りに思うと同時に、将来にも期待しています。

私のようなチームオーナーが、このように困難な状況を公に語ることが適切かどうかは分かりません。しかし、私がきっかけでDSGを応援するようになった人も多いでしょうし、私の宇宙への旅路を見せたかったのです。勝っているときに喜ぶのは簡単ですが、どん底の時を見せるのもまた重要だと思っています。

これからも全員で頑張っていきます。そしていつの日か、皆さんに誇りに思ってもらえるような存在になりたいと願っています。

@DisgiusedToast

コンテンツクリエイターとして長年活動を続け、今シーズンからeスポーツチームを立ち上げたDisguisedToast氏。オーナーとしての苦悩を赤裸々に語ったこのツイートは多くの共感を呼び、記事執筆時点で2.6万件のいいねが寄せられています。

さらに、選手からもオーナーの投稿に対する反応が相次いでいます。

私も同様に、DSGのファンに対して申し訳なく思っています。

toastは素晴らしく、私が見てきたなかで最も選手のことを気にかけているオーナーです。誰かが成功に値するとすれば、それは彼でしょう。

ゲームを早く締める、もしくは可能性を繋ぐことのできる重要なショットをいくつか外してしまったことを、申し訳なく思っています。toastは勝利に値する存在です。次の試合に向け、ベストの状態になれるよう全力を尽くします。

@yay

eスポーツというものは、良い状態は非常に良く、悪い状態はとことん悪いものです。

この業界に15年いる身として、少なくとも1度はすべてを経験する必要があると思っています。今この状態は最悪ですが、準備ができていない状態で最高の状態になるよりも、今これに耐えて強くなるほうが遥かに良いです。

耐えることを知っているものが勝利します。

@JoshNissan

最高のボス♡

あなたが会うことのできる、最も思いやりがある素晴らしい人物の一人です。最近のパフォーマンスについて、ファンの皆さんに申し訳なく思っていますが、私たちは問題をすべて解決し、能力を最大限発揮することを約束します。私個人としてはSplit1の結果が厳しく精彩を欠いてしまい、プレイヤーとして大きな自信喪失に陥っています。そんな私にToastはしっかりと向き合い、じっくりと話し合ってくれて、応援し続けてくれたことが自信に繋がっています<3

@clearfps

現在NAリーグのグループAで最下位となっており、M80 / TSM という強豪チームに勝利したうえで他チームの結果待ちという非常に厳しい状況のDSG。ここ2試合はエースのyay選手が復調の気配を見せているだけに、奇跡の逆転はなるでしょうか。